春を待ちわびて~The sea in the dream~ 第20話 あらすじ/ネタバレ

佟曉梅(トン・シャオメイ)は肖春生(シャオ・チュンション)の父、肖岩培(シャオ·イエンペイ)の訃報を聞き、彼を慰めます。肖春生(シャオ・チュンション)は自分の負い目を感じていました。佟曉梅(トン・シャオメイ)は肖岩培(シャオ·イエンペイ)がいつも肖春生(シャオ・チュンション)を誇っていたことを覚えており、彼は父親の誇りだと励まします。彼女は友人を介して外科の専門医に連絡し、手術を受けるよう説得します。

賀紅玲(ホー・ホンリン)は肖春生を訪ね、彼の怪我について尋ねます。彼は正直に自分の状態を説明し、文職に転向して結婚しようと提案しますが、肖春生は文職が自分に合わず、部隊の負担になりたくないと言います。彼は立ち直れなければ除隊して故郷に帰ると決意しており、賀紅玲(ホー・ホンリン)は彼を説得できません。

夜も眠れない肖春生は、グラウンドで一人寂しく過ごします。萌萌(モンモン)は慎重に決断するよう忠告します。

一方、大学を卒業する葉芳(イエ・ファン)と陳宏軍(ちんこうぐん)は、仕事で意見が合わずにいました。葉芳(イエ・ファン)は肖春生こそが戦闘英雄にふさわしく、陳宏軍(ちんこうぐん)は彼女の考えをからかいます。

車椅子に乗った肖春生は、葉国華のスピーチを聞きに行きます。葉国華の熱のこもった演説に、肖春生は感動して涙を流します。スピーチ後、賀紅玲(ホー・ホンリン)は呆然と座り込みます。葉国華は彼女を気遣いますが、賀紅玲は肖春生を諦められず、母親と同じ轍を踏むことを恐れます。葉国華もまた、自分には肖春生のような選択はできないと悟ります。

黄団長は、賀紅玲に最後の公演を成功させれば楽団長に昇進できると告げます。賀紅玲は肖春生に会いに行き、別れを切り出します。肖春生は心を痛めますが、彼女の決意を変えることはできません。彼は彼女を引き止めようとしますが、賀紅玲は冷たく手を振り払い、振り返ることなく去って行きます。

除隊を申請した肖春生と段磊(ドゥアン・レイ)は、退院前に銭阿毛(チエン・アーマオ)と孟金柱(モン・ジンジュー)の墓参りに行き、哀悼の意を表します。

翌朝、肖春生は退院します。佟曉梅(トン・シャオメイ)はまだ手術中のため、彼は果物を当直の看護師に託して病院を後にします。

除隊兵士のための英模報告団の最後の公演の日、段磊(ドゥアン・レイ)は賀紅玲に手紙を渡します。肖春生が北京行きの列車に乗ろうとしていることを知った賀紅玲は、彼を追いかけようとしますが、葉国華に止められます。彼は彼女の将来を優先し、最後の公演に集中するよう説得します。葛藤の末、賀紅玲は公演に残る決意をします。

列車に乗り込んだ肖春生の元に、佟曉梅が駆けつけます。

第20話の感想

第20話は、感動と切なさで胸を打つエピソードでした。肖春生の父、肖岩培(シャオ·イエンペイ)の死は大きな衝撃であり、彼の無念と周囲の人々の悲しみが伝わってきました。佟曉梅の献身的なサポートや、賀紅玲との複雑な関係など、登場人物の心情が丁寧に描かれており、見応えのある内容でした。

特に印象に残ったのは、葉国華のスピーチです。彼の熱のこもった言葉は、肖春生だけでなく視聴者の心にも響きました。また、賀紅玲の葛藤もリアルに描かれており、彼女の決断には複雑な思いが感じられました。

つづく