東宮(とうぐう)~永遠(とわ)の記憶に眠る愛~ 第6話 あらすじ/ネタバレ

小楓と李承鄞(りしょうぎん)の甘いひととき

眠れない小楓は、李承鄞(りしょうぎん)を砂漠のオアシスへと連れ出す。きらめく蛍に目を輝かせ、李承鄞(りしょうぎん)に100匹捕まえるようせがむ。李承鄞(りしょうぎん)は快諾し、あっという間にたくさんの蛍を捕まえて小楓の前に放つ。幻想的な光景に包まれ、二人は見つめ合い、李承鄞(りしょうぎん)は思わず小楓の唇にキスをする。

小楓の願いと李承鄞(りしょうぎん)の決意

翌日、李承鄞(りしょうぎん)と小楓は再び語り合う。小楓は、白眼狼王を倒した者に嫁ぐという外祖父の言葉を明かし、李承鄞(りしょうぎん)に倒してほしいと懇願する。李承鄞(りしょうぎん)は快く承諾し、小楓は喜びを隠せない。

朔博(さくはく)との交渉と利敦との密約

しかし、鉄達爾(てつだる)は李承鄞(りしょうぎん)の滞在を快く思わず、彼は朔博(さくはく)へと向かう。豊朝(れいちょう)の五皇子として朔博(さくはく)王に謁見し、丹蚩(たんし)との共同討伐を提案するが、王は消極的。李承鄞(りしょうぎん)は不本意ながら朔博(さくはく)を後にし、利敦の利敦王が追いつく。利敦王は野心を抱いており、李承鄞(りしょうぎん)との密約を提案する。

小楓の想い、李承鄞(りしょうぎん)の苦悩

小楓は李承鄞(りしょうぎん)の帰りを待ち焦がれ、白眼狼王を倒して自分を迎えに来てくれることを願う。阿渡(あわと)は小楓の想いに気づき、からかう。一方、西州(せいしゅう)に戻った李承鄞(りしょうぎん)は丹蚩(たんし)王帳の位置を地図に描き、兄の李承鄴(りしょうぎょう)に渡す。李承鄴(りしょうぎょう)は弟の才能に驚きを隠せない。

夜、李承鄞(りしょうぎん)は顧剣(こけん)と裴照(はいしょう)と共に作戦を練る。小楓への想いに葛藤する李承鄞(りしょうぎん)に、顧剣(こけん)はすでに傷つけていると告げる。丹蚩(たんし)でも、偽物の白眼狼王で小楓を騙そうとする者が現れるが、小楓は機転を利かせて見破る。草原には狼王を倒せる者はいないと噂が広がる。

決意と成功、そして歓喜

酒場で偶然、白眼狼王に関する噂を耳にした李承鄞(りしょうぎん)は、裴照(はいしょう)と共に真相を探る。市場には偽物の狼王が溢れ、各地の勇士たちが山で狩りをしていることを知る。小楓の期待に応えようと決意した李承鄞(りしょうぎん)は、裴照(はいしょう)に騎兵隊の準備を命じる。そして、ついに本物の白眼狼王を狩ることに成功する。狼王の首を手にした李承鄞(りしょうぎん)は丹蚩(たんし)へと戻り、小楓は満面の笑みで彼を迎える。

東宮 第6話 感想

第6話は、小楓と李承鄞(りしょうぎん)の甘いひとときから始まり、二人の関係がさらに深まる様子が描かれました。小楓の無邪気さと李承鄞(りしょうぎん)の優しさが印象的で、見ていて微笑ましくなりました。

しかし、二人の幸せは長くは続きません。李承鄞(りしょうぎん)は朔博(さくはく)との交渉に失敗し、小楓の願いを叶えるために白眼狼王を狩る決意をします。このシーンは、李承鄞(りしょうぎん)の葛藤と決意が伝わってきて、胸が熱くなりました。

また、小楓の切ない想いや阿渡(あわと)のからかいなど、登場人物たちの心情が丁寧に描かれていました。特に、小楓が偽物の白眼狼王を見破るシーンは、彼女の賢さと機転の良さがよく表れていて、見ていてスカッとする場面でした。

そして、ついに李承鄞(りしょうぎん)が白眼狼王を狩ることに成功します。小楓の満面の笑みは、彼女の喜びが伝わってきて、こちらまで嬉しくなりました。しかし、この幸せがいつまで続くのか、不安が残る終わり方でした。

つづく