黒豊と白夕~天下を守る恋人たち~ 第11話 あらすじ/ネタバレ
刺客襲来
黒衣の刺客たちが白風夕(はくほうせき)を狙う。激しい攻防が繰り広げられるが、突如現れた黒豊息(こくほうしょく)によって刺客たちは撤退を余儀なくされる。白風夕(はくほうせき)は刺客たちが断魂門(だんこんもん)ではないことに気づくが、背後の目的は謎に包まれたまま。黒豊息(こくほうしょく)は真相を究明するために調査を開始する。
豊苌の怒りと決意
刺客の失敗を知った豊苌は激怒する。白風夕(はくほうせき)の武術の腕前と永平(えいへい)君との関係を脅威と感じ、自ら手を下すことを決意。德叔は幼い頃の豊苌の不幸を思い出し、継王后が長子である豊苌への冷酷な態度を改めることはなかったと嘆く。
如玉軒(じょぎょくけん)でのひととき
黒豊息(こくほうしょく)と共に如玉軒(じょぎょくけん)で酒を酌み交わす白風夕(はくほうせき)。黒豊息(こくほうしょく)が师父の行方を追っていることを知り、安堵する。席間、白風夕(はくほうせき)の肩に小虫が止まる。黒豊息(こくほうしょく)が助けようとするが、白風夕(はくほうせき)は咄嗟に彼の手に触れる。その瞬間、黒豊息(こくほうしょく)は顔を赤らめ、心跳が早くなる。慌てて席を立つ黒豊息(こくほうしょく)。
再会と葛藤
帰途、再び黒衣の刺客に遭遇する白風夕(はくほうせき)。刺客たちを振り切ろうとするが、小路で豊苌と鉢合わせする。豊苌は白風夕(はくほうせき)を襲おうとするが、白風夕(はくほうせき)は彼を覚えていない様子。豊苌は戸惑い、行動を起こすべきか迷う。白風夕(はくほうせき)は豊苌の企みに気づいていたが、門下生たちを守るため、あえて何も言わない。
六合宴への動き
雍王は王相の進言を受け、豊莒(ほうきょ)を帝京の六合宴に派遣することを決定。その後、鳳栖梧は黒豊息(こくほうしょく)に科挙の準備状況を報告し、貢士の名单を提出する。黒豊息(こくほうしょく)は裴有說が推薦した人材に満足する一方、百里(ひゃくり)氏(ひゃくりし)が豊莒(ほうきょ)を帝京から遠ざけたことに疑問を抱く。任如松(じんじょしょう)に科挙の監視を強化するよう指示する。
白風夕への監視と記憶
豊苌は白風夕を監視する。白風夕は饅頭を使って巧みに豊苌をやり過ごし、先王后との思い出を呼び起こさせる。
科挙会試(かいし)と玄極令(げんきょくれい)
科挙会試(かいし)が迫る中、雍王は梁国公燕時章と裴有說に試験監督を命じる。黒豊息(こくほうしょく)は父王に心境を明かすものの、百里(ひゃくり)氏(ひゃくりし)の企みに懸念を抱く。鳳栖梧に注意するよう忠告する。
皇朝(こうちょう)が玄極令(げんきょくれい)を持って六合宴に向かう途中、襲撃される。黒豊息は玄極令(げんきょくれい)の真偽を疑い、皇朝(こうちょう)の行動は自衛のための策略だと推測する。皇朝(こうちょう)は淳禧帝に六州による共同調査を要請し、尚方宝剣を授かる。玉無縁(ぎょくむえん)は皇朝(こうちょう)の計画に不満を抱くものの、霧山に向かうことを決意する。
科挙会試(かいし)と黒豊息の決意
科挙会試(かいし)当日、王相が推挙した貢生(こうせい)・宋思翰(そうしかん)が注目を集める。試験は厳重な監視の下、無事に進行する。一方、黒豊息は宮中で選妃の圧力に直面するが、先立業後成家と巧みに切り返す。これにより、鳳栖梧との友情を守りつつ、雍王に自分の意思を表明する。
鳳栖梧は百里(ひゃくり)氏(ひゃくりし)の意図を理解し、黒豊息の対応に納得する。一方、落水後の豊蘭息(ほうらんしょく)の変化に鐘離(しょうり)が気づく。黒豊息は白風夕に直接会えないものの、鐘離(しょうり)を通して物資を送り、白建徳(はくけんとく)の居場所を確認する。白風夕の雍京滞在に正当な理由を与える。
第11話の感想
第11話は、緊張感と謎が交錯する展開で、今後のストーリーへの期待が高まる内容でした。
特に印象的だったのは、白風夕と黒豊息のシーンです。如玉軒(じょぎょくけん)でのさりげない触れ合いは、二人の関係が深まっていることを感じさせ、今後の進展が気になります。また、白風夕が刺客に襲われるシーンでは、彼女の強さと機転が垣間見え、魅力的な女性であることを再認識させられました。
一方、豊苌の葛藤も興味深いものでした。彼は白風夕を憎む一方で、彼女への複雑な感情を抱いていることが伺えます。彼の心の内が明らかになることで、物語にさらなる深みが増すのではないかと期待しています。
つづく