安楽伝 第21話 あらすじ/ネタバレ

帝承恩(ていしょうおん)と任安楽(じんあんらく)の再会

帝承恩(ていしょうおん)は任安楽(じんあんらく)を呼び出し、韓燁(かんよう)との関係を牽制する。韓燁(かんよう)への想いを諦め、靖南に戻るよう迫るが、任安楽(じんあんらく)は帝承恩(ていしょうおん)の言葉に反発。朝堂の外では韓燁(かんよう)との距離を保つと約束するが、朝政への介入は許さないと宣言する。

花灯節とそれぞれの想い

韓燁(かんよう)は任安楽(じんあんらく)を連れ出し、真相を打ち明けるよう求めるが、任安楽(じんあんらく)は言葉を濁す。十五夜の花灯節に臨西楼を訪れた韓燁(かんよう)は、かつて帝梓元(ていしげん)を喜ばせるために買っていた兎の灯を任安楽(じんあんらく)に贈る。一方、洛銘西は任安楽(じんあんらく)との思い出に浸り、琳琅(りん ろう)は彼の幸せを祈る。

化緣山への罠

苑書(えんしょ)から刺客の情報を聞いた任安楽(じんあんらく)と韓燁(かんよう)は化緣山へ向かう。冷北(れい ほく)は西北辺防の情報を手に入れ、安寧(あんねい)に酒を飲ませて眠らせる。目覚めた安寧(あんねい)は、韓燁(かんよう)と任安楽(じんあんらく)が崖から落ちたと聞かされる。

姜瑜(きょう ゆ)の陰謀

左相姜瑜(きょう ゆ)は古雲年と任安楽(じんあんらく)を同時に消すため、化緣山に刺客を送り込む。韓燁(かんよう)は任安楽(じんあんらく)を庇って崖から転落し、任安楽(じんあんらく)も後を追う。古雲年は姜瑜(きょう ゆ)の罠に気づき、愕然とする。

安寧(あんねい)の決意

古雲年は捕らえられ、西郊大営と化緣山の事件を否定する。洛銘西は事件の背後に黒幕がいると疑う。安寧(あんねい)は韓燁(かんよう)と任安楽(じんあんらく)の安否を心配し、冷北(れい ほく)に捜索を依頼する。冷北(れい ほく)は韓燁(かんよう)と任安楽(じんあんらく)が生きている可能性が高いと指摘するが、安寧(あんねい)は禁衛軍を率いて捜索に向かう。

韓仲遠(かんちゅうえん)の思惑

韓仲遠(かんちゅうえん)は密かに捜索を命じるが、騒ぎを大きくしたくないと考える。安寧(あんねい)は韓仲遠(かんちゅうえん)の冷酷さに怒りを露わにするが、韓燁(かんよう)の安否を気遣い、捜索を続ける決意をする。

化緣山での再会

化緣山では、重傷を負った韓燁(かんよう)が意識を失う。任安楽(じんあんらく)は看病を続け、韓燁(かんよう)の意識が回復する。韓燁(かんよう)は任安楽(じんあんらく)の肩の傷跡を見て、彼女が帝梓元(ていしげん)であることを確信する。

安寧(あんねい)の捜索

安寧(あんねい)は捜索を続けるが、手がかりは見つからない。意識を取り戻した任安楽(じんあんらく)は、韓燁(かんよう)の優しさに心を打たれ、彼との関係を深めることを決意する。

第21話の感想

第21話は、緊迫感と感動が交錯する素晴らしいエピソードでした。帝承恩(ていしょうおん)と任安楽(じんあんらく)の対立、花灯節のロマンチックなシーン、姜瑜(きょう ゆ)の陰謀と化した緣山での戦いなど、見どころ満載でした。

特に印象に残ったのは、韓燁(かんよう)と任安楽(じんあんらく)の絆の深さです。帝承恩(ていしょうおん)の牽制にも屈せず、互いを守ろうとする姿は感動的でした。また、韓燁(かんよう)が帝梓元(ていしげん)を思い出すシーンは、切なくも美しいものでした。

一方で、姜瑜(きょう ゆ)の陰謀は冷酷で、古雲年と任安楽(じんあんらく)を同時に消そうとする企みは許されるものではありません。洛銘西の黒幕に対する疑念は、今後の展開に期待を持たせるものでした。

安寧(あんねい)の決意と韓仲遠(かんちゅうえん)の思惑も、今後の展開に大きな影響を与えそうです。安寧(あんねい)の勇気と韓仲遠(かんちゅうえん)の冷酷さがどのように交錯するのか、注目です。

化緣山での再会は、韓燁(かんよう)と任安楽(じんあんらく)の絆をさらに深めた重要なシーンでした。任安楽(じんあんらく)が韓燁(かんよう)への想いを再認識する場面は、胸を打つものでした。

つづく