春を待ちわびて~The sea in the dream~ 第3話 あらすじ/ネタバレ

梁東(リャン・ドン)と肖春生(シャオ・チュンション)

梁東(リャン・ドン)はかつて北京で有名な武術の達人で、多くの栄誉を獲得していました。肖春生(シャオ・チュンション)は壁に飾られた賞状やトロフィーを見て、梁東(リャン・ドン)に感銘を受け、武術を習いたいと申し出ます。梁東(リャン・ドン)は快諾します。

葉母の計画

葉母は葉国華と佟曉梅(トン・シャオメイ)をくっつけたいと考え、週末に佟司令の家を訪ねることにします。そして葉国華に、お風呂に入って髪を整え、身なりを整えるように伝えます。しかし葉国華は賀紅玲(ホー・ホンリン)に夢中で、友人に彼女の住所を聞き出し、夜通し会いに行きます。

賀紅玲(ホー・ホンリン)の苦悩

父親の死後、賀紅玲(ホー・ホンリン)は母親と二人暮らしで、母親は体が弱く、生活は苦しいです。賀紅玲(ホー・ホンリン)は生活費を稼ぐために、様々なアルバイトをしています。ある晩、彼女は市場で白菜を運んでいて、手が冷たさで震えていました。

肖春生(シャオ・チュンション)の優しさ

賀紅玲(ホー・ホンリン)が梁東(リャン・ドン)の家に白菜を届けに来ると、斉天(チー・ティエン)と肖春生(シャオ・チュンション)が手伝いに出てきます。肖春生(シャオ・チュンション)は彼女の凍傷した手をみて、胸を痛めます。葉国華は賀紅玲の住所を頼りに、彼女が住む雑居ビルを訪れます。そこには多くの人が住んでいて、中は散らかっています。彼は賀紅玲の母親に点心を渡し、世間話をします。斉天(チー・ティエン)は肖春生に賀紅玲の状況を簡単に説明し、彼女が肖春生に好意を持っていることを感じ取ります。

友情と恋心

肖春生は賀紅玲を家に送ります。賀紅玲は斉天(チー・ティエン)とはただの友達だと説明し、朝小樹が自分のことを好きかどうかを尋ねます。肖春生は答えに困っていると、葉国華が現れ、二人の様子を見て複雑な気持ちになります。その日から、斉天(チー・ティエン)と肖春生は親友になり、郭黒子(グオ·ヘイズー)たちも肖春生の影響で喧嘩をしなくなります。

佟曉梅(トン・シャオメイ)の夢

佟曉梅(トン・シャオメイ)は医学を志望していますが、両親は彼女を軍の文芸兵にしたいと考えて、指導者まで探しています。しかし、佟曉梅(トン・シャオメイ)はそれを拒否します。肖春生は姉の肖艷秋(シャオ·イエンチウ)に紅焼肉を作ってもらい、父親の肖岩培(シャオ·イエンペイ)に届けます。肖岩培(シャオ·イエンペイ)は過去の戦争の記憶に囚われていますが、肖春生の言葉で我に返ります。肖岩培(シャオ·イエンペイ)は肖春生に早く兵役につくように勧めますが、肖春生は問題が解決してからだと答えます。

音楽への情熱

賀紅玲は音楽一家に生まれ、幼い頃からバイオリンを弾いています。彼女は楽団に入りたいと強く願っており、練習場で才能を発揮しますが、他の生徒から皮肉を言われてしまいます。チェンせんせいから楽団は工農兵の大学生しか採用しないと聞いた賀紅玲は落胆します。斉天(チー・ティエン)はチェンせんせいに賀紅玲を気にかけてくれるように頼みます。

長城での出会い

肖春生は賀紅玲にハンドクリームをプレゼントし、彼女が楽団に入りたいと思っていることを知ります。しかし、条件が合わず受験できないことを知り、賀紅玲は練習場での出来事を打ち明けます。肖春生はバイクを借りて彼女を長城に連れて行きます。賀紅玲は長城の上でバイオリンを弾き、その美しい音色が響き渡ります。肖春生は彼女の美しさに心を奪われ、ハーモニカを吹きます。二人は意気投合し、話に花を咲かせます。

三角関係の始まり

葉国華は練習場を訪ね、窓から真剣にバイオリンを弾く賀紅玲の姿を見ます。授業の後、葉国華は賀紅玲に流行歌のテープをプレゼントし、映画に誘います。肖春生も賀紅玲を探しますが、彼女が市場で白菜を運んでいることを知り、手伝いに行きます。葉国華も賀紅玲の家に石炭を届けに来て、肖春生と鉢合わせになり、気まずい雰囲気になります。

それぞれの思い

賀紅玲の母親は葉国華を気に入り、無理をして出迎えます。肖春生は自分が葉国華を連れてきたと嘘をつき、葉国華と賀紅玲を二人きりにして、その場を去ります。賀紅玲は怒りを隠せません。一方、陳宏軍(ちんこうぐん)と葉芳(イエ・ファン)は幼馴染で、葉芳(イエ・ファン)は探親休暇で戻るとすぐに陳宏軍(ちんこうぐん)に会いに行きます。

第3話はこのような展開で、葉国華、肖春生、賀紅玲の三角関係が本格的に始まります。また、佟曉梅(トン・シャオメイ)の夢や賀紅玲の音楽への情熱など、それぞれのキャラクターの思いが描かれています。

第3話感想

第3話は、それぞれのキャラクターの心情がより深く描かれていて、物語が大きく動き出した回でした。

特に印象的だったのは、肖春生と賀紅玲のシーンです。長城でのシーンは、二人の心の距離が縮まったことを感じさせる美しい描写でした。肖春生は賀紅玲の夢を応援し、賀紅玲は肖春生の優しさに惹かれていきます。しかし、そこに葉国華が現れ、三角関係の始まりを予感させます。

また、佟曉梅(トン・シャオメイ)の夢を追いかける姿も感動的でした。両親の期待に応えようと努力する姿は、多くの人の共感を呼ぶのではないでしょうか。

つづく