安楽伝 第24話 あらすじ/ネタバレ

韓燁(かんよう)と帝承恩(ていしょうおん)の結婚

韓燁(かんよう)は任安樂を守るため、帝承恩(ていしょうおん)と結婚する。しかし、彼は心の中では納得しておらず、酒に溺れて憂さを晴らす。溫朔と吉利(きつり)は门外で、韓燁(かんよう)と任安樂はもう元には戻れないことを悟り、運命のいたずらに嘆く。

任安樂の行動

任安樂は、8万人の帝家軍の将士名簿を寿礼として用意する。皇室の規則により、太后と皇帝の誕生日プレゼントは事前に宮殿に保管される。苑琴(えん きん)は、太后は福が薄いため、この大きな贈り物は受け取れないと直言する。一方、太后は帝承恩(ていしょうおん)を单独に呼び出し、今後は分をわきまえ、祠堂で経書をすべて書き写すようにと警告する。

琳琅(りん ろう)と張堅(ちょうけん)

琳琅(りん ろう)は忠義侯の旧将である張堅(ちょうけん)を見つけ、証言してくれるよう頼む。張堅(ちょうけん)はもともと帝家軍に負い目を感じており、良心がとがめたため、最終的に帝家軍の冤罪を晴らすことを承諾する。

任安樂と韓燁(かんよう)の別れ

任安樂は深夜に韓燁(かんよう)を訪ね、結婚祝いの扇子を贈る。韓燁(かんよう)は、任安樂が大婚の日に何か行動を起こすのではないかと推測し、それを思いとどまるように説得するが、拒絶される。任安樂は、自分の人生は帝家のためにあると宣言し、韓燁(かんよう)は何も言えなくなる。任安樂が去った後、韓燁(かんよう)は扇子を開くと、そこには見覚えのある文字が書かれており、複雑な気持ちになる。洛銘西はすでに門口で任安樂を待っていて、二人は今日から自分自身に戻ることを決意する。

太后的寿宴

太后的寿宴は盛大に開催され、同時に大靖の太子妃の冊封も行われる。韓燁(かんよう)は盛装で出席し、任安樂から贈られた扇子を手にする。任安樂は入宮前に父親の霊位に線香をあげ、自分と韓燁(かんよう)は8万人の命によって隔てられており、永遠に一緒にいることはできないと悟る。同じ頃、洛銘西は寿礼を用意して出発する。この宴は、大靖史上最も賑やかなものになるだろう。

帝承恩(ていしょうおん)の告白

寿宴で、帝承恩(ていしょうおん)は太后に罪を認め、帝家の娘として謝罪し、皇帝の恩に感謝する。しかし、彼女の言葉が終わるとすぐに、门外から「帝家は無罪」という声が響き渡る。鐘海は満朝の官吏たちの前で、帝家旧部の身分を明かす。

帝家軍の真相

当時、帝家軍は支援命令を受け、日夜兼行で青南山下に駆けつけた。しかし、北秦軍はすでに弓矢を構えて待ち伏せており、青南城の隘口から逃げざるを得なかった。しかし、隘口を過ぎると、青南城の守備軍の待ち伏せに遭い、8万人の帝家軍は全滅した。

証言と疑惑

この発言に、場内は騒然となる。右相の魏諫(ぎかん)は、この件には何か裏があると疑い、帝家旧案を徹底的に調査すべきだと主張する。しかし、左相の姜瑜(きょう ゆ)は、鐘海の言葉は一方的なものであり、彼の身分を証明するものは何もないと反論する。鐘海は、証人として張堅(ちょうけん)を呼び出すことを要求する。張堅(ちょうけん)は、10年前の帝家軍の出来事を語り、後に京に戻って調査したところ、古雲年が京城から密書を受け取っていたことが判明した。この密書こそが、彼が帝家軍を殺害する原因となったのだという。

韓燁(かんよう)の質問

実は、当初張堅(ちょうけん)は这些人を帝家軍とは知らなかった。なぜなら、古雲年は彼らを北秦軍だと偽っていたからだ。帝家軍の甲冑を見て、初めて彼らの正体を知ったのだ。張堅(ちょうけん)は宴席で涙を流し、8万人の帝家軍の将士たちに申し訳ないと謝罪する。韓燁(かんよう)は突然立ち上がり、張堅(ちょうけん)に一連の質問を投げかける。帝家軍が北秦と内通して謀反を企てたために殺されたのか、それとも西北に入った後に北秦の罠に陥ったのかを証明するよう迫る。

真相究明へ

しかし、張堅(ちょうけん)は上記の2つの状況を明確にすることができず、一時的に言葉を詰まらせてしまう。韓燁(かんよう)はさらに質問を続け、たとえ帝家軍が誤って殺されたとしても、それは古雲年が北秦の鉄騎が攻城しようとしていると誤解したために出兵し、誤って帝家軍を殺した可能性があると指摘する。韓燁(かんよう)の様々な推測は、太后の勢いを増長させ、太后の身分を利用して自分に不利な告発を抑え込もうとする。しかし、韓仲遠(かんちゅうえん)は古雲年を呼び出して対決させ、真実を明らかにすることができると考える。

第24話の感想

第24話は、怒涛の展開と衝撃の真実が明らかになる回でした。韓燁(かんよう)と帝承恩(ていしょうおん)の結婚は、任安樂を護るための苦渋の選択であり、二人の切ない表情が印象的でした。また、任安樂が8万人の帝家軍の将士名簿を寿礼として用意するシーンは、彼女の強い意志と決意を感じさせました。

一方、太后と帝承恩(ていしょうおん)のやり取りは、権力闘争の激しさを如実に表していました。太后は帝承恩(ていしょうおん)を牽制し、帝承恩(ていしょうおん)は太后に屈することなく、帝家に対する思いを貫こうとする姿が描かれていました。

そして、ついに帝家軍の冤罪が晴らされる瞬間が訪れます。鐘海と張堅(ちょうけん)の証言によって、帝家軍が謀反を起こしたのではなく、罠に嵌められて殺されたことが明らかになりました。このシーンは、胸が締め付けられるような衝撃と感動を与えてくれました。

さらに、韓燁(かんよう)が張堅(ちょうけん)に鋭い質問を投げかけるシーンは、真相究明への強い意志を感じさせました。韓燁(かんよう)は、帝家軍の無実を証明するため、あらゆる手段を尽くそうとする姿が描かれており、彼の正義感が伝わってきました。

つづく