開端-RESET- 第4話 あらすじ/ネタバレ

緊張の新人警察 江楓(ジャン・フォン)

江楓(ジャン・フォン)はベテラン警察の張成と共に任務に従事していた。緊張のあまり全身が硬直した彼の不自然な様子は、容疑者の警戒を招いてしまう。江楓(ジャン・フォン)は相手がナイフを取り出したことに気づかず、危機一髪のところで張成が素早く反応し、ナイフの刃を握りしめた。しかし、その際に張成は自身を負傷し、腕から血が流れてしまう。

再びループする李詩情(リー・シーチン)と肖鶴雲(シャオ・ホーユン)

一方、李詩情(リー・シーチン)はバスの中で再び目を覚ます。バスは沿江西路駅に向かって走っていた。肖鶴雲(シャオ・ホーユン)は疲れから李詩情(リー・シーチン)に寄りかかり眠り込んでいたが、彼女の動きで目を覚ます。二人は眠るとこのループを繰り返すことに気づく。肖鶴雲(シャオ・ホーユン)は当初李詩情(リー・シーチン)を疑っていたことを告白するが、今は協力するしかない。警察からバスに爆弾が仕掛けられていることを知らされた二人は、愕然とする。

爆弾の在りかを推理する

李詩情(リー・シーチン)は運転手に停車を要求するが、その直後バスは爆発し、道路から飛び出してしまう。二人は再びループし、これは人為的なテロであることを確信する。肖鶴雲(シャオ・ホーユン)は爆弾がリュックサックの中に隠されている可能性が高いと推測し、排除法で犯人を特定しようとする。彼らは帽子とマスクを被り、リュックサックを抱えていたが、すでにバスから降りてしまった後部座席の男に注目する。

犯人の行動を追う

バスを降りた後、肖鶴雲(シャオ・ホーユン)は男が再びバスに乗り込むのを目撃する。李詩情(リー・シーチン)はすぐに警察に通報し、肖鶴雲(シャオ・ホーユン)は巻き込まれないように身を隠しつつ、電話の通話音を作り出して二人の安全を確保する。肖鶴雲(シャオ・ホーユン)は監視カメラを避けるため、人通りの少ない公園に隠れ、李詩情(リー・シーチン)に自分の作戦を説明する。彼は、バスから降りることで警察の捜査時間を稼ぎ、同時に彼らもより多くの情報を収集できると主張する。しかし李詩情(リー・シーチン)は、時間が早まったら彼はバスに乗らないのではないかと疑問を呈する。議論の末、肖鶴雲(シャオ・ホーユン)は李詩情(リー・シーチン)と共に警察署に向かい、悲劇を防ぐことができるかどうかを確認することにする。

悲劇の連鎖

張成は橋の上で犯人を待ち構えていた。江楓(ジャン・フォン)はバスに乗り込み、乗客に荷物を置いて降りるよう要求するが、蛇皮袋を手放さない男性と揉み合いになり、再びバスは爆発してしまう。李詩情(リー・シーチン)は警察から連絡を受け、一人で事情聴取を受けることを決意する。肖鶴雲(シャオ・ホーユン)は心配しながらも彼女の連絡先を残し、遠くから見守る。肖鶴雲(シャオ・ホーユン)はゲームのデザイン変更について投資家との会談を行うが、うまくいかず、李詩情(リー・シーチン)のことを気にかけている。彼は去り際にも爆発現場を振り返る。

真相の追求

肖鶴雲(シャオ・ホーユン)はゲームの変更要求に不満を持ち、交渉を打ち切り、45路バスの爆発事件に関する情報を検索する。すると、ネット上では事故は運転手のライターの爆発が原因だとされており、明らかに真実が隠蔽されていることがわかる。李詩情(リー・シーチン)は警察にループ体験を説明するが、張成と江楓(ジャン・フォン)の名前を正確に挙げても、ループという概念があまりにも奇妙なため、信用されない。江楓(ジャン・フォン)が亡くなったことを知った李詩情(リー・シーチン)は自責の念に駆られるが、それでも警察を説得することはできない。

再びループへ

そのとき、肖鶴雲(シャオ・ホーユン)からの電話が鳴り、取調べを受けている張成が電話に出る。李詩情(リー・シーチン)は咄嗟に別れ話を装い、肖鶴雲(シャオ・ホーユン)はすぐに意図を理解し、眠ればループが終わることを優しく伝える。二人は別々の場所にいながら、心は強く結びつき、この未知の挑戦に立ち向かう。

第4話「RESET」感想

第4話は、緊迫感と謎がさらに深まる展開でした。江楓(ジャン・フォン)と張成の師弟コンビの活躍、そして李詩情(リー・シーチン)と肖鶴雲(シャオ・ホーユン)のループ体験がより詳細に描かれ、物語にぐっと引き込まれました。

特に印象に残ったのは、江楓(ジャン・フォン)の不自然な様子が容疑者の警戒を招いてしまったシーンです。新人ならではの緊張感が伝わってきて、ハラハラしました。また、李詩情(リー・シーチン)と肖鶴雲(シャオ・ホーユン)がループを繰り返すたびに、少しずつ真相に近づいていく様子も興味深かったです。

一方で、江楓(ジャン・フォン)の犠牲や李詩情(リー・シーチン)の無力感など、胸が痛くなるようなシーンも多々ありました。ループという特殊な状況だからこそ、登場人物たちの感情がより強く伝わってくるように感じました。

第4話のラストでは、肖鶴雲(シャオ・ホーユン)と李詩情(リー・シーチン)が別々の場所にいるにもかかわらず、心は強く結びついていることが示されました。この先、二人はどのようにしてループを抜け出すことができるのか、今後の展開が気になります。

つづく