東宮~永遠の記憶に眠る愛~ 第37話 あらすじ/ネタバレ
李承鄞(りしょうぎん)と小楓の激しい口論
皇后宮から出てきた李承鄞(りしょうぎん)は、小楓に平手打ちを食らわせた。小楓も負けじと李承鄞(りしょうぎん)の頬を叩き、二人は激しく口論を始める。李承鄞(しょうぎん)は小楓の趙瑟瑟(じょうせっせ)に対する仕打ちを責め、小楓は西州(せいしゅう)には李承鄞(しょうぎん)のような男はいないと反論する。李承鄞(しょうぎん)は何も言わずにその場を去った。
李承鄞の真意
李承鄞は自分の部屋に戻り、裴照(はいしょう)に本心を打ち明ける。小楓を危険から守るためにあえて厳しく接したのだと言う。一方、張玫娘(ちゃんまいなん)と高如意(にょい)は酒を酌み交わし、張玫娘(ちゃんまいなん)の策略を称賛する。
小楓と緒娘(しょじょう)
翌日、小楓は流産した緒娘(しょじょう)を見舞う。緒娘(しょじょう)は蒼白な顔で我が子を亡くした悲しみを語り、小楓は心を痛める。
柴牧(しばまき)と明月(めいげつ)の再会
顧剣(こけん)と李承鄞が手を組んで高震(こうしん)を倒したことを知った柴牧(しばまき)は、明月(めいげつ)の身を案じる。柴牧(しばまき)は明月(めいげつ)と密会し、娘の安全を第一に考えるべきだと諭す。そして、もしやり直せるなら、顧家ではなく妻と娘を救うと告げる。明月(めいげつ)はその言葉に心を動かされ、柴牧を母の墓前に連れて行く。
小楓と顧剣(こけん)の会話
夜、屋上に上がった小楓は、顧剣(こけん)と出会う。顧剣(こけん)は李承鄞が小楓を打ったことを知り、宮殿から連れ出すことを提案する。小楓は今はまだ逃げるつもりはないと答える。顧剣(こけん)は小楓に西州(せいしゅう)での思い出を語るが、小楓は何も覚えていない。
張玫娘(ちゃんまいなん)の横暴
張玫娘は趙瑟瑟(じょうせっせ)の侍女を全員引き抜き、趙瑟瑟(じょうせっせ)は倒れてしまう。李承鄞は母后に抗議するが、張玫娘は取り合わない。李承鄞は抗議の意思を示すため、屋外で跪く。
李承鄞の記憶喪失
李承鄞はかつて狼に噛まれた傷が痛み出し、倒れてしまう。意識を取り戻した李承鄞は、失憶の可能性について太医に尋ねる。太医は刺激を受けた際に記憶を失うことがあるが、時間が経てば戻る可能性があると答える。李承鄞は記憶を取り戻すため、薬を拒否する。
小楓と李承鄞の接近
小楓は李承鄞に薬を飲ませようとする。一方、病床に伏す趙瑟瑟(ちょうしつしつ)は、李承鄞に緒娘を傷つけていないことを伝えたいと願う。眠っている李承鄞は小楓の手を握りしめ、小楓は一晩中付き添うことになる。
第37話の感想
第37話は、李承鄞と小楓のすれ違いが描かれた切ない回でした。李承鄞は小楓を守るためにあえて厳しく接し、小楓は李承鄞の態度に傷つき、激しい口論となりました。二人の心のすれ違いは見ていて辛く、もどかしい気持ちになりました。
また、柴牧と明月(めいげつ)の再会も印象的でした。柴牧は娘の安全を第一に考え、明月(めいげつ)の幸せを願っていることが伝わってきました。一方、張玫娘の横暴さは目に余るものがあり、趙瑟瑟(ちょうしつしつ)への仕打ちには憤りを感じました。
李承鄞の記憶喪失は今後の展開に大きな影響を与えそうです。記憶を取り戻すことができれば、小楓との関係に変化が訪れるかもしれません。
つづく