『安楽伝』第17話 あらすじ/ネタバレ

剣舞と嫉妬

任安楽(じんあんらく)は剣舞を披露し、その奔放な姿は韓烨に帝梓元(ていしげん)を思い出させ、彼の心は揺れ動く。帝承恩(ていしょうおん)は嫉妬に駆られ、故意に弦を急いで弾き、任安楽(じんあんらく)を困らせようとする。しかし、任安楽(じんあんらく)は剣で帝承恩(ていしょうおん)の髪飾りを切り落とし、太子妃としての品位がないと容赦なく嘲笑する。

韓烨の介入

韓烨は及时に介入し、帝承恩(ていしょうおん)の髪を自ら整え、鳳簪を贈り、彼女を太子妃に選んだことを公言する。しかし、太后と皇帝が突然現れ、帝家の女性が太子府に入ることに強く反対し、鳳簪をその場で取り上げる。韓烨は帝承恩(ていしょうおん)をなだめ、宴は彼女のために開かれたものだと告げ、連れ去る。

任安楽(じんあんらく)の葛藤

任安楽(じんあんらく)は落胆して宮殿を去り、洛銘西と出会う。彼女は複雑な心境になり、亡き父に申し訳なく、韓家のものを受け入れることができないと感じる。

太后的怒りと韓仲遠(かんちゅうえん)の策略

太后は怒りを抑えられず、韓仲遠(かんちゅうえん)は帝承恩(ていしょうおん)が心から従うのであれば、利大于弊だと考える。帝永寧(ていえいねい)の事件について、世論を鎮めるために帝梓元(ていしげん)を玳山に送ったのは、帝家を従わせるための策略だったと説明する。彼は太后に、帝承恩(ていしょうおん)を太子妃にすることは先帝の遺言であり、皇権を強化し、帝家をなだめるための策略であると説明し、秘密にしておく必要があると話す。太后はそれを聞いて、徐々に冷静さを取り戻す。

古斉善(こせいぜん)の罪

一方、古斉善(こせいぜん)は色欲のために大罪を犯し、太子妃候補の鐘景を殺害し、滅門して死体を隠そうとする。古云年(こうんねん)は息子に失望し、鐘家の実情を探るために人を派遣し、必要に応じて身代わりに人を探す準備をする。

任安楽(じんあんらく)の決意

任安楽(じんあんらく)は靖安侯府に戻り、8万の兵士の冤罪が晴れないこと、父が命を落としても状況が変わらないこと、真犯人がまだ王座に座っていることを嘆く。安寧(あんねい)が訪ねてきて、任安楽(じんあんらく)の出現に驚く。任安楽(じんあんらく)は言い訳をして立ち去る。

帝承恩(ていしょうおん)の誤解

選妃宴の後、帝承恩(ていしょうおん)は太子の寵愛を喜び、慕青(ぼせい)は帝梓元(ていしげん)の名で寵愛を受けていることを忠告するが、帝承恩(ていしょうおん)は気にせず、靖安侯府に参拝に行くことも拒否し、自分が必ず太子妃になると信じている。

韓烨と安寧(あんねい)

安寧(あんねい)は韓烨が靖安侯府を訪れたのを見て落胆し、彼が大局を考えていることを知る。韓烨は安寧(あんねい)に帝承恩(ていしょうおん)を責めないように頼み、安寧(あんねい)は帝家の運命を嘆き、任安楽(じんあんらく)に偶然会ったことを話し、帝梓元(ていしげん)に何かあったら、任安楽(じんあんらく)のように自由に暮らせていたかもしれないと考える。

任安楽(じんあんらく)の告白と記憶

任安楽(じんあんらく)は洛銘西に韓烨への想いを打ち明けるが、家族の冤罪は個人的な感情よりも重く、自分を取り戻し、もう迷わないと誓う。洛銘西は古云年(こうんねん)が鐘海という帝家の生き残りを探していることを告げ、任安楽(じんあんらく)は自分が忘れていることを覚えていることに驚く。

韓烨の疑惑と洛銘西の忠告

韓烨は帝承恩(ていしょうおん)を見舞った際、彼女の肩に当年刻まれた傷跡がないことに気づき、疑惑を抱き、調査を命じる。洛銘西も任安楽(じんあんらく)に帝承恩(ていしょうおん)がすでに疑わしい行動をしていることを伝え、任安楽(じんあんらく)は自分が忘れたことを洛銘西が覚えていることに感銘を受ける。

第17話の感想

第17話は、複雑な感情と陰謀が渦巻く、見応えのあるエピソードでした。任安楽(じんあんらく)と韓烨の微妙な関係性、帝承恩(ていしょうおん)の野心、古斉善(こせいぜん)の罪、そして忘れられた記憶をめぐる謎など、様々な要素が絡み合い、先の展開が気になります。

特に印象的だったのは、任安楽(じんあんらく)の葛藤です。彼女は韓烨への想いと家族の冤罪という、相反する感情の間で揺れ動いています。彼女の決意と葛藤は、視聴者に強い共感を呼び起こすでしょう。

また、帝承恩(ていしょうおん)の偽善的な態度も気になります。彼女は太子妃の座を手に入れるために、あらゆる手段を使っており、その裏には恐ろしい秘密が隠されているのかもしれません。

つづく