東宮(とうぐう)~永遠(とわ)の記憶に眠る愛~ 第46話 あらすじ/ネタバレ

小楓と阿渡(あわと)は庭で語り合う。小楓は、阿渡(あわと)と顧剣(こけん)という大切な人ができたことを喜び、もうすぐ西州(せいしゅう)に戻り、李承鄞(りしょうぎん)と永遠に別れることを告げる。

一方、李承鄞(りしょうぎん)は裴照(はいしょう)と酒を酌み交わしながら、小楓を想う気持ちを吐露する。彼は、小楓と口喧嘩をしたり、一緒に無邪気に過ごしたりする日々を懐かしみ、小楓が東宮を離れることを寂しく思う。

上元節

上元節が近づき、小楓は祭りを楽しんでから西州(せいしゅう)に戻りたいと考える。彼女は、米羅酒肆で美味しい料理を食べたいと願う。顧剣(こけん)は、小楓がまだ李承鄞(りしょうぎん)を忘れられないのではないかと心配するが、小楓は顧小五(とぐしょうご)こそが自分の愛する人だと断言する。しかし、彼女は顧小五(とぐしょうご)が顧剣(こけん)ではないことに気づいていない。

高顕(こうけん)は血書の送り主を探すが、手がかりは見つからない。彼は、敵の正体を疑い始める。高顕(こうけん)は部下に銀両を用意させ、朔博(さくはく)王に密書を送って酒宴に誘う。趙敬禹(ちょうけいう)は、朔博(さくはく)が三つの土地を征服し、高顕(こうけん)の軍勢が敵わないことを知る。

顧剣(こけん)は、上元節の混乱に乗じて、小楓と阿渡(あわと)を連れて密かに城外へ脱出する計画を立てる。

皇宮

皇帝は、高顕(こうけん)が朔博(さくはく)との戦いで敗北したことを知り、激怒する。高於明(こうじょうめい)は跪いて謝罪し、高顕(こうけん)を厳罰に処すよう求める。皇帝は高於明(こうじょうめい)の忠誠心に感銘を受け、高顕に軍糧と軍資金を多く与えて戦いに備えるよう命じる。

皇帝は明月(めいげつ)のもとを訪れ、自分の無力さを嘆く。

奚清卓は宗奐に、挙子(きょし)事件の捜査をなぜ続けないのかと詰め寄る。宗奐は、皇帝が暗に捜査の中止を命じたと説明する。しかし、彼は機会を待って事件を徹底的に調査し、冤罪を晴らすことを約束する。奚清卓は宗奐を信じ、彼が高於明(こうじょうめい)の側ではないことを理解する。

李承鄞(りしょうぎん)の策略

李承鄞(りしょうぎん)は、顧剣(こけん)が上元節に小楓を連れて逃げ出すと予想し、城門に兵を配置して阻止する計画を立てる。彼は、顧剣(こけん)が抵抗した場合には非常手段に訴えることも辞さない覚悟を決める。さらに、李承鄞(しょうぎん)は趙敬禹(ちょうけいう)に、高顕と朔博(さくはく)の関係を調べるよう命じる。

皇帝は、小楓の消息を尋ねる。李承鄞(しょうぎん)は頭痛を訴え、皇帝は刺客の捜索を強化する。小楓がいないため、皇帝は趙瑟瑟(じょうせっせ)に上元節に城楼に同行させることにする。

米羅酒肆

永娘(えいじょう)は趙瑟瑟(じょうせっせ)に上元節の衣装を届けるが、小楓のことを思い出し、趙瑟瑟(じょうせっせ)に冷たい態度を取る。裴照(はいしょう)は米羅酒肆で酒に溺れ、小楓の失踪以来、ずっと落ち込んでいる。

顧剣(こけん)は、小楓と阿渡(あわと)を連れて街に紛れ込み、米羅酒肆で酒を飲む。小楓は、米羅に西州(せいしゅう)に帰ることを告げる。彼女は、西州(せいしゅう)に戻れば、上京も東宮も過去のものになると決意する。小楓は楽しそうに過ごし、隣の部屋で酒を飲んでいる裴照(はいしょう)に気づかない。二人はすれ違い、再会を果たすことができない。

上元節の夜

李承鄞(しょうぎん)と趙瑟瑟(じょうせっせ)は城楼に上がり、街の人々を見下ろす。小楓は、顧剣(こけん)と阿渡(あわと)と一緒に人混みに紛れ、城楼を見上げる。李承鄞(しょうぎん)は、凛々しい姿で城楼に立つ。

小楓と李承鄞(しょうぎん)は、互いに想いを寄せながらも、すれ違い続ける。上元節の夜、二人は運命の分岐点に立たされる。

東宮 第46話 感想

第46話は、小楓と李承鄞のすれ違いが描かれ、切ない気持ちにさせられる回でした。

小楓は、顧剣(こけん)と阿渡という大切な人ができたことを喜び、西州(せいしゅう)に戻る決意を固めます。一方、李承鄞は小楓を忘れられず、彼女の存在を強く求めています。

しかし、二人はすれ違いを続け、互いの気持ちを理解することができません。小楓は裴照(はいしょう)との再会も果たせず、運命の分岐点に立たされます。

この回は、登場人物たちの複雑な感情が丁寧に描かれており、視聴者の心を揺さぶります。特に、小楓と李承鄞のすれ違いは、見ていてとても苦しくなります。

つづく