黒豊と白夕~天下を守る恋人たち~ 第18話 あらすじ/ネタバレ

雍王は豊蘭息(ほうらんしょく)に対抗するために、豊苌を永信(えいしん)君に昇進させ、工部に軍備の製造を命じます。 これを不服とした豊莒(ほうきょ)は、密かに策を練ります。彼は百里(ひゃくり)景を使って偽の懿令を作り、豊苌を陥れようと企みます。同時に、百里(ひゃくり)氏(ひゃくりし)も暗躍し、一石二鳥を狙います。

黒豊息(豊蘭息(ほうらんしょく))は豊苌から梅見の誘いを受け、不審に思い調査したところ、百里(ひゃくり)景と豊苌が密会していることを突き止めます。 赴く途中、黒豊息(こくほうしょく)は狗の血をかけられ、鍾離は王明海(おうめいかい)事件で黒豊息(こくほうしょく)を恨む人物の仕業だと突き止めます。黒豊息(こくほうしょく)は梅見ではなく、白風夕(はくほうせき)に会うために赴きます。二人は散策中に白琅華(はくろうか)らと遭遇し、白風夕(はくほうせき)は機転を利かせて黒豊息(こくほうしょく)を隠します。

梅見の宴で、黒豊息(こくほうしょく)は暗殺され、戚澄(せきちょう)の死体が隣に置かれ、罪を擦り付けられます。 現場に駆けつけた豊苌は複雑な心境に陥ります。黒豊息(こくほうしょく)は意識を取り戻し、陰謀を見抜き、豊苌と兄弟の情を語り合います。豊苌は弟を守るため、自らが罪を被り、転落死を偽装しますが、実際には右足を負傷します。

戚国公は宮殿で黒豊息を告発しますが、黒豊息は冷静に対応し、反論します。 雍王は百里景(ひゃくりけい)と豊苌が共謀して豊蘭息(ほうらんしょく)を陥れたのではないかと疑いますが、黒豊息は逆に百里景(ひゃくりけい)を狂気に陥れます。張仲革(ちょうちゅうかく)が事件を捜査した結果、藍衣の奴隷と玄狐の裘が重要な手がかりとなり、梅見の宴に参加した公子たちは全員謹慎となります。

鳳栖梧は黒豊息を助け、屋敷の仕事を手伝います。 彼女は黒豊息が自分に気はないことを知っていますが、それでも献身的に尽くします。彼女は黒豊息が狗の血をかけられた時に着ていた玄狐の裘を保管し、豊苌が目覚めた時に百里景(ひゃくりけい)の罪を証明しようとします。

黒豊息は窮地に立たされますが、知恵と鳳栖梧の助けを借りて危機を乗り越えていきます。 彼は宮廷の争いの激しさを知り、兄である豊苌との絆をより一層大切にします。数々の陰謀に直面した黒豊息は、非凡な策略と勇気を発揮し、真相を明らかにし、自分と兄の汚名を晴らすことを誓います。

第18話の感想

第18話は、黒豊息と豊苌の兄弟愛が描かれた感動的なエピソードでした。黒豊息が暗殺されそうになった時、豊苌は自らを犠牲にして弟を守ろうとしました。また、鳳栖梧の献身的な姿も印象的でした。彼女は黒豊息を助け、彼の無実を証明するために尽力しました。

このエピソードは、黒豊息と白風夕(はくほうせき)の恋模様も描かれていました。二人は梅見の宴で再会し、互いの気持ちを確かめ合いました。しかし、彼らの恋路は依然として困難な状況です。

つづく