安楽伝 第19話 あらすじ/ネタバレ

洛銘西は任安楽(じんあんらく)が危険に遭ったと聞き、急いで五柳街に向かうが、韓燁(かんよう)が先に彼女を救出していた。この火事は左相姜瑜(きょう ゆ)にとっては追い風となるが、忠義侯古雲年にとっては窮地に追い込まれる事態となった。彼は古斉善(こせいぜん)に侯府を離れて難を避けるよう急命する。

太子である韓燁(かんよう)と任安楽(じんあんらく)との関係が彼の評判を落とすことを懸念した韓燁(かんよう)は、任安楽(じんあんらく)を洛銘西に託す。任安楽(じんあんらく)は、韓燁(かんよう)が自分の身を顧みずに自分を救ってくれたことに驚き、再び彼への想いが募る。

除夕の夜宴では、皇室が御花园に集結した。長公主安寧(あんねい)はこのような場を好まないが、盛装して出席し、帝承恩(ていしょうおん)に視線を注ぐ。帝承恩(ていしょうおん)は自信に満ち溢れ、太子妃の座を手に入れる決意を固めていた。宴席中、韓燁(かんよう)は遅刻して、鐘海を探す際に任安楽(じんあんらく)に助けられたことを説明する。

舞楽が盛り上がる中、韓仲遠(かんちゅうえん)は韓燁(かんよう)を呼び寄せ、储君としての責任を説き、危険な行動を慎むよう訓戒する。突然、伶人姿の刺客が襲撃し、一同は協力して皇帝と帝承恩(ていしょうおん)を護衛し、後宮に退避させる。刺客は梁にぶら下がって再び襲撃し、帝承恩(ていしょうおん)は身を挺して皇帝を護衛する。負傷は軽傷だったが、韓仲遠(かんちゅうえん)の感謝を勝ち取り、太子妃の座を確実なものにした。

韓燁(かんよう)は願いが叶ったにもかかわらず、表情は平静で、韓仲遠(かんちゅうえん)は彼の微妙な感情の変化に気づく。任安楽(じんあんらく)は目を覚ますと洛銘西が待っているのを見て、夜宴の事件を知り、時が来たと決意する。

太后は当初、刺客を帝承恩(ていしょうおん)に差し向ける予定だったが、別の事態が発生し、計画は失敗に終わる。太后は新たな策略を練る。韓仲遠(かんちゅうえん)は五柳街の事件を調べ、古雲年が関与していることに怒り、韓燁(かんよう)が任安楽(じんあんらく)を庇っていることにも腹を立て、警鐘として剣鞘を贈る。

安寧(あんねい)は屋敷に戻り、刺客が冷北(れい ほく)ではないかと疑うが、姿が見えず、翌日になってようやく帰宅する。冷北(れい ほく)は口に出せない事情があり、莫霜(ばくそう)が適宜嘘をついて誤魔化す。安寧(あんねい)はそれを信じてしまう。実は昨夜の刺客は冷北(れい ほく)であり、嫌疑を避けるために妹に代役を頼んだのだ。

溫朔 (おんさく)は韓燁(かんよう)に、江南で苑琴(えん きん)苑書(えんしょ)に兄を探しに行ったと報告する。韓燁(かんよう)は疑い、任安楽(じんあんらく)に尋ねるが、はぐらかされてしまう。その後、韓燁(かんよう)は刑部を訪れ、太子として鐘海を慰め、冤罪を晴らすよう促す。

やがて、青竜の鐘が鳴り響き、朝野を震撼させる。鐘海は状紙を持って大理寺の前に跪き、彼の忠勇は民衆の怒りを買う。黄浦(こうほ)は彼の冤罪を晴らすことを決意する。古雲年は事態を察して、家族が累を及ばないように、急いで古斉善(こせいぜん)を送り出す。

第19話の感想

第19話は、緊迫感と感動が入り混じった見応えのあるエピソードでした。特に、韓燁(かんよう)と任安楽(じんあんらく)の関係が進展するシーンは、胸がキュンとするような展開でした。韓燁(かんよう)が身を挺して任安楽(じんあんらく)を救う姿は、彼の深い愛情を物語っており、任安楽(じんあんらく)の心にも大きな影響を与えました。

また、除夕の夜宴のシーンは、華やかでありながら、緊迫感も漂う演出が素晴らしかったです。伶人姿の刺客が襲撃するシーンは、ハラハラドキドキさせられました。帝承恩(ていしょうおん)が皇帝を護衛するために身を挺するシーンは、彼の勇敢さと忠誠心を示しており、韓仲遠(かんちゅうえん)の心を動かすことになりました。

つづく