七時吉祥~エンドレス・ラブ~ 第6話 あらすじ/ネタバレ

夜が訪れ、紫輝(しき)は鶯時(おうじ)を救うために危険を冒し、禁を破って女媧石の姿に変わり、川底に沈み、一夜の間、静かに見守っていた。一方、昏睡から目覚めた緑荷(りょっか)は、祥雲(しょううん)を水に突き落としたことに困惑と後悔を感じ、鶯時(おうじ)に必死に説明し、理解を得たいと願う。鶯時(おうじ)は責めることはなかったが、命の恩人である人物に強い興味を抱いていた。

長空(ちょうくう)と祥雲(しょううん)は無事に府に戻り、長空(ちょうくう)は鶯時(おうじ)は舅父が養女として引き取った義理の娘であると正直に明かし、二人の関係を適切に処理することを約束する。しかし、祥雲(しょううん)は依然不安を拭えず、無意識のうちにこの謎めいた女性を怒らせてしまい、自分に不幸が降りかからないかと心配する。一方、李修茗は祥雲(しょううん)を救えなかったことに不満を抱き、弱さを装うのをやめ、長空(ちょうくう)に正式に勝負を挑み、祥雲(しょううん)の心を勝ち取ろうと決意する。

夜が更け、長空(ちょうくう)は勇気を振り絞って父である陸涼(りくりょう)に会いに行く。当然のことながら、厳しく叱責されることになる。皇帝は武学少傅を選ぶための皇家騎射武試を準備しており、陸涼(りくりょう)は長空(ちょうくう)の怪我の回復を心配し、この競争で怪我をすることを恐れていた。しかし、長空(ちょうくう)は今回の機会を逃すのはむしろ幸運なことだと考える。陸家は地位が高いため、目立ちすぎると不必要な疑いと思惑を招くだけだからだ。陸涼(りくりょう)は、陸家は代々忠義を尽くし、強権を恐れないと主張し、皇帝が圧力をかけようとしても決して屈しないと述べ、長空(ちょうくう)に全力で陸家の威厳を示すように求める。

一方、李修茗の駒である馮(ふう)都尉は、二皇子の側近として潜伏しながら、文康郊外で高架橋に細工をするという秘密任務を任される。そして、錦蓮は紫輝(しき)が鶯時(おうじ)に心を寄せていることを知り、邪風(じゃふう)に引き続き監視を命じ、この感情のもつれが思いがけないドラマチックな展開をもたらすことを期待する。

鶯時(おうじ)は陸府に入居し、これで長空(ちょうくう)に近づくことができると確信し、緑荷(りょっか)に引き続きあの無名の英雄を探すよう命じる。紫輝(しき)は鶯時(おうじ)が引っ越したことを知り、複雑な気持ちで祥雲(しょううん)に打ち明ける。二人は鶯時(おうじ)の選択に複雑な思いを抱く。

国庫が空になり、辺境の戦況が逼迫する中、大皇子李修哲(り しゅうてつ)と陸涼(りくりょう)は、皇帝が寝殿を贅沢に改修することに仮対したことで皇帝の怒りを買う。李修文(りしゅうぶん)は皇帝の味方につき、陸涼(りくりょう)の不敬な行為を非難する。陸涼(りくりょう)は、陸家は君主に忠誠を尽くし、国を守るために私心を犠牲にすることを厭わないと堂々と主張する。

校場の比試が予定通りに行われ、京城的貴女たちが続々と集まる。長空(ちょうくう)はわざと実力を隠し、怪我の回復が不十分であることを理由に、平凡なパフォーマンスを見せる。しかし、高架橋が突然崩落の危機に陥ると、彼はためらうことなく立ち上がり、三本の矢を放って状況を安定させ、危うく落下しそうになった祥雲(しょううん)を救う。祥雲(しょううん)は咄嗟に長空(ちょうくう)に飛びかかり、二人は息を合わせて危機を回避し、在場の全員から賞賛を浴びる。

李修哲(り しゅうてつ)は長空(ちょうくう)の落ち著きぶりを見て、太子少傅に推薦する。皇帝と李修文(りしゅうぶん)は内心乗り気ではなかったが、臣下の賛同を得て、長空(ちょうくう)は渋々この任命を受け入れる。皇帝は公の場で賞賛するが、その言葉には深い意味が込められており、陸氏父子に警戒心を持たせる。その後、皇帝は湘北の匪賊を理由に、陸家の兵権を借り受け、実質的にその力を削ぐ。宋勤文(そうきんぶん)は娘に、皇帝の前で軽率な行動をとらないように厳しく戒め、宋陸両家が連累されるのを防ぐ。長空は、祥雲(しょううん)をこの政治的渦中に巻き込まないように、必ず守ると心に誓う。

第6話:感想

第6話は、物語が大きく動き出す重要なエピソードでした。紫輝(しき)の命を懸けた行動、鶯時(おうじ)の引っ越し、長空と祥雲(しょううん)の再会、そして長空の新たな挑戦など、見どころ満載の内容でした。

特に印象的だったのは、紫輝(しき)と鶯時(おうじ)の関係です。紫輝(しき)は鶯時(おうじ)を救うために命を懸けましたが、鶯時(おうじ)は陸府に引っ越してしまいました。紫輝(しき)の心中は複雑だったでしょう。鶯時(おうじ)もまた、紫輝(しき)の命を救った人物に興味を抱き、複雑な思いを抱いている様子でした。二人の関係が今後どのように発展していくのか、気になるところです。

また、長空と祥雲(しょううん)の再会も印象的でした。長空は祥雲(しょううん)を救うために高架橋の崩落を防ぎ、祥雲は長空に飛びかかりました。二人は息を合わせて危機を回避し、在場の全員から賞賛を浴びました。このシーンは、二人の絆の深さを改めて感じさせるものでした。

そして、長空が太子少傅に任命されたことも重要な展開でした。皇帝は長空の実力を認めたものの、その背後には深い思惑が隠されているようです。長空は今後、皇帝の思惑に巻き込まれていくことになるのでしょうか。

つづく