七時吉祥~エンドレス・ラブ~ 第15話 あらすじ/ネタバレ

錦蓮は、錦蘿(きんら)が持ち帰った女媧石の心を使って、無理やり復活の儀式を開始した。神界は前代未聞の混乱に陥る。神託の異常な変動は、昊軒 (こうけん)(こうけん)神君の介入を招いた。彼は無上の神力で、蠢蠢欲動する魔羅族の力を抑え込み、六界の秩序を安定させた。しかし、新たな神託が下され、滄海(そうかい)が再び復活し、六界が崩壊の危機に瀕していることを示唆した。天地浩劫は避けられないように思われた。

初空(しょこう)仙君は、損傷した元神を修復するため、3度目の劫難の旅に出ることを決意した。一方、錦蘿(きんら)は愛する紫輝(しき)を傷つけるのを忍び、驚愕の行動に出る。彼女は自分の心臓をえぐり出し、女媧石の心と入れ替えようとしたのだ。この行為は儀式を完全に失敗させただけでなく、錦蘿(きんら)の元神にも緻命的なダメージを与え、最終的には神形俱滅してしまった。双子の息子である錦蓮も、厄難を逃れることはできず、人間界で劫難を経験して、一縷の生機を求めるしかなかった。彼は邪風(じゃふう)を託し、魔羅族の人々を守ってくれるように頼んだ。

その頃、昏睡状態から目覚めた紫輝(しき)は、記憶をすべて失っており、自分の名前さえ思い出せなくなっていた。姻縁閣で忙しく働く祥雲(しょううん)は、突然紅線翁(こうせんおう)から下界に降りて劫難を経験しなければならないと告げられ、心の中では不承不承だった。彼女は仮論しようとしたが、紅線翁(こうせんおう)に「あなたはかつて初空(しょこう)仙君に恋をしていた」と言われ、その言葉を次々と否定した。

李 (り)天王は、初空(しょこう)のために特別に作った劫難のシナリオの中で、初空(しょこう)は不治の病を患い、余命いくばくもない仙君として設定された。彼の命を救うことができるのは、玲瓏の心を持つ女性、つまり祥雲(しょううん)の心だけだった。祥雲(しょううん)の初空(しょこう)への愛は、唇と歯が触れ合うキスによって引き起こされる必要があり、二人の心臓から愛の光を放ち、劫難を乗り越えることができる。初空(しょこう)は、このシナリオは少し子供じみていると感じたが、面白い挑戦だと感じ、祥雲(しょううん)には自分に絶対服従することを要求するルールを密かに追加した。

修茗は、劫難に関する書物を調べているうちに、祥雲(しょううん)の元神が損傷しているという衝撃の事実を発見した。彼女は毎回の劫難で進んで自分を犠牲にしており、その結果、元神は修復不可能なほどに損傷してしまったのだ。初空(しょこう)は祥雲(しょううん)の忘川蜜を誤って食べてしまったため、祥雲(しょううん)は記憶を持ったまま転生することができず、真の人間、御剣宗宗主の娘楊小祥(よう しょうしょう)となってしまった。一方、初空(しょこう)は記憶を持ったまま人間界に降り、聖凌教の教主となり、玲瓏の心を持つ女性を探す名目で、実は祥雲(しょううん)を探していた。

楊小祥(よう しょうしょう)一家は満香館で滅門の危機に遭い、彼女だけが生き残り、初空(しょこう)に救出されて聖凌教に連れて行かれた。記憶を失った楊小祥(よう しょうしょう)は、初空(しょこう)の献身的な世話によって徐々に回復していったが、いたずら好きでやんちゃな性格は変わらなかった。彼女は師父への感謝の気持ちを込めて、命を懸けて木に登って海棠の花を摘もうとしたが、危うく転落しそうになった。しかし、そのことで初空(しょこう)は彼女の純真で可愛らしい一面を知ることができた。

第15話の感想

第15話は、衝撃的な展開が続いた回でした。錦蓮の暴走によって神界は大混乱に陥り、錦蘿(きんら)は命を落としてしまいました。初空(しょこう)は3度目の劫難の旅に出発し、祥雲(しょううん)も下界に降りて劫難を経験することになりました。

特に印象に残ったのは、錦蘿(きんら)の最期です。彼女は紫輝(しき)を傷つけるのを忍び、自分の心臓をえぐり出して復活の儀式を完成させようとしました。しかし、その行為は儀式を失敗させ、彼女自身も命を落としてしまいました。錦蘿(きんら)の自己犠牲は、彼女の紫輝(しき)への愛の深さを物語っています。

また、祥雲(しょううん)が下界に降りて劫難を経験することになったのも驚きでした。彼女は初空への愛を証明するために、唇と歯が触れ合うキスをしなければなりません。果たして、祥雲(しょううん)は初空への愛を貫き通すことができるのでしょうか?

第15話のラストシーンは、初空と楊小祥(よう しょうしょう)の出会いで終わりました。記憶を失った楊小祥(よう しょうしょう)は、初空の献身的な世話によって徐々に回復していきました。しかし、彼女はまだ初空のことを覚えていません。初空は楊小祥(よう しょうしょう)の記憶を取り戻すことができるのでしょうか?

つづく