開端-RESET- 第9話 あらすじ/ネタバレ

アパートの住人が慌ててバケツを持って古い車庫に向かう。焦りが特に強いのは老焦だ。車庫に着くと、高圧鍋爆弾を持っていた女性が静かに水たまりを掃除している姿が見えた。彼女は隣人をなだめながら感謝の言葉を述べ、その後、虚ろな表情で車庫に戻っていった。

肖鶴雲(シャオ・ホーユン)と李詩情(リー・シーチン)がバスを降りた後、バスは再び不幸に見舞われる。監視カメラには彼らの行動がはっきりと記録されており、老焦も捜査対象となった。警察は監視カメラの死角である港務新村まで追跡し、杜(ドゥー)局長 は張成をリーダーとするチームを派遣して、李肖2人を逮捕し、老焦の背景を調査するよう命じた。

江楓(ジャン・フォン)一行は老焦の旧居を訪れる。家主は、老焦が火事から人を助けようとして表彰されそうになったが、実際にはその火事は車庫にいた女性の不適切な操作が原因だったと明かした。住民によると、火事の前に爆発音が聞こえ、その女性の名前は陶映紅だという。江楓(ジャン・フォン)はこれを基に、陶映紅の車庫を捜索するよう警察に指示し、張成は李肖2人の追跡を続けた。

肖鶴雲(シャオ・ホーユン)は心の中で葛藤し、李詩情(リー・シーチン)に迷惑をかけたくないと思い、一人で逃げ出す。しかし、李詩情(リー・シーチン)は絶対に諦めず、2人で彫刻のトラックに乗って港務新村から逃げる。警察は位置情報で追跡し、肖鶴雲(シャオ・ホーユン)は追跡を避けるために携帯電話を捨てるが、心の陰りは消えない。李詩情(リー・シーチン)に離れるように説得するが、李詩情(リー・シーチン)は毅然としてついてきて、携帯電話も車外に投げ捨てる。

トラックが到着したのは、なんと盧笛(ルー・ディー)の秘密基地だった。2人はパスワードを使って潜入し、一時的に身を隠すことができた。肖鶴雲(シャオ・ホーユン)は血痕を拭き取り、腕に怪我をしていることに気づく。李詩情(リー・シーチン)はアニメのコスプレ衣装に着替え、薬とメラトニンを買いに出かける。帰りに、自分と肖鶴雲(シャオ・ホーユン)が指名手配されていることを知る。タブレットには、爆発事件のニュースが大きく報じられており、李詩情(リー・シーチン)は肖鶴雲(シャオ・ホーユン)にここも長くは居られないと告げる。

杜(ドゥー)局長 は監視カメラで李肖の行動を把握し、運転手は血痕のついたリュックサックを発見して警察に情報を提供する。張成はチームを率いて盧笛(ルー・ディー)の住居を急襲するが、すでに空っぽだった。この時、李詩情(リー・シーチン)は隣の階のバルコニーで肖鶴雲(シャオ・ホーユン)の傷の手当てをしていた。ネット上では、2人に対する非難と誤解が渦巻いており、肖鶴雲(シャオ・ホーユン)は心が落ち着かない。李詩情(リー・シーチン)は世間の声に惑わされないようにと慰めるが、肖鶴雲(シャオ・ホーユン)は突然姿を消し、メラトニンを残して李詩情(リー・シーチン)に自分の帰りを待つように告げる。

第9話の感想

第9話は、物語が大きく動き出す重要な回だった。肖鶴雲(シャオ・ホーユン)と李詩情(リー・シーチン)が警察に追われる展開になり、ハラハラドキドキしながら見守った。特に、2人が彫刻のトラックに乗って逃げるシーンは手に汗握る緊迫感があり、見応えがあった。

また、江楓(ジャン・フォン)と杜(ドゥー)局長 の捜査も進展を見せ、老焦の過去や陶映紅の存在が明らかになった。老焦が火事から人を助けようとしていたという事実や、陶映紅が不適切な操作で火災を起こしていたという情報は、今後の展開を予想させる重要な要素だ。

一方で、肖鶴雲(シャオ・ホーユン)と李詩情(リー・シーチン)の関係にも変化が見られた。肖鶴雲(シャオ・ホーユン)は李詩情(リー・シーチン)に迷惑をかけたくないと思い、一人で逃げ出そうとしたが、李詩情(リー・シーチン)は最後まで諦めずに一緒に逃げてくれた。2人の絆が深まったことを感じさせるシーンだった。

ラストシーンでは、肖鶴雲(シャオ・ホーユン)が突然姿を消し、李詩情(リー・シーチン)にメラトニンを残して自分の帰りを待つように告げた。肖鶴雲(シャオ・ホーユン)が何をしようとしているのか、今後の展開が気になるところだ。

つづく