東宮(とうぐう)~永遠(とわ)の記憶に眠る愛~ 第41話 あらすじ/ネタバレ
病床に臥せった李承鄞(りしょうぎん)
李承鄞(りしょうぎん)は病に倒れ、意識不明の状態に陥る。小楓は彼の傍らで心配そうに彼の名を呼び続ける。彼女は、李承鄞(りしょうぎん)の「鄞」という字の意味が気になっていた。
李承鄞(りしょうぎん)の目覚めと「鄞」の秘密
李承鄞(りしょうぎん)が意識を取り戻すと、小楓は彼の「鄞」という字の由来を尋ねる。李承鄞(しょうぎん)は、太祖が龍興した鄞州に由来すると説明する。小楓は驚きと喜びを隠せない様子で、すぐに医者を呼ぶ。
趙瑟瑟(じょうせっせ)の登場と容霜(ようそう)の逮捕
翌日、趙瑟瑟(じょうせっせ)が李承鄞(しょうぎん)の病床に付き添っていると、皇帝が訪れる。皇帝は、阿渡(あわと)が容霜(ようそう)を犯人と指名し、皇后も事件に関与していることを告げる。李承鄞(しょうぎん)は苦しみながらも、皇后が淑妃殺害の真犯人であることを明かす。皇帝は激怒し、容霜(ようそう)を厳しく尋問する。容霜(ようそう)はついに精神的に追い詰められ、自白する。
張玫娘(ちゃんまいなん)の悲劇
皇帝は、張玫娘(ちゃんまいなん)が淑妃を毒殺したのではないかと問い詰めるが、張玫娘(ちゃんまいなん)は否定する。皇帝は彼女の言葉を信じず、過去の情誼を考慮して命は助けるものの、皇后の座を剥奪し、幽閉する。絶望した張玫娘(ちゃんまいなん)は、皇帝に許しを請うが、皇帝は冷たく立ち去り、宮殿を封鎖して彼女の生路を断つ。
李承鄞(しょうぎん)と張玫娘(ちゃんまいなん)の最後の対面
夜、李承鄞(しょうぎん)は張玫娘を訪ねる。彼は育ての親としての恩に感謝するが、彼女が自分の感情を利用していたことを率直に伝える。母子関係は完全に断絶する。張玫娘は心を痛め、最終的に自害する。皇帝は彼女の死に対して何の感情も示さず、顧淑妃を思い出す一方、李承鄞は深い悲しみに暮れる。
趙瑟瑟(じょうせっせ)の喜びと小楓の苦悩
趙瑟瑟(じょうせっせ)は良娣(りょうてい)の座に復帰し、喜びに満ち溢れる。しかし、李承鄞の心が小楓に向いていることに気づいていない。李承鄞は阿渡(あわと)の様子を伺うという名目で小楓に近づこうとするが、彼女は感情的な距離を置こうとする。小楓は、唯一の愛を求めていると李承鄞に告げるが、彼は困惑する。
太皇太后の命と珞熙(らくき)の結婚式
太皇太后は、李承鄞と小楓に宮務を協力して行うように命じる。珞熙(らくき)の結婚式が近づき、小楓は手伝いを任される。結婚式当夜、永寧(えいねい)は小楓と共に珞熙(らくき)の幸せを喜ぶが、自分には真の愛が訪れていないことを嘆く。
緒宝林(ほうりん)の秘密と宮廷の波乱
小楓は緒宝林(ほうりん)を訪ね、彼女の心が宮廷生活に向いていないことを知る。趙瑟瑟(じょうせっせ)は、小楓が緒宝林(ほうりん)と手を組んでいると誤解し、恨みを抱く。李承鄞は緒宝林(ほうりん)を宮廷から出す計画を立てるが、巫蠱の木札を発見し、激怒して彼女を庶民に降格させる。小楓は助命を訴えるが、逆に自宅謹慎を命じられる。宮廷は再び波乱に満ち、人々の心は測り知れないものとなる。
次回予告
小楓と李承鄞の間に、さらなる困難が待ち受ける。果たして、彼らの愛は永遠に続くことができるのか?
第41話の感想
第41話は、李承鄞と小楓の複雑な関係がさらに深まる回でした。李承鄞は小楓を愛しているが、皇后の陰謀に巻き込まれて苦しんでいます。小楓もまた、李承鄞を愛していますが、彼の過去を知って戸惑っています。二人は果たして幸せになれるのでしょうか?
つづく