東宮~永遠の記憶に眠る愛~ 第40話 あらすじ/ネタバレ
小楓が李承鄞(りしょうぎん)を見舞うと、突然刺客が侵入。李承鄞(りしょうぎん)は小楓を庇い、刺客の剣が彼の胸に突き刺さる。鮮血が飛び散り、小楓は驚愕のあまり阿渡(あわと)を呼ぶ。阿渡(あわと)が駆けつけると、刺客は逃走。阿渡(あわと)は追いかけるが、返り討ちに遭い、裴照(はいしょう)に助けられて宮殿に戻る。しかし、医者の診断によると、阿渡(あわと)は重傷で命が危ないという。
李承鄞(りしょうぎん)も重傷で昏睡状態に陥る。小楓は悲しみに暮れ、李承鄞(りしょうぎん)の死を絶対に受け入れようとしない。皇帝も李承鄞(りしょうぎん)の無事を祈り、彼の回復を願う。小楓は李承鄞(しょうぎん)と阿渡(あわと)の回復を切に願い、二人が助かることを願う。
裴照(はいしょう)は犯人を追跡する。犯人は張玫娘(ちゃんまいなん)の侍女、容霜(ようそう)だった。張玫娘(ちゃんまいなん)は李承鄞(しょうぎん)が皇帝に告発することを恐れて、彼を暗殺しようと企てたのだ。
小楓は李承鄞(しょうぎん)のそばを離れず、彼が母親を呼ぶ声が聞こえる。純粋な小楓は、李承鄞(しょうぎん)が張玫娘(ちゃんまいなん)を呼んでいると思い、彼女を病室に連れてくる。張玫娘(ちゃんまいなん)は複雑な心境で李承鄞(しょうぎん)の病床に座る。李承鄞は実の息子ではないが、幼い頃から育ててきただけに母子の情がある。しかし、彼女は追い詰められてしまったのだ。張玫娘(ちゃんまいなん)は李承鄞の手を握りしめ、声を上げて泣く。しかし、昏睡状態の李承鄞は手を離してしまう。張玫娘は、彼の心を完全に失ったことを悟る。
永娘(えいじょう)が泣きながら、阿渡が今晩を乗り切れないかもしれないと報告する。小楓は焦り、顧剣(こけん)に助けを求める。顧剣(こけん)は自分の内力を使い、阿渡を救うが、その代償として自身の命を削ってしまう。顧剣(こけん)は阿渡を救うことに成功するが、小楓は事情を知らず、李承鄞も救ってほしいと懇願する。顧剣(こけん)は李承鄞の外傷は自分ではどうすることもできないと言い、小楓に金瘡薬を渡す。李承鄞の命は天命に委ねるしかないという。
顧剣(こけん)が宮殿を出ると、裴照(はいしょう)と出会う。顧剣(こけん)は数歩歩くと倒れてしまう。裴照(はいしょう)は彼を明月(めいげつ)のもとに連れて行く。顧剣(こけん)の身体は、いつ消えてもおかしくないほど弱っていることがわかる。一方、阿渡は意識を取り戻し、犯人の顔を見たことを証言する。皇帝は激怒し、容霜(ようそう)を捕らえて厳しく取り調べる。顧剣(こけん)が小楓に渡した薬は、強力な薬なので、医者は躊躇する。小楓は自分で李承鄞に薬を塗る。どうにかして、彼を救わなければならない。
高於明(こうじょうめい)は、張玫娘が李承鄞の暗殺事件に巻き込まれたことを知っても、彼女を助けるつもりはない。彼は張玫娘を捨て駒にするつもりだ。小楓は李承鄞がまだ意識を取り戻していないため、彼が会いたいのは趙瑟瑟(じょうせっせ)だろうと推測し、趙瑟瑟(じょうせっせ)を密かに解放して李承鄞に会わせる。趙瑟瑟(じょうせっせ)は涙ながらに李承鄞への思いと心配を訴える。小楓は一人で外に座り、李承鄞の無事を祈る。皇太后と皇帝も李承鄞を見舞うが、彼の容態は悪化するばかりで、皆の気持ちは重い。
夜、小楓は李承鄞のベッドに座り、彼の手に触れながら自分の気持ちを語る。すると、李承鄞が反応を示したように感じる。
第40話の感想
第40話は、衝撃的な展開が続く緊迫した回でした。李承鄞が刺客に襲われ、重傷を負うシーンは非常にハラハラさせられました。小楓の必死の看病や、顧剣(こけん)の命を懸けた救助など、登場人物たちの強い思いが伝わってきました。
張玫娘の葛藤や、趙瑟瑟(じょうせっせ)の涙も印象的でした。それぞれのキャラクターが抱える苦悩や愛憎が丁寧に描かれており、ドラマに深みを与えています。
特に、ラストシーンで李承鄞が反応を示したように感じた場面は、今後の展開に期待を持たせるものでした。果たして彼は無事に回復するのか、小楓との関係はどのように変化していくのか、気になるところです。
つづく