七時吉祥~エンドレス・ラブ~ 第16話 あらすじ/ネタバレ

初空(しょこう)のジェットコースターのような感情

初空(しょこう)の心はジェットコースターのように揺れ動きます。楊小祥(よう しょうしょう)が聖凌教の全員への愛を告白したとき、初空(しょこう)の心は喜びに満ち溢れましたが、すぐに失落感に包まれました。彼の表情の変化は、夏の変わりやすい天気のようです。

楊小祥(よう しょうしょう)の告白と初空(しょこう)の決意

楊小祥(よう しょうしょう)が去った後、初空(しょこう)は自分で作った海棠花糕を食べることにします。小放(しょうほう)の忠告は耳を素通りし、彼はその気持ちを味わう決意をします。しかし、一口食べた瞬間、初空(しょこう)の表情は固まります。その味は、彼に人生の意味を再考させます。

聖凌教の務めと楊小祥(よう しょうしょう)の疑問

その後、初空(しょこう)は聖凌教の務めに専念します。千謀(せんぼう)の報告を聞いた後、彼は頼る人のいない孤児たちのことを心配し、千謀(せんぼう)に適切な処置を命じます。一方、楊小祥(よう しょうしょう)は千忍(せんにん)の袖をそっと引っ張り、自分も師匠に拾われた子供なのかと尋ねます。千忍(せんにん)は突然の質問に答えに窮します。

江湖の動きと新たな脅威

この頃、江湖は騒然としていました。御剣宗の新宗主である陳堂主(ちんどうしゅ)は、楊小祥(よう しょうしょう)を標的に懸賞金をかけました。千忍(せんにん)は調査の結果、清河五怪(せいがあごかい)、徽山派二当家呉群(ご ぐん)、金烏派掌門許文瑞(きょ ぶんずい)など、楊宗主と因縁のある勢力を特定しました。初空(しょこう)が任務を割り当てている最中、台所から大きな音がして静寂が破られます。新しいトラブルが近づいていることを予感させます。

楊小祥(よう しょうしょう)の苦悩と初空(しょこう)の誤解

聖凌教での日々は笑い声と混乱に満ちていましたが、楊小祥(よう しょうしょう)は美味しい海棠花糕を作れないことに悩んでいました。彼女は何度も挑戦し、何度も失敗し、ついに勇気を振り絞って新作を初空(しょこう)に試食してもらいます。しかし、結果は芳しくありませんでした。口の周りに糕渣をつけた初空(しょこう)のおかしな様子に、楊小祥(よう しょうしょう)は思わず手を伸ばしてしまいます。しかし、その行動を初空(しょこう)は愛の告白と勘違いし、思いがけないキスシーンが展開されます。楊小祥(よう しょうしょう)は恥ずかしさと怒りで、部屋を飛び出してしまいます。

千忍(せんにん)の助言と初空の奮闘

楊小祥(よう しょうしょう)の冷たさに落胆した初空を見て、千忍(せんにん)は彼を助けることを決意します。彼は感情を深めるための計画をいくつか提案します。初空はまず剣技を披露しますが、誤って楊小祥(よう しょうしょう)に花を摘んだことで怒っていると思わせてしまいます。その後、子豚をプレゼントしますが、楊小祥が子豚を殺したと勘違いして怒ってしまいます。最終的には誤解が解け、子豚は楊小祥のペットになり、臭臭と名付けられます。

千忍(せんにん)のアドバイスを受け、初空は楊小祥のために料理を作ることにします。しかし、彼の料理の腕前はひどいもので、台所が危うく火事になりそうになります。なんとか作った料理の中で、食べられるのはキノコのスープだけでした。不幸なことに、この唯一の料理が原因で、4人全員がキノコ中毒になってしまいます。滑稽でありながら心温まる場面です。

千忍(せんにん)の告白と裴修茗の陰謀

夜が更けると、4人は並んで寝ます。楊小祥は千忍(せんにん)から、彼の出生の秘密と、千謀(せんぼう)と一輪の花である千蘿(せん ら)との不思議な縁を聞きます。前回の計画が失敗したにもかかわらず、3人は諦めず、精心策划した苦情劇を演じることにします。彼らはすべてを準備し、初空がヒーローとして楊小祥を救い、彼女の心を動かすことを期待します。

一方、裴修茗の陰謀も闇躍していました。彼は初空が楊小祥を連れ出すことを知り、部下に命じて初空を殺し、楊小祥を取り戻そうとします。初空たちは万全の準備をしていますが、未知の危険が忍び寄っています。感情と運命をかけた戦いが幕を開けようとしています。

第16話感想

第16話は、ジェットコースターのような展開で、初空の感情が激しく揺れ動く様子が描かれていました。楊小祥の告白に喜び、失落し、そして再び奮闘する初空の姿は、見ていてハラハラドキドキしました。

特に印象に残ったのは、初空が誤解から楊小祥にキスをしてしまうシーンです。このシーンは、コメディ要素もありつつ、初空の楊小祥への想いが伝わってくるような、切ないシーンでした。

また、千忍(せんにん)の助言を受けて、初空が料理に挑戦するシーンも面白かったです。彼の料理の腕前はひどいものでしたが、その一生懸命な姿には思わず応援したくなりました。

つづく