東宮~永遠の記憶に眠る愛~ 第18話 あらすじ/ネタバレ
皇帝は李承鄞(りしょうぎん)を疑っており、李酽は李承鄞(りしょうぎん)の宮女・婵儿を捕らえ、太子に毒を盛ったと告発します。激怒した皇帝は、李承鄞(りしょうぎん)の邸宅を封鎖し、誰にも外出を許しません。そして、大臣・曾献に婵儿を拷問して黒幕を突き止めるよう命じます。大理寺に連行された婵儿は拷問を受けますが、口を割ろうとしません。実は、婵儿は太子の側近であり、李承鄞(りしょうぎん)を陥れるために利用されたのでした。
趙瑟瑟(じょうせっせ)は李承鄞(りしょうぎん)に会いに行こうとしますが、兄の趙士玄(ちょうしげん)に止められ、家から出ることができません。一方、小楓は床で苦しみ、血を吐いてしまいます。容態は悪化するばかりです。昏迷状態に陥った小楓を見て、阿渡(あわと)は李承鄴(りしょうぎょう)と婵儿が密会している場面を目撃したことを思い出し、すべてが李承鄴(りしょうぎょう)の策略だと悟ります。阿渡(あわと)は李承鄴(りしょうぎょう)に解毒剤を要求しますが、李承鄴(りしょうぎょう)と李酽は阿渡(あわと)を狂人と決めつけ、相手にしません。
李承鄞(りしょうぎん)の邸宅には兵士たちが押し入り、李承鄞(りしょうぎん)が毒を盛った証拠が見つかり、李承鄞(りしょうぎん)は毒殺の罪で逮捕されてしまいます。阿渡(あわと)は李承鄴(りしょうぎょう)が助けようとしないため、顧剣(こけん)に助けを求めます。顧剣(こけん)は脈を診て、解毒剤を作る時間がないと判断し、小楓の体から毒素を排出させるしかないと判断します。顧剣(こけん)は全力を尽くして小楓を治療し、ついに小楓は回復します。
顧剣(こけん)を送り出した阿渡(あわと)は、顧剣(こけん)が血を吐いているのを見て驚愕し、思わず顧剣(こけん)の名前を呼んでしまいます。さらに驚いた顧剣(こけん)は、なぜ阿渡(あわと)が装っているのかと問います。阿渡(あわと)は、小楓が苦しい記憶を思い出さないようにするためには、自分が装うしかないのだと答えます。顧剣(こけん)は阿渡(あわと)に言葉をかけ、一人旅に出ます。実は、顧剣(こけん)は崖から落ちた際に重傷を負っており、無理をすれば命の危険がありました。小楓の治療に力を注いだことで、顧剣(こけん)は体力を消耗し、弱っていたのです。
朝廷では、曾献が皇帝に婵儿が李承鄞(りしょうぎん)の指示で李承鄴(りしょうぎょう)に毒を盛ったと報告します。皇帝は李承鄞(りしょうぎん)を逮捕するよう命じますが、高於明(こうじょうめい)は李承鄞(りしょうぎん)をかばい、他の大臣たちも李承鄞(りしょうぎん)を擁護します。人望の厚い李承鄞(りしょうぎん)を見て、皇帝は驚きますが、皇帝の意思に逆らうことはできず、李承鄞(りしょうぎん)は逮捕されてしまいます。
皇帝は李承鄞(りしょうぎん)を尋問しますが、李承鄞(りしょうぎん)は濡れ衣を着せられていると主張します。しかし、皇帝は李承鄞(りしょうぎん)を疑い、李承稷(りしょうしょく)の死も李承鄞(りしょうぎん)が関わっているのではないかと疑います。李承鄞(りしょうぎん)は驚きと怒りで、父である皇帝に自分を信じてもらえなかったことに絶望します。そして、李承鄴(りしょうぎょう)の真の顔を理解します。
小楓は意識を取り戻しますが、阿渡(あわと)以外、誰が小楓を助けたのかを知る者は誰もいません。張玫娘(ちゃんまいなん)は李承鄞(りしょうぎん)の助命を皇帝に嘆願しますが、皇帝は李承鄞(りしょうぎん)を厳罰に処するつもりはないと告げます。張玫娘(ちゃんまいなん)はこれ以上何も言えず、諦めるしかありません。
第18話の感想
第18話は、李承鄞(りしょうぎん)に対する疑念と陰謀が渦巻く、緊張感溢れる展開でした。李承鄞(りしょうぎん)は濡れ衣を着せられ、絶体絶命の危機に陥ります。一方、小楓は命の危険に晒されながらも、顧剣(こけん)の尽力によって一命を取り留めます。
李承鄞(りしょうぎん)を陥れたのは、李承鄴(りしょうぎょう)と李酽でした。二人は李承鄞(りしょうぎん)を排除するために、巧妙な策略を巡らし、李承鄞(りしょうぎん)を毒殺の罪で逮捕させます。李承鄞(りしょうぎん)は濡れ衣を着せられ、絶望に陥りますが、最後まで無実を主張する姿は、彼の潔白さを証明しています。
小楓は、李承鄞(りしょうぎん)を信じるあまり、命の危険に晒されてしまいます。しかし、顧剣(こけん)の献身的な治療によって、一命を取り留めます。顧剣(こけん)は、小楓を救うために自分の命を顧みず、全力を尽くします。顧剣(こけん)の自己犠牲的な行動は、小楓への深い愛情と忠誠心を表しています。
つづく