東宮~永遠の記憶に眠る愛~ 第2話 あらすじ/ネタバレ

豊朝(れいちょう)の忠(ちゅう)王は太子が丹蚩(たんし)人に殺害されたと聞き、激怒して出兵を要求します。しかし、右相の高於明(こうじょうめい)は慎重な対応を主張し、事の真相を究明するべきだと進言します。皇帝は激怒し、李承鄴(りしょうぎょう)に軍を率いて西境を調査させ、李承鄞(りしょうぎん)には西州(せいしゅう)への使者として西州(せいしゅう)公主との和親を求めるよう命じます。

李承鄞(りしょうぎん)は高顕(こうけん)を伴って西州(せいしゅう)を訪れ、曲文成(きょくぶんせい)に国書を提出します。両国とも和親によって友好関係を固めたいと考えていました。しかし、朔博(さくはく)利敦王爷が突然現れ、西州(せいしゅう)の礼儀が不十分だと非難し、曲文成(きょくぶんせい)は李承鄞(りしょうぎん)に明遠(めいえん)公主への挨拶を先に命じます。

殿内では高顕(こうけん)と利敦が口論になり、小楓は阿渡(あわと)に扮して現れます。彼女は五邪の血を使って二人の誠意を試しますが、実際には葡萄ジュースであり、二人は恥じて立ち去ります。曲文成(きょくぶんせい)は3日後に返答することを約束します。小楓は李承鄞(りしょうぎん)の怪我を心配し、彼が布に書いた「3日後」という文字を見て不安になります。

李承鄞(りしょうぎん)は明遠(めいえん)公主を訪ね、自分の出生の秘密を知ります。彼の母である顧玉瑶は家族の冤罪のために殺害され、臨終の際に皇后に育ててもらうように頼みました。しかし、皇后は彼に厳しく接していました。さらに衝撃的なことに、顧剣(こけん)は自分の従兄弟であり、顧家の唯一の生き残りであることを知ります。

一方、丹蚩(たんし)では赫夫が中原の国境に軍隊が駐屯していることを知り、丹蚩(たんし)王の鉄達爾(てつだる)はイモ延に西境の安護(あんご)府の外で様子を伺うように命じます。

李承鄴(りしょうぎょう)は西州(せいしゅう)に到着し、李承鄞(りしょうぎん)らと対策を話し合います。高顕(こうけん)は、鉄達爾(てつだる)の王帳が丹蚩(たんし)の要害であると指摘し、その場所を見つけられれば敵を一気に破ることができると進言します。李承鄞(りしょうぎん)は王帳を探すことを志願し、柴牧(しばまき)は顧剣(こけん)に同行して李承鄞(りしょうぎん)を守るように命じます。また、小楓の祖父が誰であるかを伝え、協力してくれるように頼みます。顧剣(こけん)は小楓を利用したくないという葛藤を抱えながらも、家族の仇を討つという思いも捨てきれません。

小楓は顧剣(こけん)に会い、偽の婚約をして和親を回避することを提案します。顧剣(こけん)は心動かされますが、明確な返事をせず、感情の葛藤から小楓を抱きしめます。その後、顧剣(こけん)は小楓を連れて李承鄞(りしょうぎん)に会いに行きます。小楓は二人の様子を見て、疑念を抱きます。

第2話の感想

第2話は、物語が大きく動き出す重要な回でした。李承鄞(りしょうぎん)と小楓の出会いと、それぞれの思惑が交錯する様子が描かれ、今後の展開が気になります。

まず、李承鄞(りしょうぎん)の出生の秘密が明らかになったことは大きな衝撃でした。彼の母が冤罪で殺害され、皇后に育てられたという過去は、彼が抱える心の闇を理解する上で重要です。また、顧剣(こけん)が彼の従兄弟であり、唯一の生き残りであることも明らかになり、二人の関係が今後どのように変化していくのか注目されます。

一方、小楓は李承鄞(りしょうぎん)への想いを募らせながらも、和親の運命に翻弄されています。偽の婚約を提案するシーンは、彼女の切実な思いが伝わってきました。また、顧剣(こけん)との関係も複雑で、二人の恋の行方がどうなるのか気になります。

つづく