安楽伝 第7話 あらすじ/ネタバレ

壮絶な鎮魂歌が京都に響き渡る

辺境の兵士のために作られた鎮魂歌が、繁栄に包まれた京都の翎湘楼に響き渡ります。その壮絶なメロディーは、戦火に苦しむ兵士たちの魂を故郷に帰そうという願いが込められています。

安寧(あんねい)公主(あんねいこうしゅ)は、その歌を聞きながら剣舞を披露し、任安楽(じんあんらく)は過去の記憶に思いを馳せます。曲は突然終わり、二人は同時に目を開けます。その目には、深い悲しみが浮かんでいます。

安寧(あんねい)公主(あんねいこうしゅ)は、酔っ払って任安楽(じんあんらく)の顔を見つめ、その眉が故人に似ていると指摘します。任安楽(じんあんらく)は、安寧(あんねい)公主(あんねいこうしゅ)の侍衛である冷北(れい ほく,莫北(ばくほく)のペンネーム)に解酒スープを用意させ、二人きりになります。

安寧(あんねい)公主(あんねいこうしゅ)は、懐から蓮の花のペンダントを取り出し、部下が江南で偶然手に入れたものだと話します。そのペンダントは、かつて帝永寧(ていえいねい)が靖安侯に与えた鋳造権の証であり、帝家が滅びて銀貨の流通が禁止された後、人々が銀貨をペンダントに作り替えたものだそうです。これは、帝家の軍隊8万人が全員死亡したわけではなく、生き残っている可能性があることを意味します。

任安楽(じんあんらく)は、安寧(あんねい)公主(あんねいこうしゅ)を試すために鎮魂歌を演奏したのですが、意外な収穫を得ることができました。安寧(あんねい)公主(あんねいこうしゅ)が酔って眠りについた後、韓燁(かんよう)が現れます。任安楽(じんあんらく)は、いつものように明るく振る舞い、韓燁(かんよう)は鎮魂歌に込められた意味と帝梓元(ていしげん)の功績について語ります。任安楽(じんあんらく)は、心の中では感動していますが、それを表に出すことはありません。

帝家の軍隊の生き残りを探して江南へ

任安楽(じんあんらく)は、洛銘西にペンダントを見せ、帝家の軍隊が生き残っている可能性があることを伝えます。江南を支配している鐘礼文(しょうれいぶん)は、帝家の軍隊の名簿を持っているため、任安楽(じんあんらく)は江南に行って調査したいと考えています。しかし、良い口実が見つかりません。

洛銘西は、琳琅(りん ろう)に難民を救出するよう指示します。その難民は、江南知事である鐘礼文(しょうれいぶん)の失政によって故郷を追われた人々でした。

重陽門には、難民の血で染まった血書が届けられます。黄浦(こうほ)は、この事件を任安楽(じんあんらく)に報告し、鐘礼文(しょうれいぶん)の背後には忠義侯がいると告げます。任安楽(じんあんらく)は、血書を韓燁(かんよう)に渡し、慎重に捜査を進めるよう指示します。

韓燁(かんよう)は、血書を皇帝に提出します。血書には、鐘礼文(しょうれいぶん)の失政によって江南の15の郡が水没し、数万人の人々が家を失ったことが書かれていました。皇帝は、韓燁(かんよう)に江南に行って調査するよう命じます。

韓燁(かんよう)は、洛銘西に同行を依頼しますが、洛銘西は難色を示します。そこで、韓燁(かんよう)は任安楽(じんあんらく)に相談します。

任安楽(じんあんらく)は、太子府で韓燁(かんよう)をもてなし、韓燁(かんよう)は酔っ払って任安楽(じんあんらく)に想いを打ち明けます。しかし、翌朝になると任安楽(じんあんらく)は同行を拒否します。

韓燁(かんよう)は、任安楽(じんあんらく)がすでに皇帝に同行を願い出ていることを知り、安心します。二人は一緒に江南に向かい、任安楽(じんあんらく)は道中、韓燁(かんよう)をからかいます。韓燁(かんよう)は、任安楽(じんあんらく)の面倒を一生懸命見ます。

第7話の感想

第7話は、壮絶な鎮魂歌から始まり、安寧(あんねい)公主(あんねいこうしゅ)と任安楽(じんあんらく)の過去への思いが描かれます。安寧(あんねい)公主(あんねいこうしゅ)が酔っ払って任安楽(じんあんらく)の眉が故人に似ていると指摘するシーンは、二人の関係が深まっていることを感じさせます。

また、帝家の軍隊の生き残りを探すという新たな展開も始まりました。任安楽(じんあんらく)は江南に行って調査したいと考えていますが、良い口実が見つかりません。洛銘西が琳琅(りん ろう)に難民を救出するよう指示したことで、江南に行くための口実ができたのは興味深い展開です。

韓燁(かんよう)は、江南の惨状を知り、鐘礼文(しょうれいぶん)の失政を暴こうとします。洛銘西に同行を依頼しますが、難色を示されます。そこで、韓燁(かんよう)は任安楽(じんあんらく)に相談します。任安楽(じんあんらく)は、韓燁(かんよう)をもてなし、韓燁(かんよう)は酔っ払って任安楽(じんあんらく)に想いを打ち明けます。しかし、翌朝になると任安楽(じんあんらく)は同行を拒否します。

韓燁(かんよう)は、任安楽(じんあんらく)がすでに皇帝に同行を願い出ていることを知り、安心します。二人は一緒に江南に向かい、任安楽(じんあんらく)は道中、韓燁(かんよう)をからかいます。韓燁(かんよう)は、任安楽(じんあんらく)の面倒を一生懸命見ます。

つづく