黒豊と白夕~天下を守る恋人たち~ 第32話 あらすじ/ネタバレ
玉無縁(ぎょくむえん)の来訪と白建徳(はくけんとく)の企み
玉無縁(ぎょくむえん)が天霜門(てんそうもん)を訪れ、玉佩(ぎょくはい)が玉家のものだと認めるが、すでに失くしたと嘘をつく。白建徳(はくけんとく)は護令者のことを聞き出し、玉佩(ぎょくはい)が瓊林苑と関係があるかもしれないとほのめかす。玉無縁(ぎょくむえん)は警戒心を抱き、白建徳(はくけんとく)を抹殺することを決意する。
白建徳の引退と白琅華(はくろうか)の後継
その夜、白建徳は白風夕(はくほうせき)と引退の意思を話し、天霜門(てんそうもん)の未来を心配する。白風夕(はくほうせき)は白琅華(はくろうか)を掌門に、修久容(しゅうきゅうよう)を補佐役にすることを提案する。白風夕(はくほうせき)は青(せい)州が紛争に巻き込まれるかもしれないが、黒豊息(こくほうしょく)がいる限り天霜門(てんそうもん)には戻らないと明言する。白建徳は白風夕(はくほうせき)に慎重に行動することを願い、彼女の幸せを願う。
白建徳の死と白風夕(はくほうせき)への疑い
翌日、天霜門で掌門が殺害されたという知らせが衝撃を与え、白琅華(はくろうか)は白風夕(はくほうせき)を犯人だと非難する。黒豊息(こくほうしょく)は何かおかしいと感じ、弁明しようとするが、白琅華は激昂して白風夕を誤傷してしまう。黒豊息(こくほうしょく)は怒りを抑えきれず、隠泉水榭(いんせんすいしゃ)の力で白風夕を連れ出し、荒れ果てた廃寺に隠れる。
白風夕の危機と蘭因花の効力
命を落としかけている白風夕は、黒豊息(こくほうしょく)に天命に従うように諭す。黒豊息(こくほうしょく)は諦めきれず、蘭因花の力で白風夕を救い、内力(ないりょく)を回復させる。その間に、白琅華が天霜門を率いており、白建徳は葬儀が行われる。
白建徳の死の謎と調査の開始
白風夕は師匠の死が不自然だと感じ、黒豊息(こくほうしょく)も母后と同じ毒ではないかと疑う。二人は偽の玄極令(げんきょくれい)が関係しているのではないかと推測し、韓朴も調査に加わる。韓朴は、死因が牽機(けんき)の毒であることを突き止める。この毒は非常に秘匿性が高く、大東(たいとう)皇室のみが知っているものだった。
帝京への旅立ちと青(せい)州の動向
黒豊息は白風夕と共に白建徳の墓参りを行い、真相を探るため帝京へ向かうことを決意する。青(せい)州では、青王が病に倒れ、風写月(ほうしゃげつ)に重責を託し、幽州と冀州の脅威に備えるように命じる。青王は娘の風惜雲(ほうせきうん)を恋しく思い、手紙を書いて呼び戻す。
一方、皇朝(こうちょう)は華純然(かじゅんぜん)と結婚し、宴で青州の世子が政(まつりごと)権を握っていることを知り、青州を攻略する好機と考える。白風夕一行は帝京に到着し、烏雲三十八寨の鉄大当家と会い、隠市に潜入して真相を調査するための仮面作りを依頼する。
つづく