黒豊と白夕~天下を守る恋人たち~ 第22話 あらすじ/ネタバレ
任如松(じんじょしょう)が良城を探る
任如松(じんじょしょう)は黒豊息(こくほうしょく)の依頼で良城を調査し、節度使である于鳴(うめい)が堤防建設を名目に実権を握り、王の命令を阻害していることを突き止める。黒豊息(こくほうしょく)は良城に入るには、于鳴(うめい)を排除する必要があると考える。
鍾離の報告
一方、鍾離は黒豊息(こくほうしょく)に、豊莒(ほうきょ)と玉無縁(ぎょくむえん)が不仲になり、玉無縁(ぎょくむえん)が京を去ったことを報告する。黒豊息(こくほうしょく)は疑いを抱かない。
白建徳(はくけんとく)の疑念
夜、白建徳(はくけんとく)は護令人である曾九海と銭鶴年を集め、偽の王命の件について協議する。彼は公冶制の失踪と令牌の偽造に関連があると疑い、協力を要請する。
初雪の日の出会い
初雪の日、黒豊息(こくほうしょく)は白風夕(はくほうせき)に想いを伝えるため、入念な準備をする。しかし、白風夕(はくほうせき)は鳳栖梧と再会し、楽しい時間を過ごしていた。鳳栖梧は白風夕(はくほうせき)の青(せい)州での過去に興味を持ち、二人は意気投合し、翌日男装で外出することを約束する。
黒豊息(こくほうしょく)は白風夕(はくほうせき)を待っていたが、彼女は現れず、鳳栖梧と過ごしていたことを知る。彼は不快感を抱く。
香楽坊での出会い
黒豊息(こくほうしょく)は白風夕(はくほうせき)を花火観賞に誘うが、彼女は鳳栖梧と共に男装で香楽坊を訪れていた。詩会で白風夕(はくほうせき)は花魁の韶音に気に入られるが、約束のため急いで帰る。
黒豊息(こくほうしょく)は白風夕(はくほうせき)を追いかけ、怒って連れ去る。二人は紆余曲折を経て、花火が上がる。雰囲気は微妙だが、白風夕(はくほうせき)は黒豊息(こくほうしょく)の気持ちを理解できず、彼は落胆して帰る。
上元(じょうげん)夜の約束
黒豊息(こくほうしょく)は諦めず、上元(じょうげん)夜に白風夕(はくほうせき)を再び誘う。環娘(かんじょう)は黒豊息の計画を聞き、心配になり、任如松(じんじょしょう)に彼の想いを伝える。そして、勝手に天霜門(てんそうもん)に招待状を送ってしまう。
任如松(じんじょしょう)は介入を望まないが、先王の后の依頼もあり、白建徳(はくけんとく)と会い、白風夕(はくほうせき)と王家の相性を考えるように促す。
白建徳(はくけんとく)の決意と白風夕の想い
白建徳(はくけんとく)は任如松(じんじょしょう)の意図を理解し、心の中で納得する。白風夕は鳳栖梧に諭され、黒豊息への自分の気持ちに気づく。期待と不安が入り混じる。鳳栖梧は黒豊息が再び告白すると励ます。環娘(かんじょう)の行動は善意からだったが、無意識のうちに二人の関係に波紋を広げてしまった。
黒豊と白夕 第22話 感想
第22話は、黒豊息と白風夕の恋模様が大きく動き出す回でした。黒豊息は白風夕への想いを伝えようとしますが、すれ違いが続き、もどかしい展開が続きます。
特に印象的なシーンは、初雪の日の出会いでしょう。黒豊息は入念な準備をして白風夕を待っていましたが、彼女は鳳栖梧と再会し、楽しい時間を過ごしていました。黒豊息の落胆した表情が切なく、二人の恋の行方が気になります。
また、環娘(かんじょう)の行動も注目すべき点です。彼女は黒豊息の気持ちを白風夕に伝えようとしますが、かえって二人の関係を複雑にしてしまいます。善意から出た行動が裏目に出てしまったのは、なんとも皮肉です。
一方で、白建徳と任如松のやり取りは興味深いものでした。白建徳は白風夕と王家の相性を考えるように促され、任如松の意図を理解します。二人の思惑が交錯する中で、白風夕の運命はどのような方向に進んでいくのでしょうか。
つづく