東宮~永遠の記憶に眠る愛~ 第28話 あらすじ/ネタバレ
小楓は怒り、浴佛節の衣装を李承鄞(りしょうぎん)に押し付け、趙瑟瑟(じょうせっせ)に贈るように言います。そして、小楓は自身は欠席すると決意します。李承鄞(りしょうぎん)は小楓との関係が悪化することを望みませんが、一時的に賭けに乗ってしまいます。小楓は病気であることを理由に式典を避け、趙瑟瑟(じょうせっせ)に機会を与え、静けさを求めます。
浴佛節当日、趙瑟瑟(じょうせっせ)は李承鄞(りしょうぎん)と共に式典に出席し、小楓は一人で過ごします。奇妙な記憶に悩まされ、太医は悪夢が原因だと診断しますが、小楓はそれが真実であると確信しています。顧剣(こけん)は小楓の煩悶を解消するために、彼女を市場に連れて行き、偶然にペルシャの女占い師に出会います。女占い師は、2人の縁は深いものの実を結ばず、早々に別れるべきだと告げます。小楓はそれを信じず立ち去りますが、顧剣(こけん)は女占い師の運命の予言に耳を傾け、動揺しながらも小楓のためにすべてを受け入れる決意をします。
夜が訪れ、民間の放生活動が行われる中、悪徳商人が亀を捕獲して売りさばこうとします。小楓と阿渡(あわと)は悪徳商人の行動を暴露しますが、逆に仲間から追いかけられます。混乱の後、裴照(はいしょう)が駆けつけて悪徳商人を制圧します。実は、皇帝と皇后は朱雀楼から民の様子を見ていました。小楓は気まずそうに裴照(はいしょう)と共に宮殿に戻ります。
皇后は怒って事情を問い詰め、李承鄞(りしょうぎん)と小楓は互いに非難し合います。皇后は小楓を庇い、趙瑟瑟(じょうせっせ)に経を跪いて罰することを命じます。張玫娘(ちゃんまいなん)は李承鄞(りしょうぎん)に後宮のバランスを取る必要があると忠告しますが、李承鄞(りしょうぎん)は表面上は従いながらも、内心は制御不能な状態になります。彼は趙瑟瑟(じょうせっせ)を気遣い、慰めに行きます。趙瑟瑟(じょうせっせ)は慰められ、感謝の気持ちを表します。
李承鄞(りしょうぎん)は裴照(はいしょう)と対策を協議し、承恩殿(しょうおんでん)で芝居を打って、過ちを自分に被せて小楓を世間の非難から守ることにします。そこで、彼は承恩殿(しょうおんでん)でわざと小楓に難癖をつけ、趙瑟瑟(じょうせっせ)のために公正を主張します。そして、東宮の人々に小楓を無視するように命じ、自分が不当に振る舞っているように見せかけます。
第28話 感想
第28話は、小楓と李承鄞(りしょうぎん)の確執が深まり、複雑な感情が交錯する回でした。小楓は李承鄞(りしょうぎん)への怒りと悲しみ、李承鄞(りしょうぎん)は小楓への愛と趙瑟瑟(じょうせっせ)への責任感の間で揺れ動いています。また、顧剣(こけん)の運命の予言が気になるところです。今後の展開が楽しみです。
つづく