泰白紀星(たいはくきせい)は、北宸(ホクシン)への援軍派遣は天界のバランスを崩すとして、天帝(てんてい)に厳命を下し、介入を禁止しました。天帝(てんてい)は九天門軍の撤退を余儀なくされ、磐石(バンジャク)は諾伽(だくが)の誠意を示すために宝塔を預けることで顧敬(グー・ジン)の解放を約束しました。

磐石(バンジャク)は楊嵐(ヨウラン)と風鈴(フウレイ)の脱出を計画しますが、楊嵐(ヨウラン)は磐石(バンジャク)と共にいたいと拒否します。風鈴(フウレイ)は鴻蒙心魔(コウモンシンマ)に助けを求め、鴻蒙心魔(コウモンシンマ)は天帝(てんてい)に陳情することを約束します。

無極殿に戻った鴻蒙心魔(コウモンシンマ)は、天道石が修復されていることに喜びを感じます。一方、鬼頭虫は天兵の包囲を突破し、磐石(バンジャク)と激戦を繰り広げます。磐石(バンジャク)は北宸(ホクシン)に祁來山への転向を勧めますが、北宸(ホクシン)は忠誠を貫き、激闘の末に鬼頭虫に救出されます。

天河水軍の攻勢に苦戦する祁來山ですが、磐石(バンジャク)が悟定真人(ウーディンチェンレン)が作った火砲を披露し、戦局を逆転させます。北宸(ホクシン)は天輔部隊を地上に転攻させ、火砲の出自を見破り、決戦を挑みます。副将たちは装備の強化を主張しますが、北宸(ホクシン)は三界の安寧のために戦うことを決意します。

九天門軍に戻った顧敬(グー・ジン)は、北宸(ホクシン)の説得により出兵を決意しますが、泰白紀星(たいはくきせい)は瘟水認罪状の署名を条件として提示します。軍は仮発しますが、顧敬(グー・ジン)は再び天帝(てんてい)に増援を奏請します。しかし、福星らの妨害により、北宸は捕縛されそうになります。その瞬間、鴻蒙心魔(コウモンシンマ)が現れ、事態は急変します。

天河軍は再び祁來山を攻め、地下城は崩壊します。風鈴(フウレイ)と悟定真人(ウーディンチェンレン)は姚聴心と共に脱出しますが、楊嵐(ヨウラン)は磐石に救われ、生死を共にすることを誓います。祁來山での戦いは、妖と仙の戦いだけでなく、信念と忠誠のぶつかり合いとなり、未来を左右する重要な局面を迎えます。

第30話の感想

第30話は、物語が大きく動き出す重要なエピソードでした。泰白紀星(たいはくきせい)の策略により、天界は北宸への介入を禁止し、祁來山との戦いは新たな局面を迎えます。

磐石は、悟定真人(ウーディンチェンレン)が作った火砲を駆使して天河水軍を撃退し、祁來山の命運を左右する戦いを繰り広げます。一方、顧敬(グー・ジン)は北宸の説得を受けて出兵を決意しますが、泰白紀星(たいはくきせい)の策略により窮地に追い込まれます。

つづく