黒豊と白夕~天下を守る恋人たち~ 第26話 あらすじ/ネタバレ

白风夕と兄の風写月(ほうしゃげつ)との出会い

白风夕は兄である風写月(ほうしゃげつ)と再会を果たす。風写月(ほうしゃげつ)は黒豊息(こくほうしょく)を民を思う明君と評価し、白风夕の選択を認める。しかし、風写月(ほうしゃげつ)は黒豊息(こくほうしょく)と白风夕の関係を探るため、白风夕に視線を向けながら黒豊息(こくほうしょく)に問いかける。白风夕は落ち着いて対応し、黒豊息(こくほうしょく)が自分への想いを大切にしていることを知っている。

黒豊息(こくほうしょく)の登場と風写月(ほうしゃげつ)の試探

黒豊息(こくほうしょく)が突然現れ、白风夕は慌ててその場を離れる。黒豊息(こくほうしょく)は風写月に白风夕を見つめていた理由を問い、風写月は冗談交じりに白风夕を自分に欲しいと伝える。黒豊息(こくほうしょく)は白风夕は物ではなく、自分の伴侶であり、他人が口出しする問題ではないと断言する。風写月はさらに、白风夕が自分に心を寄せていたらどうするかを問う。黒豊息(こくほうしょく)は白风夕の選択を尊重すると答える。

風写月の真意と黒豊息(こくほうしょく)の決意

風写月は妹である風惜雲(ほうせきうん)の美しさを語り、彼女が黒豊息に心を寄せていたらどうするかを尋ねる。黒豊息は白风夕は誰にも代えられない存在だと答える。風写月は黒豊息に貴賤の区別がなく、大きな愛を持っていることを理解し、試探の意図を悟る。

白风夕との散策と民の笑顔

白风夕が現れ、黒豊息と一緒に街を散策する。黒豊息の治世により、民は笑顔を取り戻している。白风夕は黒豊息の仁政(まつりごと)を称え、共に未来を歩みたいと願う。突然の大雨に見舞われ、黒豊息は傘で白风夕を庇い、その後背負って歩く。

水路の構想と青(せい)州の支援

黒豊息は風写月と共に良城の水路を視察し、運河との接続を構想する。風写月は青(せい)州が黒豊息を支援することを約束する。

冀州王の覚醒と皇朝(こうちょう)の誓い

冀州王が目を覚まし、皇朝(こうちょう)の孝心に感動し、仁政(まつりごと)を施すよう諭す。皇朝(こうちょう)は父の期待に応えることを誓い、冀州王は罪己詔を発表し、民心を安定させる。

玉無緣の企みと良城の堤坝

玉無緣は黒豊息を排除しようと企み、幽州での動きを始める。良城の堤坝建設は人手が足りず難航する。黒豊息は食料と労働力を交換する策を打ち出し、民心を集める。白风夕は汚職で得た財宝を水路に隠し、民が掘削して財宝を得るように提案する。この策は功を奏し、民は積極的に参加する。黒豊息は感謝の気持ちを表し、自ら料理を作る。

張仲革(ちょうちゅうかく)の調査と黒豊息の身世

張仲革(ちょうちゅうかく)は如玉軒(じょぎょくけん)を調査し、朝廷の役人と結託していることを突き止めるが、手がかりは少ない。雍王は黒豊息の身分に疑念を抱き、如玉軒(じょぎょくけん)の掌柜を捕らえるよう密命を出す。豐莒は黒豊息を陥れるために暗躍する。

「君夫人」と呼ばれる白风夕と水路の完成

白风夕は黒豊息と共に堤坝を視察し、民から「君夫人」と呼ばれる。二人は笑顔を交わし、互いの信頼を深める。水路が完成し、人々は祝宴を開く。

如玉軒(じょぎょくけん)の変動と白风夕の活躍

任如松(じんじょしょう)は如玉軒(じょぎょくけん)の変動を知り、隠泉水榭(いんせんすいしゃ)の安全を心配し、鳳栖梧に注意するよう忠告する。白风夕は街で診療を行い、黒豊息と共に民を助ける。二人は民から愛される存在となる。

第26話の感想

第26話は、黒豊息と白风夕の絆が深まり、黒豊息の仁政(まつりごと)が民に広がる様子が描かれた回でした。

特に印象的だったのは、黒豊息と風写月の会話です。風写月は黒豊息を試探するために、白风夕への想いを問いかけます。黒豊息は白风夕を誰にも代えられない存在だと答え、その真摯な想いが伝わってきました。

また、黒豊息の仁政(まつりごと)により、民が笑顔を取り戻している様子も描かれました。食料と労働力を交換する策や、汚職で得た財宝を水路に隠して民が掘削して財宝を得るようにする策など、黒豊息の知恵と民への思いやりが感じられました。

一方で、玉無緣や雍王など、黒豊息を排除しようとする勢力も動き始めています。今後の展開が気になるところです。

つづく