七時吉祥~エンドレス・ラブ~ 第10話 あらすじ/ネタバレ
長空(ちょうくう)は安涼に到著し、叔父の解嵐(かい らん)と再会を果たしました。そこで、父の忠臣であった王伯陽(おう はくよう)と胡 (こ)統領に出会い、四人で皇帝の昏さと忠臣の犠牲を嘆き、無念の死を遂げた人々のために立ち上がることを誓います。解嵐(かい らん)は、飛勇団の調令牌を長空(ちょうくう)に託し、三軍を率いて奸臣を倒し、天下を安定させることを期待します。
一方、祥雲(しょううん)は宋府に戻りますが、そこには蕭条とした光景が広がっていました。碧翠(へきすい)の悲しみを見て、両親が何かを隠しているのではないかと疑念を抱きます。翌日、李修茗との面会で、宋勤文(そうきんぶん)が陸家の捜索を命じられ、朝野から非難を浴びていることが明らかになります。
李修茗は、祥雲(しょううん)との結婚によって宋府を守ると提案します。両親への恩義に悩む祥雲(しょううん)は、最終的に政治的な結婚を受け入れることを決意します。この知らせは辺境の長空(ちょうくう)のもとにも届き、彼は衝撃を受けます。愛する祥雲(しょううん)と国家の命運の間で、彼は苦悩します。
鶯時(おうじ)の修行と李修茗の陰謀
鶯時(おうじ)は夢から覚めると、紫輝(しき)が霊石の姿で側にいることに気づき、怒りから彼を突き飛ばします。紫輝(しき)は正直に打ち明け、プライバシーを覗き見たことを謝罪します。鶯時(おうじ)は彼の修行の苦労を理解し、武功秘籍を贈ります。紫輝(しき)は驚異的な才能を発揮し、わずか一日で習得します。
長空(ちょうくう)と祥雲(しょううん)は、遠く離れていても心は繋がっています。長空(ちょうくう)は李修茗の陰謀に気づき、堤防に向かう疑わしい車隊や商船を調査し、災害の再発を防ぐために動き出します。
宋勤文(そうきんぶん)は娘の結婚を知り、阻止しようとしますが、李修茗に牽製されます。李修茗は聘礼として珍宝を贈り、祥雲(しょううん)を宮殿に招き、婚礼の準備を進めます。婚礼は10日後に執り行われる予定です。
長空(ちょうくう)は李修茗の陽動作戦を見抜き、夜通し布陣を敷き、最終的に爆薬を運ぶ車隊を捕らえ、潜在的な危機を回避します。
祥雲は香囊を作る過程で、家族や李修茗への贈り物も用意します。しかし、李修茗が香料アレルギーであることを知り、説明しようとしますが、偶然にも李修文(りしゅうぶん)の怒声を耳にします。李修文(りしゅうぶん)は、李修茗が祥雲を手に入れるために陸家と宋家を陥れたことを暴露します。
この事実に衝撃を受けた祥雲は、李修茗への不信感を募らせます。李修茗の説明も聞く耳を持たず、この間違った婚約を終わらせ、自分と周囲の人々を救うことを決意します。
第10話の感想
第10話は、長空と祥雲の運命が大きく動き出す重要な回でした。長空は安涼で叔父や父の忠臣たちと出会い、復讐への決意を新たにしました。一方、祥雲は宋家の危機を救うために李修茗との結婚を決意し、苦悩を深めています。
特に印象に残ったのは、祥雲が李修文(りしゅうぶん)の怒声を聞いて李修茗の真意を知ったシーンです。これまで信じてきた李修茗の裏切りを知り、彼女の絶望と怒りが伝わってきました。また、長空が祥雲の結婚を知って苦悩する姿も切なかったです。
つづく