安楽伝 第1話 あらすじ/ネタバレ

嘉昌六年の寒い冬、靖安侯 帝永宁 は、青南山での戦いで 8万の兵 を失い、通敵の罪で自害した。激怒した嘉昌帝 韓仲遠(かんちゅうえん) は、帝氏一族を皆殺しにするよう命じた。左相 姜瑜(きょう ゆ) と忠義侯 古云年(こうんねん) がその命令を実行し、帝府は一人残らず殺された。しかし、太子 韓燁(かんよう) が太祖の遺詔を盾に 帝梓元(ていしげん) を庇ったため、彼女は死を免れたものの、玳山永寧寺 に終身幽閉されることとなった。韓燁(かんよう)は帝梓元(ていしげん)を深く愛していたが、帝梓元(ていしげん)は家族を失い、罪を背負っていることから、彼との間に大きな溝を感じていた。

月日が経ち、韓燁(かんよう)は帝梓元(ていしげん)への想いを忘れず、3ヶ月に一度、玳山に贈り物をする。しかし、返事はなく、妃を迎えることも拒否し、帝梓元(ていしげん)だけを愛し続けると誓っていた。帝梓元(ていしげん)の自由を勝ち取るため、韓燁(かんよう)は東騫の海賊討伐を願い出る。戦功があれば、状況が変わるかもしれないと考えたのだ。刑部尚書 洛銘西 (らくめいせい)は、この申し出に微妙な反応を示し、賛否を表明しなかった。

一方、靖南安楽寨の寨主 任安楽(じんあんらく) は、この噂を聞きつけ、旅の途中で韓燁(かんよう)と出会う。彼の魅力に惹かれた任安楽(じんあんらく)は、言葉巧みにからかい、韓燁(かんよう)を困らせてしまう。その後、追っ手から逃れるため、2人は烏篷船に乗り込み、流れに身を任せる。任安楽(じんあんらく)はユーモアを交えて話し、韓燁(かんよう)を赤面させる。

海賊が現れ、韓燁(かんよう)は急いで船を漕ごうとするが、うまくいかず、櫂を海に落としてしまう。危機に陥ったその時、任安楽(じんあんらく)は韓燁(かんよう)と共に海に飛び込み、生還したら彼と結婚すると誓う。ちょうどその時、安楽寨の船が助けに現れ、韓燁(かんよう)は任安楽(じんあんらく)が 3万の水軍 を率いる女賊の頭領であることを知る。2人は協力して海賊を撃退するが、韓燁(かんよう)は矢に射られてしまう。任安楽(じんあんらく)は彼を治療しようとするが、侍女の 苑琴(えん きん) と 苑書(えんしょ) は好奇心いっぱいで見守る。

任安楽(じんあんらく)は約束通り、韓燁(かんよう)との結婚を誓い、3万の水軍を嫁入り道具として差し出し、太子妃になることを望む。驚いた韓燁(かんよう)は拒否するが、任安楽(じんあんらく)は巧みに彼の玉佩を奪い、翌日、嘉昌帝に上奏して自分の気持ちを伝える。韓仲遠(かんちゅうえん)は彼女の願いを却下し、2人は太子妃にふさわしくないと厳しく叱責する。韓燁(かんよう)は帝梓元(ていしげん)の赦免を懇願するが、叶わず、落胆した彼は洛銘西を訪ね、絵に想いを託す。洛銘西は帝梓元(ていしげん)の目を描くことはできたが、韓燁(かんよう)を失望させたあの目を隠すことはできなかった。

春狩りの宴では、名門の淑女たちが韓燁(かんよう)に注目し、彼の愛を競い合う。任安楽(じんあんらく)の求婚の噂は京中に広まり、多くの女性が彼女を嘲笑し、男性は彼女の容姿に興味を示す。溫朔 (おんさく)は、任安楽(じんあんらく)はきっと絶世の美女だろうと考える。琴の音が響く中、苑琴(えん きん)が登場し、溫朔 (おんさく)は魅了される。しばらくして、赤い服を着た任安楽(じんあんらく)が馬に乗って現れ、2本の矢で優勝し、韓燁(かんよう)の前に立ち、笑顔で自分が太子妃を求めた人物だと宣言する。

第1話の感想

第1話は、韓燁(かんよう)と帝梓元(ていしげん)の切ないラブストーリーと、任安楽(じんあんらく)の登場で物語が大きく動き出す様子が描かれていて、非常に興味深い内容でした。

韓燁(かんよう)は帝梓元(ていしげん)を深く愛していますが、帝梓元(ていしげん)は家族を失い、罪を背負っていることから、彼との間に大きな溝を感じています。韓燁(かんよう)は帝梓元(ていしげん)の自由を勝ち取るため、東騫の海賊討伐を願い出ますが、果たしてどうなるのでしょうか。

一方、任安楽(じんあんらく)は韓燁(かんよう)の魅力に惹かれ、彼と結婚することを誓います。3万の水軍を嫁入り道具として差し出し、太子妃になることを望む任安楽(じんあんらく)の強引さには驚かされましたが、彼女の行動力と決意には感心させられました。

春狩りの宴では、名門の淑女たちが韓燁(かんよう)に注目し、彼の愛を競い合います。任安楽(じんあんらく)の求婚の噂は京中に広まり、多くの女性が彼女を嘲笑し、男性は彼女の容姿に興味を示します。溫朔 (おんさく)は、任安楽(じんあんらく)はきっと絶世の美女だろうと考える中、赤い服を着た任安楽(じんあんらく)が馬に乗って現れ、2本の矢で優勝し、韓燁(かんよう)の前に立ち、笑顔で自分が太子妃を求めた人物だと宣言します。

任安楽(じんあんらく)の登場で、物語は大きく動き出すことでしょう。韓燁(かんよう)と帝梓元(ていしげん)、そして任安楽(じんあんらく)の三角関係がどのように展開していくのか、今後の展開が楽しみです。

つづく