あらすじ
第19話は、いくつかの家族の感情と生活における苦境を中心に展開します。
孫小茉は喬二強との約束を破った後、陳主任との会話を通して、自身の恋愛や将来に対する迷いを吐露します。最終的に喬二強との関係を進展させることを選び、彼の家で一夜を過ごします。この行動は喬一成の注意を引き、二人の結婚を急がせることになります。
一方、喬三麗の結婚が間近に迫っています。王母から結婚祝いのポケベルを王一寧に使わせてほしいという要求や、喬祖望の突然の帰宅による不安定な状況など、複雑な家庭事情に直面しながらも、喬三麗は成熟した態度で家族間の問題を調整しようと努めます。そして、父親にも結婚式に出席してもらうことを強く望み、家族に対する責任感を示します。
また、上海から戻ってきた葉小朗は、家族の理不尽な要求に大きなプレッシャーを感じていましたが、喬一成の理解と支えによって再び元気を取り戻します。
ネタバレ
孫小茉は喬二強との約束を破り、陳主任の元へ。落ち込んでいる陳主任に抱きしめられ、小茉は彼に愛があったのかと問い詰めます。愛していないなら何故こんなことをするのかと詰め寄り、陳主任が引き止めようとするのを振り切り、平手打ちを食らわせます。その後、スケートリンクで待っていた二強を見つけ、家まで送ってもらうことに。母親が不在のため、小茉は二強を部屋に招き入れ、夕食を共にします。二強が帰ろうとした時、小茉は彼にキスをします。
翌朝、二強が小茉の家に泊まったことが一成にバレてしまいます。一成は結婚を急がせ、二強もそれに同意し、小茉の家に引っ越すと言い出します。しかし、小茉の母親は二人の早すぎる結婚に難色を示します。二強の長所は「真面目」だけだと評し、小茉が陳主任を待っていた時間を無駄にしたことを嘆き、娘が自分と同じ不幸な人生を送ることを心配します。しかし、戸籍に入っていない子供を産ませたくないという小茉の気持ちは理解し、支持します。
上海から戻った小朗。三麗は四美を連れ映画館へ行き、一成と小朗二人の時間を作ります。しかし、四美は二人の関係をあまり良く思っていません。タクシーの中で、小朗はビザのことをもっと早く伝えるべきだったと一成に謝罪します。二強、三麗、四美は古い家に引っ越し、一丁と三麗は結婚式ではなく結婚旅行を選ぶことに。入籍後、三麗は一丁に新しいポケベルをプレゼントしますが、王母は一寧に使わせるように言い、一丁はそれに従ってしまい、三麗を怒らせます。
借金から逃げていた祖望は、三麗の結婚の知らせを聞きつけ戻ってきます。レストランの前で一成を待っていた三麗と一丁は、祖望が戻ってきたことを伝えます。一成は祖望と顔を合わせたくないものの、三麗の頼みもあり、結婚式への出席を許可します。娘の結婚式に親として出席してほしいという三麗の願いを汲み取ったのです。
七七は恋人・楊玲子とデートをし、玲子は特別なビデオを見ようと持ち掛け、いかがわしい雰囲気になります。小朗の両親は息子の喧嘩の件で一成の元を訪れ、解決を頼みます。小朗はこれに激怒しますが、一成は結局金を渡し、切符を手配します。しかし、両親は感謝するどころか、南京に居座ろうと企みます。祖望は家でタバコを吸い、麻雀に興じ、四美の生活を邪魔します。堪り耐えられなくなった四美は家出をし、帰宅した一成は家の前でうずくまっている四美を見つけます。家庭問題で落ち込む小朗を一成は慰め、両親を追い出す方法を考えると約束します。小朗の気分は晴れ、四美にも優しく接するようになります。
第19話の感想
第19話は、それぞれのキャラクターが人生の岐路に立たされ、それぞれの選択が描かれた、非常にドラマチックなエピソードでした。喜び、悲しみ、怒り、様々な感情が交錯し、見ているこちらも胸が締め付けられるような場面が多かったです。
特に印象的だったのは、孫小茉と喬二強の恋の行方です。陳主任への未練を断ち切り、二強との未来を選んだ小茉の決断は、勇気あるものだったと思います。しかし、二人の結婚を素直に喜べない小茉の母親の気持ちも理解できます。娘の幸せを願うからこそ、心配になってしまう親心は切ないですね。
喬一成は、相変わらず家族の問題に奔走しています。葉小朗の両親の問題、喬祖望の突然の帰還、そして喬四美の家出と、次から次へとトラブルに見舞われます。それでも、彼は家族のために最善を尽くそうとする姿は、まさに長男としての責任感を感じさせます。
つづく