開端-RESET- 第14話 あらすじ/ネタバレ

王興徳(ワン・シンドー)と陶映紅

王興徳(ワン・シンドー)が契約書にサインをしていると、陶映紅は突然めまいと吐き気に襲われる。授業中、彼女は携帯電話をいじっている生徒を発見し、娘の事故動画に寄せられたひどいコメントを見てしまう。王興徳(ワン・シンドー)は買い物から帰宅すると、陶映紅は娘の携帯電話の着信音を再生しながら、なぜ電話に出なかったのかと問い詰める。彼女は苦しみながら、自分たちも加害者であり、殺人者だと自責する。

真相を突き止めたい王興徳(ワン・シンドー)は、嘉林への引っ越しを提案する。彼はバス会社に就職し、45番のバス運転手になることを希望する。しかし、娘が亡くなってからまだ半年も経っていないのに、人々はもうこの事件を忘れてしまっている。

王興徳(ワン・シンドー)は妻を心配して古い車庫を訪れる。髪を振り乱した陶映紅は、自分が研究を成功させたことを告げる。王興徳(ワン・シンドー)は彼女に過去を忘れて、一緒に娘に会いに行こうと説得する。しかし、陶映紅はもはや後戻りできないと主張し、王興徳(ワン・シンドー)に嘉林を出て行くように求める。

李詩情(リー・シーチン)と肖鶴雲(シャオ・ホーユン)

李詩情(リー・シーチン)は事件がまだ終わっていないと感じ、肖鶴雲(シャオ・ホーユン)と相談して、大学の教員を病院に呼び出す。教員は、5年前に自分の教え子だった王萌萌が交通事故に遭ったことを2人に話す。王萌萌の事故後、王興徳(ワン・シンドー)夫妻は学校に何も要求せず、過激な行動も起こさなかった。しかし、なぜ夫妻がバスごと死を選んだのか、教員は警察に相談することに決める。

張成の死で大きな打撃を受けた江楓(ジャン・フォン)は、肖鶴雲(シャオ・ホーユン)の病室の外でこの会話を耳にする。張成を失ったことで警察署全体が暗い雰囲気に包まれ、李と肖に対する疑念も強まっている。しかし、杜(ドゥー)局長は冷静に指揮を執り、先入観を持たないように指示する。

王萌萌の交通事故は、当時大学の掲示板で話題になり、学校は投稿を削除せざるを得なかった。江楓(ジャン・フォン)は教員に管理者と連絡を取り、投稿を復活させるように指示する。李詩情(リー・シーチン)は、張成が自分たちを信じて通報してくれたことを例に挙げ、江楓(ジャン・フォン)にも自分たちを信じてほしいと訴える。

真相への手がかり

教員は江楓(ジャン・フォン)と李詩情(リー・シーチン)を連れて学校に行き、掲示板の内容を調査する。肖鶴雲(シャオ・ホーユン)の指示により、3人は王萌萌が車内で嫌がらせを受けたために異常な行動をとっていたという投稿を発見する。投稿の送信場所を調べた結果、教員は資料を持ち出して3号館324号室の女子学生の情報を確認し始める。すぐに李詩情(リー・シーチン)は、5年前のこの部屋に住んでいた女子学生の情報を見つける。

劉瑶の証言

同僚が45番バスの爆発事件について話しているのを聞いて、劉瑶は驚愕する。しかし、教員、李詩情(リー・シーチン)、江楓(ジャン・フォン)の質問に対して、彼女はとぼけたり、無関心を装ったりして、何も話そうとしない。彼女は、自分を守る人が誰もいないことを知っている。王萌萌のような被害者でさえ中傷や非難の対象になるのだから、自分の情報が漏れたら、矢面に立たされてしまう。誰も助けてくれないとわかっているのだ。

江楓(ジャン・フォン)は刑事として、彼女の情報は漏洩しないと約束する。李詩情(リー・シーチン)も説得に加わり、劉瑶はようやく心を開く。彼女は、当時、眼鏡をかけた中年男性が王萌萌にわいせつ行為をしているところを偶然撮影した写真を、その男性に見つかってしまったと告白する。劉瑶は報復を恐れて警察に通報できなかったのだ。

事件の真相に迫る

劉瑶の証言により、事件の真相が明らかになり始める。王萌萌はバスの中で中年男性から嫌がらせを受け、ショックを受けていた。王興徳(ワン・シンドー)夫妻は娘の復讐のために、バスごと自爆することを決意したのだ。

事件の全貌が明らかになったことで、李詩情(リー・シーチン)と肖鶴雲(シャオ・ホーユン)はループから抜け出すことができるのか。そして、王萌萌の事件の犯人は逮捕されるのか。

次回、最終回!

開端-RESET- 第14話 感想

第14話は、物語に大きな進展をもたらす重要なエピソードでした。王興徳(ワン・シンドー)と陶映紅の苦悩が描かれ、事件の真相に迫る手がかりが明らかになりました。

王興徳(ワン・シンドー)は、娘の死を乗り越えることができず、復讐のためにバスごと自爆することを決意したことがわかりました。陶映紅も、娘の死を苦しみ、自責の念に駆られています。2人の姿は、事件の悲惨さを改めて浮き彫りにしました。

一方、李詩情(リー・シーチン)と肖鶴雲(シャオ・ホーユン)は、事件の真相を解明するために奔走します。彼らは、王萌萌がバスの中で嫌がらせを受けていたことを知り、事件の背後に別の理由があるのではないかと推測します。

劉瑶の証言は、事件の真相に迫る重要な手がかりとなりました。彼女は、王萌萌が中年男性からわいせつ行為を受けていたところを目撃し、写真を撮っていたことを告白しました。この証言は、王興徳(ワン・シンドー)夫妻が復讐のためにバスごと自爆したという推測を裏付けるものとなりました。

第14話は、事件の真相に迫る重要なエピソードでしたが、多くの謎が残されたまま終わりました。李詩情(リー・シーチン)と肖鶴雲(シャオ・ホーユン)は、ループから抜け出すことができるのか。そして、王萌萌の事件の犯人は逮捕されるのか。次回、最終回で明らかになるでしょう。

つづく