黒豊と白夕~天下を守る恋人たち~ 第27話 あらすじ/ネタバレ
白风夕と黒豊息(こくほうしょく)、良城で医館を開設
前回、河辺で苦しむ民衆を目の当たりにした白风夕は、城内に医館を開設し、黒豊息(こくほうしょく)も協力して患者の治療にあたる。夜、二人は肩を並べて帰宅するが、白风夕は疲れで眠ってしまう。黒豊息(こくほうしょく)は彼女を気遣い、マッサージをしてあげる。
如玉轩の変故、黒豊息(こくほうしょく)と白风夕は雍京へ
その時、鐘離(しょうり)が如玉轩で事件が発生したと知らせに来る。黒豊息(こくほうしょく)は任家兄弟に良城の守りを任せ、翌日には雍京に戻ることを決意する。鐘離(しょうり)が去った後、黒豊息(こくほうしょく)は白风夕を部屋に運ぼうとするが、彼女は起きていたことを明かし、一緒に雍京に行くと主張する。月光の下、二人は固く抱き合い、深い愛情を確認する。
幽州公主襲撃事件、華純然(かじゅんぜん)の活躍
一方、幽州公主を護送していた一行は襲撃を受ける。しかし、華純然(かじゅんぜん)は事前に準備をしていたため、難を逃れる。犯人は幽州の世子であり、妹を王位継承の脅威とみなし、殺害を企てたことが判明する。
天女と呼ばれる華純然(かじゅんぜん)の名声は各地に広まり、民衆の間で神格化される。ある日、茶店で噂話を耳にした華純然(かじゅんぜん)は、密かに難民の母子を引き連れて旅に出る。
皇朝(こうちょう)の思惑、華純然(かじゅんぜん)の危機
公主失踪事件は各州に衝撃を与える。幽王は捜索隊を派遣し、皇朝(こうちょう)は華純然の機転を高く評価する。玉無緣は黒豊息(こくほうしょく)と風写月(ほうしゃげつ)の良城での会合に触れ、二州の同盟の可能性を示唆する。皇朝(こうちょう)は華純然を利用して幽州と冀州を牽制し、最終的には風惜雲(ほうせきうん)を手に入れることを企む。
夜、客栈に宿泊していた華純然一行は、睡眠薬を盛られて襲撃を受ける。彼女は辛くも逃げ出し、皇朝(こうちょう)の部屋に助けを求める。皇朝(こうちょう)は犯人を制圧し、華純然を救出する。
青(せい)州の動き、風写月(ほうしゃげつ)と青(せい)王
青(せい)州宮では、風写月(ほうしゃげつ)が父である青(せい)王に良城での出来事を報告し、豊蘭息(ほうらんしょく)との親交を明かす。青(せい)王は慎重さを促すが、風写月(ほうしゃげつ)は豊蘭息(ほうらんしょく)を高く評価し、彼の過去を詳しく説明する。青王は豊蘭息(ほうらんしょく)の才能を認め、婚姻を検討するが、雍王の反応を懸念する。同時に、青王は風写月(ほうしゃげつ)に治国の道を伝え、継承の重さを説く。
黒豊息(こくほうしょく)の帰京、如玉轩の真相
黒豊息(こくほうしょく)は密かに雍京に戻り、別荘で任如松(じんじょしょう)と密談する。如玉轩の事件は雍王が関係している可能性が高く、二人は不可解な点に疑問を抱く。雍王は隠泉水榭(いんせんすいしゃ)の力を利用したいと考えているが、制御できないことを恐れている。白风夕は刑部の動きに異変を感じ、陰謀を疑う。任如松(じんじょしょう)は黒豊息(こくほうしょく)に身を隠すよう勧めるが、彼は民衆を守る決意を固める。
刑部の捜査、豐莒の圧力
刑部の捜査は進展せず、豐莒は3日以内に如玉轩の全員を処刑するよう圧力をかける。黒豊息は罠であることに気付き、慎重に対処する必要があると考える。白建徳(はくけんとく)は隠泉水榭(いんせんすいしゃ)の名を背負って如玉轩を救出することを決意し、黒豊息を守るために立ち上がる。一方、豊蘭息(ほうらんしょく)は豐莒と直接対峙し、兄弟間の暗闘が激化する。
第27話は、黒豊息と白风夕の絆が深まる一方で、様々な陰謀が渦巻く展開が印象的でした。
まず、黒豊息と白风夕が協力して医館を開設するシーンは、二人の優しさと民衆への思いやりが伝わってきました。また、夜に寄り添う姿は、二人の深い愛情を感じさせます。
一方、如玉轩の事件や幽州公主襲撃事件は、黒豊息と白风夕が大きな危機に直面することを予感させます。特に、皇朝(こうちょう)の思惑や豐莒の圧力は、今後の展開を大きく左右するでしょう。
青州の動きも気になるところです。風写月と青王の会話から、二州の同盟の可能性が示唆されました。また、青王が風写月に治国の道を伝授するシーンは、青州の未来を託す重みを感じさせます。
つづく