傀儡穀の険しい山々には、崖っぷちに生い茂る狼牙草という珍しい薬草があります。勇敢な風鈴(フウレイ)は、命を顧みずに危険な崖を登り、狼牙草を手に入れます。しかし、勝利の瞬間、彼女は足を滑らせ、命を落としかけます。

一方、3人は流砂に飲み込まれそうになりますが、磐石(バンジャク)は楊嵐(ヨウラン)を救出します。しかし、磐石(バンジャク)と風鈴(フウレイ)はさらに危険な状況に陥ります。その時、翎雲子(りょううんし)が現れ、超能力で危機を救います。

事後、翎雲子(りょううんし)は楊嵐(ヨウラン)の勝手な行動を叱責します。風鈴(フウレイ)は目を覚まし、磐石(バンジャク)がベッドのそばで守っているのを見て、感動して抱きしめ合います。楊嵐(ヨウラン)は複雑な気持ちでその様子を見守ります。

一方、姚寸心(ヤオ・ツンシン)は白海から脱出し、七夕の日に人間界にやってきます。賑やかな街の中で、彼女は遠く離れた夫の楊岩(ヨウガン)のことを思い出します。一通り遊んだ後、月老(ユエラオ)廟に行くと、香煙が立ち込め、男女が熱心に祈願をしています。しかし、老若男女の縁結びばかりを見て、姚寸心(ヤオ・ツンシン)は怒りを爆発させ、月老(ユエラオ)が適当に縁を結んでいると非難します。怒りに任せて、彼女は剣を抜き、供物台を壊し、月老(ユエラオ)の像を傷つけます。月老(ユエラオ)が現れ、理由を問いただしますが、姚寸心(ヤオ・ツンシン)は楊岩(ヨウガン)の助けを借りて、月老(ユエラオ)を退散させます。

その後、北宸(ホクシン)が現れ、姚寸心(ヤオ・ツンシン)に白海に戻るよう説得します。姚寸心(ヤオ・ツンシン)は嫌がりますが、楊岩(ヨウガン)のため、涙を呑んで別れます。北宸(ホクシン)は楊岩(ヨウガン)に、敵でも友達でもない立場であり、姚寸心(ヤオ・ツンシン)とのことは秘密にすることを約束します。

一方、霓裳(ゲイショウ)仙子は菡薇(ハンウェイ)の夢を葉えるため、七夕の夜に人間界に降りてきて、河灯を流します。北宸(ホクシン)は偶然その様子を見かけ、昔の恋心が蘇りますが、人混みの中で、物事は移り変わり、2人は遠くから見守ることしかできません。

楊嵐(ヨウラン)は突破に必要な準備に追われ、磐石(バンジャク)は新しい服に著替えます。彼の体の傷は、過去の苦労を物語る勲章のようです。楊嵐(ヨウラン)の気遣いにもかかわらず、磐石(バンジャク)は淡々と過ごし、傷薬を使うことを拒否します。彼は痛みを日常の一部と受け入れているようです。

早朝、楊嵐(ヨウラン)は火霊珠と狼牙草を使って薬を作り、磐石(バンジャク)の修行を助けます。薬は強力で、磐石(バンジャク)は痛みをこらえながら、目を閉じて天地の霊気を吸収します。時間が経つにつれ、磐石(バンジャク)は限界を感じますが、楊嵐(ヨウラン)の丹药のおかげで、修行を続けることができます。

弟子が外で様子を伺っている間に、楊嵐(ヨウラン)と風鈴(フウレイ)は会話します。風鈴(フウレイ)は磐石(バンジャク)を救うために、闊靈丹を服用したことを告白します。この薬は短期間で修為を上げることができますが、3年の修為を犠牲にします。楊嵐(ヨウラン)は風鈴(フウレイ)の愚かさを嘆きながらも、特製の薬を贈って、副作用を軽減しようとします。

青雲子(せいうんし)は磐石(バンジャク)の行動を心配し、師匠の教え方に疑問を抱きます。翎雲子(りょううんし)は解空祖師(かいくうそし)に報告しますが、祖師は「万物は定数があり、磨けば磨くほど、刃は鋭くなる」と言います。

桶の中で熱気が立ち込める中、磐石(バンジャク)は苦痛に耐えながらも、薬の量を増やします。ついに、彼は桶から飛び出し、魔が差したように同門の弟子を攻撃します。風鈴(フウレイ)が止めようとしますが、楊嵐(ヨウラン)は修行には必要な試練だと製止します。丹彤子(たんとうし)は磐石(バンジャク)を製圧しようとしますが、逆に噛まれてしまいます。怒った丹彤子(たんとうし)は磐石を殺そうとしますが、解空祖師(かいくうそし)が現れて事態を収拾し、丹彤子(たんとうし)と青雲子(せいうんし)を厳しく罰して、仮省を促します。この事件をきっかけに、2人は悟り、青雲子(せいうんし)は謝罪と気遣いの気持ちを込めて、丹药を磐石に贈ります。

第7話の感想

第7話は、緊迫感と感動が入り混じった、とても見応えのある回でした。風鈴(フウレイ)の命を懸けた行動、磐石の修行への執念、そして解空祖師(かいくうそし)の教えなど、見どころ満載です。特に印象に残ったのは、磐石が修行の末に魔が差したシーンです。彼の苦痛と葛藤が伝わってきて、思わず涙してしまいました。また、楊嵐(ヨウラン)と風鈴(フウレイ)の友情にも感動しました。楊嵐(ヨウラン)は風鈴(フウレイ)の愚かさを嘆きながらも、彼女を助けようとする姿に、深い愛情を感じました。

つづく