七時吉祥~エンドレス・ラブ~ 第36話 あらすじ/ネタバレ

昊軒 (こうけん)(こうけん)の心は疑念に包まれ、ついに李 (り)天王の埃にまみれた運命の書に手がかりを発見しました。破れた紙の背後に隠されていたのは、驚くべき秘密でした。平凡な女性と思われていた祥雲(しょううん)は、転生した滄海(そうかい)だったのです。この発見は、昊軒 (こうけん)(こうけん)の心に雷鳴のように響き、目の前の女性を改めて見つめ直さざるを得ませんでした。

一方、初空(しょこう)は千辛万苦の末、妖王の力を手に入れました。彼は無界に急ぎ、運命を左右する滄海(そうかい)の力を取り戻そうとします。出発前、彼は祥雲(しょううん)を錦蓮に託し、その目は未練と決意に満ちていました。しかし、昊軒 (こうけん)(こうけん)の突然の行動がこの静けさを破りました。彼は大軍を率いて詭林を包囲し、一触即発の事態となりました。

初空(しょこう)は摩羅(まら)族と妖族と共に戦い、祥雲(しょううん)を守るために命を懸けます。しかし、彼女を傷つけないようにするため、初空(しょこう)は彼女を結界の中に閉じ込めました。しかし、祥雲(しょううん)の心は炎のように熱く、誰にも犠牲になってほしくありませんでした。彼女は決然と障壁を突破しました。戦場では、妖力と人力の激突が激しく、初空(しょこう)は徐々に力を失い、昊軒 (こうけん)(こうけん)の疑念はますます強くなりました。彼は初空(しょこう)の仮面を剝ぎ取り、その正体を暴こうとしていました。

この危機的な状況の中、祥雲(しょううん)は初空(しょこう)の前に立ち、冷淡な態度で妖族との関係を隠そうとし、詭林の安全と引き換えにしました。彼女は昊軒 (こうけん)(こうけん)と共に天界に戻ることを約束しましたが、条件は昊軒 (こうけん)(こうけん)が軍を撤退させ、二度と詭林を侵さないことでした。初空(しょこう)は止めようとしましたが、祥雲(しょううん)は密語で彼を説得しました。彼女は初空(しょこう)だけが滄海(そうかい)の力を取り戻すことができ、彼らに逆転の可能性があることを知っていたのです。

天界では、昊軒 (こうけん)(こうけん)の祥雲(しょううん)に対する処置について意見が分かれていました。紅線翁(こうせんおう)は情けを乞い、修茗は昊軒 (こうけん)(こうけん)の公正さを示すために祥雲(しょううん)に天罰を与えるべきだと主張しました。その裏で、修茗は時間を稼ぎ、密かに救出を計画していました。しかし、祥雲(しょううん)は去ることを拒否し、公審の日に真実を明らかにし、名誉を回復することを望んでいました。

三万年前の真実を映し出すことができる唯一の法器である玄天鏡は、昊軒 (こうけん)(こうけん)によって破壊されてしまいました。修茗は孫(そん)天王に修復を依頼し、その決意は固く、悲壮感に満ちていました。一方、初空(しょこう)は無界で運命を変える力を見つけようと必死に探していました。

ついに公審の日が訪れ、多くの仙人が集まりました。修茗は痛みを堪えながら刑場に駆けつけ、表向きは自らの手で刑を執行することを求めましたが、実は裏の意味がありました。修茗の問いかけに、祥雲(しょううん)は沈黙を貫きました。一鞭一鞭が彼女への肉体的、精神的な拷問であり、修茗の心の痛みを映し出していました。紅線翁(こうせんおう)と孫(そん)天王は焦燥に駆られ、奇跡を期待していました。

修茗の鞭声とともに、時間が止まったかのように感じられました。ついに、修茗は使命を果たしました。玄天鏡が修復され、三万年前の真実が明らかになろうとしていました。昊軒 (こうけん)(こうけん)の陰謀、祥雲(しょううん)の無実、すべてがこの公審で最も公正な裁きを受けることになります。そして、運命に翻弄された恋人同士である初空(しょこう)と祥雲(しょううん)は、最終決戦と救済を迎えることになります。

第36話の感想

第36話は、物語が大きく動く重要なエピソードでした。昊軒 (こうけん)(こうけん)の疑念が明らかになり、初空(しょこう)と祥雲は危機に陥りました。しかし、修茗の決意と紅線翁(こうせんおう)の協力により、真実が明らかになる可能性が出てきました。

特に印象に残ったのは、祥雲の決意です。彼女は初空(しょこう)を守るために、冷淡な態度で妖族との関係を隠し、天界に戻ることを決意しました。彼女の強い意誌と初空への愛が伝わってくるシーンでした。

また、修茗の行動にも感動しました。彼は祥雲を救うために、命を懸けて玄天鏡を修復しました。彼の友情と勇気は、この物語の重要な要素です。

つづく