黒豊と白夕~天下を守る恋人たち~ 第35話 あらすじ/ネタバレ

宮廷の変動が収まった後、雍王は世子の冊封(さくほう)を決意し、永平(えいへい)侯・黒豊息(こくほうしょく)が最有力候補となった。雍王は過去の愚かさを深く反省し、息子に厚い期待を寄せ、権力を握った後は外敵に警戒し、民衆を大切にするよう諭した。

父王との会話の後、黒豊息(こくほうしょく)は白風夕(はくほうせき)に求婚する。彼女の陪伴が人生を充実させてくれたことに感謝し、共に余生を過ごしたいと願う。その後、朝廷で黒豊息(こくほうしょく)は正式に雍州世子に封じられ、白風夕(はくほうせき)と共に母后の墓前で拝礼する。白風夕(はくほうせき)は蘭息を守ることを誓い、決して離れないことを約束する。

二人が婚礼の準備を進めている最中、青(せい)州から急報が届く。幽州の大軍が国境に迫り、青(せい)王の病状が悪化し、風写月(ほうしゃげつ)が白風夕(はくほうせき)の帰還を急いでいるという知らせだった。黒豊息(こくほうしょく)は何も言わずとも事情を察し、白風夕(はくほうせき)と共に青(せい)州に戻ることを決意する。

青州に到着した白風夕(はくほうせき)は、危篤状態の父王のもとに駆けつける。孝行できなかった自分を責める白風夕。風写月(ほうしゃげつ)は白風夕と対策を協議し、風写月(ほうしゃげつ)が軍を率いて敵を迎撃し、白風夕が政(まつりごと)務を処理することに決める。

皇朝(こうちょう)は後方から冷静に戦況を見極め、幽州軍に朗城への陽動作戦を命じ、青州を撹乱する。玉無縁(ぎょくむえん)は、青州には風写月だけでなく、白風夕という姫がいることを皇朝(こうちょう)に伝え、より慎重な対応を促す。青王は黒豊息(こくほうしょく)に満足感を示しつつ、娘をいじめないようにと忠告し、二人が真に愛し合い、未来に共に立ち向かってほしいと願う。

青州軍営では、徐将軍が戦況を報告する。幽州軍の先鋒は敗れたものの、金衣騎(きんいき)が待機しているという。風写月は自ら兵を率いて迎撃することを決意するが、玉無縁(ぎょくむえん)の策略により毒に侵され、命を落とす。悲報に接した白風夕は悲しみを堪え、父王の遺言に従い、王位継承の重責を担うことを決意する。青州と冀州、幽州の確執は深まり、天下の情勢は不安定になる中、白風夕は立ち上がり、青州を未知の挑戦へと導いていく。

第35話は、波乱に満ちた展開と深い感情描写が印象的な回でした。

黒豊息(こくほうしょく)と白風夕の愛の深さには感動させられました。黒豊息が白風夕に求婚するシーンは、二人の絆の強さと未来への希望を感じさせるものでした。しかし、青州からの急報は二人の幸せな時間を一瞬にして奪い去りました。

風写月の死は、青州にとって大きな痛手です。白風夕が王位を継承することになりましたが、彼女の前に立ちはだかる課題は山積しています。幽州との戦いは避けられず、青州の未来は不透明です。

皇朝(こうちょう)の策略や玉無縁(ぎょくむえん)の暗躍など、物語はますます複雑さを増しています。今後の展開が気になるところです。

黒豊息と白風夕は、困難を乗り越えて幸せになれるのでしょうか。青州は幽州に勝利することができるのでしょうか。今後の展開に期待が高まります。

つづく