黒豊と白夕~天下を守る恋人たち~ 第3話 あらすじ/ネタバレ
白风夕と祁云の衝突
白风夕は、祁云の横暴さに我慢できず、手を出してしまう。祁家との協力関係を望んでいた白风夕だったが、この一件で関係は悪化してしまう。黒丰息は、強引な協力関係の方が利益が大きいと白风夕を諭す。
祁云は父親の祁延年(きえんねん)にこの一件を訴える。しかし、祁延年(きえんねん)は祁云を叱責するどころか、黒丰息に謝罪し、祁家の財産の3割を差し出す。祁延年(きえんねん)の真の目的は、黒丰息の力を借りて官塩の売買許可証を手に入れることだった。
黒丰息の策略と断魂門(だんこんもん)
黒丰息は、祁家の財産の半分を要求し、巧みに尚家の情報を聞き出す。尚家は毎月3日に離芳閣を訪れるという情報を得る。
夕方、白风夕は黒丰息と共に離芳閣に潜入する。白风夕は踊る芸妓をからかうが、黒丰息は白风夕の偏見を指摘する。断魂門(だんこんもん)の情報を得るため、白风夕は芸妓に扮し、尚也(しょうや)を誘惑して断魂門(だんこんもん)との関係を吐かせることに成功する。
黒丰息は尚也(しょうや)を捕らえ、赤い衣装を着た白风夕に心を奪われる。そして、断魂門(だんこんもん)の分舵の場所を聞き出す。尚也(しょうや)は隙を見て逃げ出し、黒丰息と白风夕は追いかける。しかし、分舵は空っぽだった。黒丰息は、断魂八鬼陣を簡単に破り、虞城での仇を討つ。
尚也(しょうや)の死と誤解
尚也(しょうや)は逃げる際に、奇妙な模様のついた物を落とす。その模様は、強力な勢力を示唆していた。その後、尚家は火災に見舞われる。白风夕は、黒丰息が火を放ったと思い込み、黒丰息を責める。しかし、真相は尚也が家族を守るために自焚したことであり、白风夕の誤解は解ける。白风夕は後悔の念に駆られる。
旅の途中、白风夕は2羽の怪我をした小鳥を助ける。黒丰息とそれぞれ1羽ずつ育てることを提案し、善行の大切さを説く。
洛城の危機と玉無緣 (たまむえん)の登場
虞城を後にした白风夕は、韓朴と共に天霜門(てんそうもん)に向かう途中、多くの難民に出会う。商(しょう)州が玄極令(げんきょくれい)を紛失したことで、洛城に攻め込んだことを知る。白风夕は難民を助けるため、自分の財産を分け与える。
一方、商(しょう)州軍は洛城に迫り、城主の費盛と都統の劉文は焦って対策を練る。そんな中、天下第一公子と呼ばれる玉無緣 (たまむえん)が現れ、洛城を救うと宣言する。
白风夕と皇朝(こうちょう)の出会い
白风夕と韓朴は山中で魚を焼いていると、韓朴が誤って白风夕の顔を汚してしまう。白风夕は怒るが、すぐに誤解が解ける。そこに皇朝(こうちょう)が現れ、白风夕と一戦交える。白风夕の武術に感心した皇朝(こうちょう)は、白风夕の正体に興味を持つ。
第3話は、白风夕と黒丰息の関係が大きく変化する重要な回でした。祁云との衝突で白风夕の黒丰息に対する不信感が高まる一方で、断魂門(だんこんもん)との戦いで黒丰息の強さと優しさを感じ、白风夕の心境に変化が見られました。
特に印象的だったのは、離芳閣でのシーンです。白风夕が芸妓に扮して尚也を誘惑する場面はコミカルでありながら、黒丰息の白风夕への想いが垣間見えるシーンでした。また、断魂門との戦いで黒丰息が断魂八鬼陣を破るシーンは、黒丰息の圧倒的な強さを感じさせる迫力のあるシーンでした。
尚也の死に関しては、黒丰息が放火したと勘違いした白风夕の怒りや、真相を知った後の後悔など、白风夕の心情が細かく描かれており、感情移入できました。
また、洛城に危機が迫る展開や、玉無緣 (たまむえん)の登場など、今後のストーリー展開が気になる終わり方でした。白风夕と黒丰息が洛城を救うためにどのような活躍をするのか、期待が高まります。
つづく