天庭の複雑な状況と祥雲(しょううん)の決意
天界では、複雑な状況が続いていました。孫(そん)天王は、銭(せん)天王の妨害により、初空(しょこう)に会うことができず、昊軒 (こうけん)(こうけん)天帝に苦情を訴えていました。天界には四大天王という名がありますが、実際には序列があり、銭(せん)天王の傲慢な態度は、孫(そん)天王と昊軒 (こうけん)(こうけん)の地位を軽視しているように見えました。
祥雲(しょううん)の誕生日に、姻縁閣は賑わっていましたが、初空(しょこう)の姿はありませんでした。初空(しょこう)は昊軒 (こうけん)(こうけん)に呼ばれており、天帝の質問に冷淡に答え、祥雲(しょううん)を劫難に利用して元神を再構築するという昊軒 (こうけん)(こうけん)のやり方に疑問を呈しました。昊軒 (こうけん)(こうけん)は、小仙の犠牲は大局のためだと考え、初空(しょこう)は祥雲(しょううん)を守ることを決意し、護神呪を施すことを約束しました。この呪いは強力で、祥雲(しょううん)の元神が損傷を受けると、そのほとんどが呪をかけた初空(しょこう)に転移します。この行動は、紅線翁(こうせんおう)に感銘を与え、祥雲(しょううん)との縁を結びました。
晨星台上、初空(しょこう)は祥雲(しょううん)に心を開き、護神呪をかけようとしましたが、呪いは無効であることがわかりました。二人の間の感情のもつれは、さらに複雑になりました。
一方、錦蓮は人間界で転生し、摩羅(まら)山で過去の過ちを仮省し、徐々に人間としての温かみを取り戻しました。錦蘿(きんら)も人間の姿に戻りました。錦蓮は女媧石を探し続けましたが、紫輝(しき)との劫難を忘れられませんでした。
祥雲(しょううん)は李 (り)天王が行方不明になっていることに気づき、命簿と聖凌教の教本から、陰謀が隠されていることに気づきました。初空(しょこう)の仮対を押し切って、祥雲(しょううん)は人間界に降りて調査することにしました。二人は牽絲引の影響で、目覚めた後、性別が入れ替わってしまいました。祥雲(しょううん)は勇敢な将軍となり、初空(しょこう)は王女になりました。
皇宮では、将軍となった祥雲(しょううん)は、皇帝の質問に答え、皇帝と太后がそれぞれ逐浪九峰玉佩の半分を持っていることを知りました。玉佩を合わせると、李 (り)天王の失踪の謎が解ける可能性があります。初空(しょこう)は将軍府で、王女が流産したことを知りました。これは、敵国の細作である馨然(けいぜん)の仕業でした。初空(しょこう)はこれを利用して、薬舗の掌柜を証人として馨然(けいぜん)を告発し、彼女を罰することにしました。
しかし、馨然(けいぜん)は祥雲(しょううん)を救うためにこのような行動をとったと主張し、事態はさらに複雑になりました。祥雲は馨然(けいぜん)の弁明に心を痛めましたが、真相がどうであれ、馨然(けいぜん)を罰して自分と初空(しょこう)、そして背後に隠された大きな陰謀を守ることを決意しました。
調査が進むにつれて、初空(しょこう)と祥雲は、皇宮の内外で繰り広げられている複雑な権力闘争、太后と皇帝の確執と牽製を明らかにしました。初空は巧みに策略を巡らせ、祥雲と共に真相を明らかにし、互いに守り合い、混乱した天界と人間界に安寧をもたらすことを誓いました。
第22話感想
第22話は、天界と人間界の複雑な状況がさらに明らかになり、祥雲と初空の絆が深まる回でした。
まず、天界では孫(そん)天王と銭(せん)天王の確執が描かれ、権力闘争の激しさが伺えます。昊軒 (こうけん)(こうけん)天帝は祥雲を劫難に利用しようとしており、彼の冷酷な一面が垣間見えました。
一方、人間界では錦蓮が転生し、人間としての温かみを取り戻す様子が描かれました。また、祥雲は李 (り)天王の失踪の謎を解き明かすために人間界に降り、初空と性別が入れ替わるという意外な展開となりました。
この回では、祥雲と初空の絆がさらに深まりました。初空は祥雲を守るために護神呪を施そうとしたり、祥雲は初空を守るために馨然(けいぜん)を告発したりと、お互いを大切に思う気持ちが伝わってきました。
つづく