安楽伝 第32話 あらすじ/ネタバレ

白诤(はくせい)の阻拦と冷北(れい ほく)の企み

白诤(はくせい)は名簿に漏れがあることに気づき、補充しようと戻ったところ、冷北(れい ほく)に安寧(あんねい)の休息を理由に阻まれる。目覚めた安寧(あんねい)は、迷香の影響で無力となり、冷北(れい ほく)の偽りの気遣いに嫌悪感を抱く。彼女は冷北(れい ほく)が北秦出身であると推測し、冷北(れい ほく)も否定しない。冷北(れい ほく)は安寧(あんねい)に将印を渡すよう誘い、栄華富貴を約束するが、拒否されると強引に抑えつける。白诤(はくせい)は冷北(れい ほく)が安寧(あんねい)にキスする場面を目撃し、憤然と立ち去る。安寧(あんねい)は冷北(れい ほく)の裏切りに怒りを覚える。

任安楽(じんあんらく)の決意と韓烨の戦

大靖を守るため、任安楽(じんあんらく)は安樂寨を率いて参戦することを決意し、洛銘西に手紙を書く。洛銘西は韓烨と共に皇帝に謁見し、西北で北秦と戦うことを請願する。韓仲遠(かんちゅうえん)は渋々承諾する。韓烨と父は心を開いて語り合い、韓仲遠(かんちゅうえん)は先帝の嫡長子でありながら信頼されなかった苦しみを振り返り、韓烨に平安に帰ってくることを願う。

任安楽(じんあんらく)は韓烨が出征することを知り、帝家遺孤を連れて参戦することを決意する。苑琴(えん きん)と苑書(えんしょ)も共に戦うことを誓う。韓烨は出征前に洛銘西と酒を飲み、洛銘西は任安楽(じんあんらく)のために10年間長思花を育ててきたこと、そして今後は韓烨に託すことを明かす。

白诤(はくせい)は冷北(れい ほく)の正体を疑い、盗み聞きをして北秦の細作であることを知る。白诤(はくせい)は冷北(れい ほく)の正体を暴こうとするが、冷北(れい ほく)は逆に白诤(はくせい)を陥れようとする。しかし、安寧(あんねい)が駆けつけて兵士に冷北(れい ほく)を取り囲ませる。冷北(れい ほく)は逃亡し、北秦の皇帝は冷北(れい ほく)の無能さを叱責する。

安寧(あんねい)の追跡と韓烨の救援

安寧(あんねい)は洛銘西に手紙を送り、冷北(れい ほく)の調査を依頼する。琳琅(りん ろう)は北秦の暗号を使って、冷北(れい ほく)が北秦の皇帝に疎まれた庶子である莫北(ばくほく)であることを突き止める。洛銘西は安寧(あんねい)が真実を知れば冷北(れい ほく)を排除しようとするだろうと推測する。

韓烨は軍献城に到着し、任安楽(じんあんらく)はその後靖南軍を率いて到着し、共に北秦に対抗する。韓烨は民衆の苦しみを見て、自らの正体を明かし、軍民を鼓舞する。唐石に青南城の戦の準備をする時間を稼ぐため、堅守を命じる。洛銘西は安寧(あんねい)を支援するよう命じられ、途中で任安楽(じんあんらく)が北秦の伏撃に遭う。韓烨と洛銘西はそれぞれ救援に向かい、韓烨が先に到着し、二人は並んで戦う。一方、安寧(あんねい)は孤城で冷北(れい ほく)の軍勢と苦戦する。

第32話の感想

第32話は、物語が大きく動き出す重要な回でした。白诤(はくせい)が冷北(れい ほく)の正体を疑い、安寧(あんねい)が冷北(れい ほく)の裏切りに気づくなど、緊張感のある展開が続きました。また、任安楽(じんあんらく)の決意や韓烨の覚悟など、登場人物たちの熱い思いが伝わってくるシーンも多く、見応えのある回でした。

特に印象に残ったのは、冷北(れい ほく)の正体が明らかになったシーンです。白诤(はくせい)が冷北(れい ほく)の正体を暴こうとするも、逆に陥れられそうになるというハラハラドキドキの展開でした。しかし、安寧(あんねい)が駆けつけて冷北(れい ほく)を取り囲むシーンはスカッとするものでした。

また、韓烨が出征を決意するシーンも感動的でした。韓烨は民衆の苦しみを見て、自らの正体を明かし、軍民を鼓舞する姿はまさに英雄そのものでした。

つづく