東宮(とうぐう)~永遠(とわ)の記憶に眠る愛~ 第1話 あらすじ/ネタバレ

天通二十三年、西州(せいしゅう)

西州(せいしゅう)王・曲文は、豊朝(れいちょう)との和平を固めるため、和親の公主・明遠(めいえん)と共に豊朝(れいちょう)へ縁談を申し出る。しかし、豊朝(れいちょう)は内乱の真っ只中。太子・李承稷(りしょうしょく)は科挙不正を暴いたことで皇帝と不仲となり、西州(せいしゅう)へ求親し、安護(あんご)府に駐屯するよう命じられる。功を立てなければ帰還は許されない。

李承稷(りしょうしょく)は渋々命を受け、出発する。五皇子・李承鄞(りしょうぎん)は同行を願い出るが、皇后・張玫娘(ちゃんまいなん)と二皇子・李承鄴(りしょうぎょう)が相次いで情状を訴えたため、皇帝は李承鄞(りしょうぎん)の同行を許可する。

しかし、道中、刺客に襲撃される。李承鄞(りしょうぎん)は兄を庇って必死に逃げるが、李承稷(りしょうしょく)は丹蚩(たんし)族の手によって命を落とす。

一方、西涼の九公主・小楓は、自由を愛する美しい少女。馬術を楽しみながら宮殿に戻るが、馬が驚いて落馬しそうになる。しかし、師匠の顧剣(こけん)に助けられる。

宮殿に戻った小楓は、自分が豊朝(れいちょう)へ嫁ぐことを知らされ、心を乱す。顧剣(こけん)に助けを求めるが、拒否される。小楓は拒婚を決意する。

明遠(めいえん)公主は李承稷(りしょうしょく)兄弟の到着を知り、潜龍使(せんりゅうし)の首領・柴牧(しばまき)を迎えに行かせる。

李承鄞(りしょうぎん)は逃亡中に小楓と出会い、助けられ、匿われる。その間に、丹蚩(たんし)王孫・伊莫延と高顕(こうけん)の不法取引を目撃する。李承鄞(りしょうぎん)は、伊莫延が兄を殺した犯人だと誤解する。

小楓は李承鄞(りしょうぎん)と共に逃げようとするが、顧剣(こけん)が姿を消し、西州(せいしゅう)王に追われることになり、計画は頓挫する。

豊朝(れいちょう)は皇子の死を知り、皇帝は激怒し、復讐を誓う。しかし、この陰謀は実は李承鄞(りしょうぎん)が仕組んだものだった。

李承鄞(りしょうぎん)は柴牧(しばまき)の助けで安護(あんご)府に到着し、高顕(こうけん)と偽りの友好関係を築く。小楓は父王に軟禁されるが、和親は進められる。豊朝(れいちょう)と朔博(さくはく)の使節が小楓に求婚するが、彼女は未知の運命に恐怖と抵抗を感じていた。

東宮 第1話 感想

第1話は、豊朝(れいちょう)と西州(せいしゅう)の複雑な関係、そして運命に翻弄される登場人物たちの姿を鮮やかに描き出しています。

李承稷(りしょうしょく)の死は、豊朝(れいちょう)と西州(せいしゅう)の緊張を高め、今後の展開に大きな影響を与えるでしょう。李承鄞(りしょうぎん)が兄の死の真相をどのように知り、復讐を果たすのか、注目されます。

小楓は、自由奔放で純粋な少女。豊朝(れいちょう)への和親を拒む姿は、彼女の強い意志を感じさせます。李承鄞(りしょうぎん)との出会いは、彼女の運命を大きく変えることになるでしょう。

また、顧剣(こけん)の存在も気になります。彼は小楓の師匠であり、彼女を陰ながら守っています。しかし、彼が姿を消した理由は不明であり、今後の展開が楽しみです。

つづく