あらすじ
第33話は、喬家の家庭内紛争と複雑に絡み合う家族の感情を中心に描かれています。馬素芹は喬二強とのデートの後、突然姿を消し、離婚届を残していきます。しかし最終的には考え直し、喬二強の元に戻り、共に家庭の責任を担うことを決意します。
一方、喬祖望は曲阿英との結婚を宣言し、家族、特に喬四美の激しい反発を招きます。喬祖望は喬二強の生活にも干渉し、馬素芹と離婚して前妻の孫小茉と復縁するよう迫りますが、喬二強は断固として拒否します。
同時に、曲阿英は息子の文斌のために喬祖望に影響力を及ぼし続け、家庭内の関係はさらに複雑化していきます。
新年を迎えるにあたり、喬家の兄弟姉妹は喬二強の家に集まり、喬祖望の行動への不満を表明します。そして、喬四美は曲阿英親子と直接対立し、今後の更なる家族の対立を予感させます。
ネタバレ
馬素芹は喬二強とのデートの翌日、離婚届にサインしたことを伝える置き手紙を残して姿を消しました。二強は目を覚ますとすぐに彼女を探そうとしますが、喬祖望から家族会議の招集がかかります。祖望はなんと曲阿英との結婚を宣言したのです。
家族の仮応は様々でした。喬四美は悪癖だらけの祖望が結婚するなど理解できないと仮発し、喬一成は一時的な気の迷いだと考えます。一方、二強は老人の恋愛の権利を認め、理解を示しました。祖望は感動しますが、一成が結婚後の生活費の負担を兄弟姉妹が拒否することを宣言すると、不満を抱きながらも仮論できませんでした。
二強は馬素芹を探す旅に出ようと決意し、見つからなければ東北まで行くと言います。夜、阿英は祖望に息子の文斌が仕事で上京するも住む場所がないことを相談し、祖望は快諾します。阿英はうっかり二強と馬素芹の復縁の可能性を口にし、祖望はそれを気にかけます。その後、祖望は二強に孫小茉との復縁を迫りますが、二強は断固拒否し、祖望は怒ってコップを投げつけます。
阿英は息子夫婦の問題で一時帰省し、祖望は落胆します。二強は店を閉めて東北へ行く準備をしていると、店の外で馬素芹の声が聞こえます。彼女は戻ってきており、離婚を拒否し、二強と共に家庭の責任を負うと告げます。二強は大喜びで、彼女の申し出を受け入れます。
閉店後、小茉が店にやってきて麺を食べ、二強の預金通帳を返します。彼女は陳主任との関係、そして子供が陳主任の子であることを告白します。二強は複雑な心境になりますが、小茉を信じ、子供を育てることを約束する一方、復縁はしないと明言します。
元旦、祖望は阿英の帰りを待ちわびます。一成と他の家族は子供たちを連れて二強と馬素芹の家を訪ねますが、祖望は家に入らせようとしません。四美は阿英に心を奪われた祖望の行動に激怒します。それでも、皆で温かい夜を過ごします。
翌日、四美は帰宅すると文斌が家に住んでいることに気づき、激怒し、「侵略者」を追い出すと宣言します。その後、四美は阿英親子と衝突を繰り返しますが、祖望は阿英の味方です。
阿英は祖望に文斌の仕事について相談し、二強の店で働かせようと提案します。祖望は二強を説得し、文斌は店で働き始めます。
斉唯民は副局長に昇進し、一成とお茶を飲みながら祖望の状況について話します。一成は阿英が善人ではないこと、そして馬素芹が良い人であることに気づきます。
第33話の感想
第33話は、様々な人間模様が交錯する、濃密なエピソードでした。喬二強と馬素芹の復縁は、紆余曲折を経てようやく実現し、安堵感を覚えました。馬素芹の強い意誌と愛情に心を打たれます。一方、孫小茉の告白は衝撃的でした。真実を打ち明け、子供のために生きる道を選んだ彼女の強さには感服しますが、残された二強の複雑な心情も理解できます。
喬祖望の結婚は、家族に大きな波紋を投げかけました。曲阿英の登場は、一見すると祖望に幸せをもたらすかのように見えましたが、彼女の真意はまだ分かりません。息子の文斌を祖望の家に住まわせるなど、今後の展開が不安になる要素も含まれています。喬四美の怒りはもっともで、彼女の存在がこの物語に緊張感を与えています。
つづく