春を待ちわびて~The sea in the dream~ 第13話 あらすじ/ネタバレ

肖春生(シャオ・チュンション)は文工団の門をくぐり、久々に再会した賀紅玲(ホー・ホンリン)と目を合わせます。軍隊の鉄則により、二人は溢れる想いを胸に秘め、微笑と視線だけで千言万語を伝え合います。賀紅玲(ホー・ホンリン)は稽古で多忙なため、肖春生(シャオ・チュンション)は軍区招待所の外で静かに待ちます。戦友の萌萌(モンモン)は窓から偶然その様子を目撃し、好奇心を抱きますが、賀紅玲(ホー・ホンリン)は二人の関係を軽く否定します。

夜が訪れ、稽古を終えた賀紅玲(ホー・ホンリン)は肖春生(シャオ・チュンション)との約束の食堂へ急ぎます。隣席の喧騒の中で、項南(シャン・ナン)の姿が目に入ります。項南(シャン・ナン)は先ほど騰冲で5千元で翡翠原石を手に入れ、切ってみると希少な満翠の極品で、莫大な価値があることが判明しました。悪党の賈涛は噂を聞きつけ、暴力で項南(シャン・ナン)に原石を安く売らせようとしますが、項南(シャン・ナン)は頑として拒否します。これは彼の全財産を賭けた戦いでした。食事の後、段磊(ドゥアン・レイ)と刑警隊から戻ったばかりの戦友の戦軍(ジャン・ジュン)が合流しますが、戦軍(ジャン・ジュン)は急用のため先に去ります。

帰路、突如として起こった衝突が静寂を破ります。項南(シャン・ナン)は賈涛らに追われ、それを目撃した肖春生(シャオ・チュンション)は賀紅玲(ホー・ホンリン)に警察への通報を指示し、自身は段磊(ドゥアン・レイ)と共に項南を守ります。奮闘するも、人数の差で段磊(ドゥアン・レイ)は負傷してしまいます。その時、肖春生(シャオ・チュンション)は賀紅玲を庇い、致命的な一撃を受け、血が彼の服を染めます。

警察が駆けつけ暴徒を追い払った後、肖春生は賈涛を追いかけて取り押さえますが、賈涛は自ら命を絶ちます。その光景に衝撃を受けた肖春生は、その場で気を失います。目を覚ました彼は真っ先に賀紅玲の無事を確認し、彼女が軽傷であることを知り、ようやく安心します。病室で、二人はこの事件を乗り越え、より一層強い絆で結ばれ、決して離れないことを誓います。

葉国華は知らせを聞いて駆けつけ、賀紅玲を適切に守れなかったことを肖春生に責めます。賀紅玲は肖春生を庇い、事の顛末を説明します。葉国華は納得できないものの、現実を受け入れざるを得ず、段磊(ドゥアン・レイ)を兄弟のように大切にすると肖春生と賀紅玲に約束します。

警察の捜査の結果、肖春生の行為は正当防衛と判断されますが、彼は賈涛の死の重さに心を痛めます。段磊(ドゥアン・レイ)は肖春生に、項南の翡翠は100万元の価値があり、賈涛の背後にいる賈輝は黒社会のボスであり、簡単には諦めないだろうと告げます。戦軍(ジャン・ジュン)は賈輝をおびき寄せるための計画を提案し、肖春生は不安を抱きながらも同意します。

葉国華は補品を持って見舞いに訪れ、戦軍(ジャン・ジュン)の計画を知ると、黙って補品を肖春生と段磊に渡し、彼らの安全を祈ります。街のどこかで、正義と悪の戦いが静かに始まります。肖春生、賀紅玲、段磊の友情はこの嵐の中でさらに強固なものとなります。

第13話の感想

第13話は、緊張感と感動が入り混じった、見応えのあるストーリー展開でした。肖春生と賀紅玲の再会シーンは、言葉少なながらも二人の強い絆が伝わってきて、胸が熱くなりました。また、項南の翡翠をめぐる事件は、ハラハラドキドキする展開で、最後まで目が離せませんでした。

特に印象的だったのは、肖春生が賀紅玲を庇って致命傷を負うシーンです。彼の命を懸けた行動には、深い愛情と責任感が感じられ、涙なしには見られませんでした。

一方で、戦軍(ジャン・ジュン)の計画には一抹の不安が残ります。賈輝のような悪党を相手にするには、危険が伴うことは明らかです。果たして、肖春生たちは無事にこの事件を解決することができるのでしょうか?

次回の展開が気になるところですが、この事件を通じて、肖春生、賀紅玲、段磊の絆がさらに深まることを期待しています。

つづく