あらすじ
第25話は、王一丁の退院後の家庭内の葛藤と、喬二強と馬素芹の恋愛模様を中心に展開します。
王一丁は怪我によって子供を作ることができなくなり、悶々とした日々を送っていました。その苛立ちを妻の喬三麗にぶつけてしまい、家庭内の空気が重くなります。最終的に、事態を収拾するために、王一丁は家を出て一人で暮らすことを決意します。
一方、喬二強は土砂降りの雨の中、馬素芹に愛を告白し、プロポーズをします。家族の反対を押し切り、二人は結婚の意思を固め、一緒に暮らし始めます。
喬四美は二人の姿を見て愛情について思いを馳せ、喬三麗の状況を心配します。そして、王一丁に独立して新しい家庭を築くことを提案します。
喬祖望は喬二強と馬素芹の関係に猛烈に反対しますが、二人の強い決意を覆すことはできません。
最終的に、王一丁と喬三麗は新しい家を購入し、新たな生活を始めようとします。喬二強も荷物をまとめて馬素芹の家へと移り住みます。それぞれの登場人物が、変化していく家族の中で、自分自身の幸せの道を探していく様子が描かれています。
ネタバレ
一丁は退院後、気分が優れず、三麗に当たり散らしてしまう。些細なことを大袈裟にする三麗に苛立ち、つい声を荒げてしまったのだ。姑は一丁の態度に不満を持ち、三麗に家を出て一人暮らしを勧める。この様子を見ていた四美は人生の儚さを痛感し、二強に好きな人に告白するよう促す。二強は素芹と妹が家で心配だったが、四美の言葉に背中を押され、土砂降りの雨の中、素芹の豆腐屋へ駆けつける。そして、思い切ってプロポーズする。素芹は驚き言葉を失うが、二強の真剣な気持ちに心を打たれ、受け入れる。
一丁は三麗と話し合い、自分の過ちに気付く。子供を作れない自分を責め、三麗の重荷になっていると感じていたのだ。しかし、三麗は気にせず、二人で幸せに暮らせば良いと伝える。四美もまた、三麗を励まし、問題に立ち向かうよう助言する。そして、一丁には独立を提案する。
祖望は二強と素芹の結婚を知り激怒し、結婚届を出したら首を弔ると脅す。しかし、二強は家族の仮対を押し切り、素芹と結婚することを決意。二人は一緒に新居探しを始める。智勇は複雑な心境ながらも、何も言わずに受け入れる。二強は素芹に指輪を贈り、誰に仮対されても一緒にいると誓う。
一丁と三麗は新居を購入し、リフォームを始める。二強も素芹の家へ引っ越す準備をする。祖望はこれに不満を抱き、家賃の心配をする。二強が家を出る日、素芹は智勇を連れて迎えに来る。
四美は毎晩、成鋼の帰りを待つ。祖望は四美に、成鋼の除隊手当をしっかり管理するよう釘を刺す。四美は生活費を増やすことを約束するが、一成に知られることを恐れる。
一丁と三麗はこっそり引っ越しをしようと計画するが、姑に見つかってしまう。姑は激しく二人を責め立てる。三麗は姑の束縛に耐えかね、家を飛び出す。一丁は後を追いかけ、三麗を慰め、姑の面倒を見ると約束する。
最後に、一成、清遠、南方は酒を酌み交わし、幼少期の思い出を懐かしむ。清遠は酔いつぶれ、一成は南方と語り合う。一丁は姑を慰め続け、最期まで面倒を見ると誓うのだった。
第25話の感想
第25話は、それぞれの家族が大きな転換期を迎える、波乱万丈なエピソードでした。中でも印象的だったのは、二強と素芹の結婚です。家族の猛仮対、特に頑固な祖望の脅しにも怯まず、愛を貫く二人の姿は感動的でした。雨の中でのプロポーズシーンは、二人の強い決意がひしひしと伝わってきて、胸が締め付けられました。智勇の存在も複雑な要素を加えていますが、最終的に受け入れる姿は、彼の成長を感じさせます。
対照的に、一丁と三麗は姑との確執に悩まされます。子供を持てないというプレッシャー、そして姑の過幹渉。息苦しい状況の中でも、お互いを支え合い、新たな一歩を踏み出そうとする二人の姿は、応援したくなります。新居への引っ越しは、彼らにとって新たなスタートとなるでしょう。しかし、姑との問題は根本的な解決には至っておらず、今後の展開が気になります。
つづく