東宮(とうぐう)~永遠(とわ)の記憶に眠る愛~ 第17話 あらすじ/ネタバレ
皇上は太子と李酽を呼び出す。小楓は、万佛(まんふつ)寺で見た怪しい人物が李酽だと気づく。しかし、李酽は堂々と振る舞い、銅は戸部(こぶ)から支給されたものだと主張する。小楓は反論するが、李酽は跪いて、李承鄞(りしょうぎん)と九公主に恨みはないと訴える。
李承鄴(りしょうぎょう)は李酽をかばい、佛像を開いて真実を確かめるべきだと小楓は提案する。李酽は佛像は神聖なものだと反対するが、小楓は佛像の重さを量り、朝廷の銅の生産量と比較すれば真偽がわかるという妙案を思いつく。皇上が賛成し、調査が行われることになった。
しかし、佛像の重さは全く問題なかった。小楓は驚き、李承鄞(りしょうぎん)は再調査を願い出るが、皇上が李承鄴(りしょうぎょう)を信じ、調査は打ち切られる。小楓は李承鄞(りしょうぎん)に感謝するが、李承鄞(りしょうぎん)はこれ以上関わるべきではないと忠告する。
柴牧(しばまき)は李承鄞(りしょうぎん)を叱責し、李承鄞(りしょうぎん)は高於明(こうじょうめい)に謝罪に行く。高於明(こうじょうめい)は、李承鄞(りしょうぎん)に一時の感情に流されないように忠告する。李承鄞(りしょうぎん)を恨む李承鄴(りしょうぎょう)と李酽は、復讐を誓う。
趙瑟瑟(じょうせっせ)は李承鄞(りしょうぎん)を心配して訪ねてくるが、李承鄞(りしょうぎん)は小楓とは任務で協力しているだけで、特別な関係ではないと説明する。瑟瑟は安心する。
翌日、永寧(えいねい)と珞熙(らくき)は小楓を温泉に誘う。偶然、裴照(はいしょう)と李承鄞(りしょうぎん)も温泉に入っていた。珞熙(らくき)は恥ずかしそうに裴照(はいしょう)に抱きつき、小楓と李承鄞(りしょうぎん)は水中でお互いの目を見つめ合う。裴照(はいしょう)は珞熙(らくき)を連れてその場を去り、小楓は李承鄞(りしょうぎん)を非礼だと責める。李承鄞(りしょうぎん)は小楓の慌てぶりを面白そうに眺めているうちに、小楓に関する記憶がフラッシュバックする。
李酽は李承鄞(りしょうぎん)の侍女である婵儿を故意に責め立てる。李承鄞(りしょうぎん)は止めようとするが、李承鄴(りしょうぎょう)は婵儿を罰として連れて行ってしまう。李承鄞(りしょうぎん)は面子を潰されたくないため、何も言わずにその場を去る。
夜、李承鄴(りしょうぎょう)は小楓、永寧(えいねい)、珞熙(らくき)を食事に招待する。李承鄴(りしょうぎょう)は小楓が銀耳雪梨羹を気に入っているのを見て、自分の分も譲る。しかし、その羹には毒が盛られており、小楓は昏倒してしまう。
皇上が激怒し、犯人探しを命じる。すると、李酽が李承鄞(りしょうぎん)が先に席を立ったと証言し、皇上の疑いは李承鄞(りしょうぎん)に向けられてしまう。
第17話の感想
第17話は、小楓と李承鄞(りしょうぎん)の間に新たな危機が訪れた回でした。李酽の悪事が暴かれそうになるも、最終的には証拠不十分で逃れ、逆に小楓が疑われるという展開はハラハラドキドキさせられました。
特に印象に残ったのは、小楓が毒を盛られたシーンです。李承鄴(りしょうぎょう)の策略にまんまと嵌り、無防備な状態で毒を飲まされてしまう小楓の姿は、見ていてとても辛かったです。李承鄞(りしょうぎん)の潔白を証明するためにも、一刻も早く犯人を見つけ出してほしいと願います。
また、李承鄞(りしょうぎん)と小楓の温泉でのシーンも印象的でした。偶然とはいえ、お互いの裸体を見つめ合うというシチュエーションは、二人の関係に新たな展開をもたらす予感がします。果たして、この出会いが二人の心にどのような影響を与えるのか、今後の展開が気になります。
一方で、李承鄞(りしょうぎん)と趙瑟瑟(じょうせっせ)の関係も気になるところです。瑟瑟は李承鄞(りしょうぎん)を心配して訪ねてくるなど、李承鄞(りしょうぎん)への想いを隠していません。しかし、李承鄞(りしょうぎん)は小楓への想いを断ち切れていない様子。三角関係の行方も、今後の見どころの一つです。
つづく