春を待ちわびて~The sea in the dream~ 第19話 あらすじ/ネタバレ

肖艷秋(シャオ·イエンチウ)は肖春生(シャオ・チュンション)の安否を心配し、雲南を訪れることを決意する。しかし肖春生(シャオ・チュンション)は彼女を安心させるため、皮外傷を負っただけで快方に向かっていると言い、弟の肖岩培(シャオ·イエンペイ)の面倒を見るように頼む。しかし肖艷秋(シャオ·イエンチウ)の不安は消えず、斉天(チー・ティエン)は彼女を慰め、心配しすぎないようにと諭す。

病院での検査結果は芳しくなく、肖春生(シャオ・チュンション)の脊椎には2つの弾片が残り、下肢神経を圧迫し、歩行困難となっていた。手術で取り除かなければ、生涯麻痺になる可能性もあった。しかし、地元の医療施設では、この高度な手術を行うことはできなかった。佟曉梅(トン・シャオメイ)は北京の医療機関に連絡を取り、肖春生(シャオ・チュンション)に一縷の望みをつなぐことを決意する。

肖春生(シャオ・チュンション)が自分の怪我に迷いを感じていると、段磊(ドゥアン・レイ)が訪ねてきて、葉國華(イエ・グオホワ)の消息をもたらす。葉國華(イエ・グオホワ)は戦場で勇敢に戦い、単身敵陣に潜入して重要な情報を手に入れた。一方、肖春生は地雷を踏んで怪我を負った。二人の境遇は対照的だった。段磊(ドゥアン・レイ)の冗談に肖春生は苦笑し、複雑な心境に陥る。自分の勇敢な行動が葉國華(イエ・グオホワ)の功績に隠されてしまったことに気づいたのだ。

葉國華(イエ・グオホワ)と賀紅玲(ホー・ホンリン)は肖春生を見舞い、段磊(ドゥアン・レイ)も同席する。話を聞いて、葉國華(イエ・グオホワ)は事の顛末を理解する。彼は不安になり、肖春生に功績を奪うつもりはなかったと説明し、事実を上層部に報告して、肖春生が正当な評価と昇進を得られるようにしたいと申し出る。しかし肖春生は淡々と受け流し、自分の身体の状態を理解しており、名誉は葉國華(イエ・グオホワ)に譲り、彼の子供の頃の夢の実現を後押ししたいと語る。

一方、軍区司令が文工団を訪れ、黄団長は賀紅玲(ホー・ホンリン)を模範団に推薦し、英雄事績を講演するよう依頼する。賀紅玲(ホー・ホンリン)は肖春生の本当の病状を知り、葛藤に苦しむ。肖春生との関係を諦めたくない一方で、キャリアアップのチャンスを掴みたいと願う。

肖春生の家では、父親の肖岩培(シャオ·イエンペイ)が病気で亡くなったという知らせが届く。肖春生は何度も電話をかけるが、誰も出ない。ついに肖艷秋(シャオ·イエンチウ)から衝撃の事実を聞き、悲しみに暮れる。

葉國華(イエ・グオホワ)は講演台で、当初の緊張と不安を克服し、生き生きとした力強い語り口で聴衆を魅了する。一方、様々な出来事を経た肖春生は、より一層精神的に強くなる。どんなに困難な道が待っていようと、勇敢に立ち向かう必要があることを悟る。

医師の質問に、佟曉梅(トン・シャオメイ)は巧妙に話題を逸らし、肖春生と葉國華(イエ・グオホワ)の複雑な関係に触れないようにする。肖春生は再び家族に連絡を取ろうとするが、父親の死を知らされ、ショックを受ける。連長の来訪は部隊からの慰問をもたらしたが、もう二度とあの憧れの戦場に戻ることはできないかもしれないと悟る。連長は直接拒否はしなかったものの、言葉の端々に慰めの言葉があり、部隊との縁は尽きたことを理解する。

この困難な時期に、肖春生は受け入れることと手放すことを学ぶ。人生には思い通りにならないこともあるが、心に光があれば、進むべき道を照らすことができることを知る。

第19話の感想

第19話は、肖春生の運命が大きく変わる重要なエピソードでした。彼は地雷を踏んで怪我を負い、下肢神経を圧迫されて歩行困難になってしまいます。さらに、父親の死という悲しい知らせも受け、人生のどん底を味わいます。しかし、そんな中でも肖春生は希望を捨てず、前向きに生きようとします。彼の強い精神力には、感銘を受けました。

また、葉國華(イエ・グオホワ)と賀紅玲(ホー・ホンリン)の恋模様にも注目です。葉國華(イエ・グオホワ)は肖春生の功績を奪うつもりはなく、事実を上層部に報告して肖春生が正当な評価を得られるようにしたいと申し出ます。しかし、肖春生は淡々と受け流し、名誉は葉國華(イエ・グオホワ)に譲り、彼の子供の頃の夢の実現を後押ししたいと語ります。この二人のやり取りは、とても感動的でした。

つづく