七時吉祥~エンドレス・ラブ~ 第4話 あらすじ/ネタバレ
祥雲(しょううん)は、長空(ちょうくう)の溺愛に近い態度に、困惑しつつも甘さを感じていました。しかし、彼女は背負っている使命を自覚し、綿密に計画された「半仙攻略」を実行に移すことを決意します。
紫輝(しき)は、急遽算命師の役を任された仲間として、街角に座り、長空(ちょうくう)と祥雲(しょううん)の到著を待ちます。2人が罠に嵌ると、紫輝(しき)は台本通りに、彼らが無理に結ばれると血の惨事が起こると予言します。しかし、長空(ちょうくう)は揺るぎない信念で運命は変えられると答え、この予想外の展開で計画は早くも波乱の兆しを見せます。
計画をより説得力のあるものにするため、祥雲(しょううん)は巧妙に「偽りの芝居」を仕組んだのです。彼らはわざと人通りの少ない道をを選び、偽の刺客を使ってあの「血の惨事」を検証しようとします。しかし、世の中は思い通りにはいかず、刑察司の鎧を著た本物の刺客が現れ、事態は瞬く間に製御不能に陥ります。
長空(ちょうくう)は優れた武術の腕前で刺客を簡単に撃退しますが、より深い陰謀が明らかになります。緊張が高まる中、祥雲(しょううん)は大胆な決断を下します。彼女は刺客の刃を利用して、自分が拉緻されたように見せかけ、長空(ちょうくう)をより大きな危険から守ろうとしたのです。
刺客たちは不意を突かれ、怒り狂って長空(ちょうくう)に襲いかかります。長空(ちょうくう)は祥雲(しょううん)を守るために負傷し、昏倒してしまいます。幸いなことに、李修茗が駆けつけて危機を救いました。
事後、宋勤文(そうきんぶん)は娘の行動に激怒し、厳しく叱責します。祥雲(しょううん)は紫輝(しき)に会いに行き、彼が詐欺師を信じてしまったために計画が狂ってしまったことを知ります。紫輝(しき)の純粋さと優しさは、複雑な人心の前ではあまりにも脆く、世の中の厳しさを痛感させられます。
祥雲(しょううん)は、記憶を持ったまま下界に降りたことがバレれば大変なことになると自覚し、負傷した長空(ちょうくう)をより一層献身的に看病し、愛情と気遣いで彼への好感度を上げようとします。長空(ちょうくう)は幸せに浸り、祥雲(しょううん)が完全に自分に傾倒したと勘違いしますが、それは祥雲(しょううん)が自衛のために仕掛けた「優しい罠」に過ぎません。2人は病床の前で指切りげんまんをし、永遠に互いに傷つけないと約束します。この様子は天界の紅線翁(こうせんおう)と李 (り)天王も見ており、2人の縁に期待を寄せます。
闇殺に失敗したことを知った黒ずくめの男は、長空(ちょうくう)の強さをより一層警戒し、部下に行動に注意するよう忠告します。一方、長空(ちょうくう)親子は調査を進める中で、刺客の背後に二皇子が関わっていることを突き止めます。家族内部の闇流に、陸涼(りくりょう)は警戒心を強めます。
一方、紫輝(しき)は鶯時(おうじ)を探す過程で、彼女に一目惚れし、人間界の恋を体験します。錦蓮はこのことに注目し、女媧石の鼓動が気になる一方で、聖女の安全を心配します。なぜなら、彼と聖女は生死を共にする運命にあるからです。
同時に、鶯時(おうじ)は「この宿屋」に新しい身分で現れ、陸家の様子を不純な目的で観察しています。紫輝(しき)は後を追い、宿屋の向かいに部屋を取り、心の中の女性を静かに見守ります。一方、長空(ちょうくう)は李修茗の頻繁な出現を疑い、彼が祥雲(しょううん)に気があるのではないかと考え、自分の愛を守るために行動を起こすことを決意します。
このエピソードでは、誤解、陰謀、愛が絡み合い、1枚1枚の絵のように鮮やかに描かれています。登場人物はそれぞれが自分の目標のために努力しており、運命の歯車は静かに回り、物語を未知の方向へと導いていきます。
第4話の感想
第4話は、複雑に絡み合う人間関係や、予測不可能な展開が魅力的でした。特に、祥雲(しょううん)の「半仙攻略」は、綿密に計画されたものの、予想外の事態に翻弄される様子がスリリングで、目が離せませんでした。また、長空の揺るぎない信念や、紫輝(しき)の純粋さなど、登場人物たちの個性が際立っており、それぞれのキャラクターに感情移入しながら楽しむことができました。
さらに、このエピソードでは、二皇子や黒ずくめの男など、謎めいた人物が登場し、物語にさらなる深みを与えています。彼らの真の目的や、陸家との関係が明らかになるにつれて、物語はますます面白くなっていきそうです。
また、鶯時(おうじ)の登場や、李修茗の動向など、今後の展開を予感させる要素も盛り込まれており、早く続きが見たくなりました。
つづく