黒豊と白夕~天下を守る恋人たち~ 第10話 あらすじ/ネタバレ

雍王の教えと罰

雍王は豊蘭息(ほうらんしょく)に孝道を尽くすよう諭し、雍州が孝を重んじることを強調する。鳳栖梧は王后と民が同行する際の安全対策不足を指摘し、失職した護衛への厳罰を主張する。雍王は俸禄の減額という処分を下し、豊蘭息(ほうらんしょく)に鞭打ちの刑を代行させて戒めとする。一方、穿雲と任如松(じんじょしょう)は密かに雍王の出自と豊蘭息(ほうらんしょく)の置かれた状況について話し合う。

雍王の警告と誤解

雍王は百里(ひゃくり)氏(ひゃくりし)と豊莒(ほうきょ)を私的に呼び出し、家族の和と権力の安定を保つよう警告する。豊萇(ほうちょう)は母の冷淡さに傷つき、百里(ひゃくり)氏(ひゃくりし)は豊蘭息の性格を誤解し、弱気で欺きやすいと考える。

白風夕(はくほうせき)の苦悩と決意

資金不足に陥った白風夕(はくほうせき)は私物を質入れしようとするが、黒豊息(こくほうしょく)から贈られた品を手放すことに躊躇する。黒豊息(こくほうしょく)の言葉を思い出し、如玉軒(じょぎょくけん)を訪ねて助けを求める。そこで発病した豊萇(ほうちょう)を偶然助けてしまい、彼の隠された病状を知る。豊萇(ほうちょう)は秘密を守るため、目撃者を処分しようとする。

黒豊息(こくほうしょく)との船上でのひととき

白風夕(はくほうせき)と黒豊息(こくほうしょく)は船上で過ごす。白風夕(はくほうせき)は掌門の務めの重さに悩み、隠泉水榭(いんせんすいしゃ)の秩序ある管理を羨ましく思う。黒豊息(こくほうしょく)は経営の仕方を教えると申し出て、一碗の麺を授業料とする。二人は穏やかな時間を過ごす。

鳳栖梧の求婚と豊蘭息の決意

鳳栖梧は豊蘭息に求婚するが、彼は断る。豊蘭息は愛に執着せず、天下を志し、権力と地位で鳳家に報いることを望むが、結婚で縛られることは望まない。鳳栖梧は失望するものの、彼の志を尊敬する。

環娘(かんじょう)の疑惑と白風夕(はくほうせき)の願い

環娘(かんじょう)は豊蘭息が女性用の品を購入していることに気づき、疑念を抱く。鳳栖梧はこれを機に調査するが、何も得られない。白風夕(はくほうせき)は師匠の安否を心配し、如玉軒(じょぎょくけん)の掌櫃に助けを求めて黒豊息(こくほうしょく)に会いたいと伝える。その頃、皇朝(こうちょう)は玉無縁(ぎょくむえん)と玄極令(げんきょくれい)について話し合う。皇雨(こうう)が介入するが、玉無縁(ぎょくむえん)は白風夕を気にかけており、皇雨(こうう)の好意を断る。

第10話の感想

第10話は、黒豊息と白風夕の絆が深まる一方で、様々な陰謀が渦巻く回でした。

つづく