七時吉祥~エンドレス・ラブ~ 第21話 あらすじ/ネタバレ

夜が深まるにつれて、天界の端で衝撃的な戦いが繰り広げられました。死士の魔気を吸収して自分の力を高めようとした野心家、許文瑞(きょ ぶんずい)はついに最期を迎えました。楊小祥(よう しょうしょう)の決意により、玲瓏の力を発揮した彼女は、初空(しょこう)と共に許文瑞(きょ ぶんずい)を完全に倒しました。しかし、勝利の代償は大きかったです。初空(しょこう)は楊小祥(よう しょうしょう)に自分の玲瓏の心臓を捧げ、彼女の暖かい腕の中で安らかに息を引き取りました。白い髪が、無限の悲壮さを映し出します。

師匠の息のない顔を眺め、楊小祥(よう しょうしょう)の心は張り裂けそうになり、涙が静かに流れ落ちました。この瞬間、彼女は初空(しょこう)の深い愛意を理解しました。生死を超越したその想いは、彼女の心を痛めました。師匠への尽きることのない思いと別れを惜しみながら、楊小祥(よう しょうしょう)は初空(しょこう)の体を抱きしめ、深い崖へと飛び降りる決意をしました。まるで、その瞬間、彼女と師匠は数え切れないほどの美しい思い出を一緒に過ごしたかのようでした。

幸いなことに、運命はこの2人を本当に引き離しませんでした。彼らは最終的に天界に戻ることができ、錦蓮兄妹も苦難を乗り越えて幸せになりました。花精の千蘿(せん ら)は、実は錦蘿(きんら)の化身であり、重傷を負った紫輝(しき)を献身的に世話しています。紫輝(しき)は記憶を取り戻しましたが、鶯時(おうじ)の消息を気にかけており、自ら探そうとしますが、立つことさえ困難であることがわかりました。彼の心臓は、錦蘿(きんら)の霊力によって命を繋いでいたのです。この深い愛情は、感動的です。

天界に戻った初空(しょこう)は、昊軒 (こうけん)(こうけん)に会う前に、銭(せん)天王に修茗の過去を徹底的に調査するよう命じました。銭(せん)天王は期待に応え、修茗が摩羅(まら)族で過ごした長い年月と、滄海(そうかい)女帝との知られざる過去を明らかにしました。修茗が持っていた天穹玉は、元々滄海(そうかい)のものでした。この秘密の暴露により、初空(しょこう)は修茗の執著をより深く理解することができました。

一方、祥雲(しょううん)は劫難を乗り越えて戻ってきましたが、心にはまだ人間界の傷が残っていました。初空(しょこう)はそれを聞きつけ、祥雲(しょううん)の元神が安定していることを確認して安心しますが、突然現れた修茗の気遣いに嫉妬心を抱き、修茗を連れ出して問い詰めます。修茗は滄海(そうかい)への愛を率直に認め、彼女のために六界を覆す覚悟があると表明します。この決意に、初空(しょこう)は言葉もありませんでした。

3万年前の真相を追う中で、初空(しょこう)は祥雲(しょううん)の正体に異変を感じ、祥雲(しょううん)も初空(しょこう)が記憶を持って人間界に降りたことに気づきます。2人の間には、人間界の記憶によって生まれた微妙な感情が再び提起され、お互いの心に波紋を広げます。気まずさを解消するため、祥雲(しょううん)は海棠花糕を手作りして初空(しょこう)を喜ばせようとしますが、誤って自分の気持ちを誤解されてしまいます。

あっという間に祥雲(しょううん)の誕生日が近づき、姻縁閣内は華やかに飾り付けられ、お祝いの雰囲気に包まれます。初空(しょこう)は皿を届ける名目で、祥雲(しょううん)に「もう師匠だけではない」という気持ちを伝え、2人は心を通わせ、一緒に誕生日を過ごすことを約束します。祥雲(しょううん)は初空の頬にキスをし、その瞬間、すべての誤解と隔たりは消え去り、ただ2つの心が寄り添うだけになりました。

第21話の感想

第21話は、感動と悲しみ、そして希望が交錯する、まさにジェットコースターのような展開でした。許文瑞(きょ ぶんずい)との戦いで初空が命を落とすという衝撃的な結末は、多くの視聴者の涙を誘ったことでしょう。しかし、楊小祥(よう しょうしょう)と初空の強い絆は死をも超え、2人は天界で再会を果たします。

特に印象に残ったのは、楊小祥(よう しょうしょう)と初空の最後のシーンです。崖から飛び降りる決意をした楊小祥(よう しょうしょう)の表情は、悲しみと覚悟が入り混じったもので、見ているこちらも胸が締め付けられました。そして、天界で再会した2人の姿は、まるで永遠の愛を誓うかのようでした。

また、祥雲(しょううん)と初空の関係にも注目が集まりました。祥雲(しょううん)は人間界での記憶を失ったことで、初空への気持ちに戸惑いを覚えますが、最終的には自分の気持ちに正直になり、初空への愛を告白します。2人の恋の行方も気になるところです。

つづく