黒豊と白夕~天下を守る恋人たち~ 第8話 あらすじ/ネタバレ
優しい白風夕(はくほうせき)と苦悩する黒豊息(こくほうしょく)
白風夕(はくほうせき)は、苦い薬を飲むのをためらう黒豊息(こくほうしょく)を優しく説得し、蜜饯を買ってくると約束します。最初は抵抗していた黒豊息(こくほうしょく)も、最終的には説得されます。夜になると、彼は寒さで震えながら、夢の中で環娘(かんじょう)に窓を閉めるように呼びかけます。それを見た白風夕(はくほうせき)は、遠慮せずに彼を抱きしめて暖を取ります。翌日、目を覚ました二人は気まずい雰囲気になりますが、黒豊息(こくほうしょく)は白風夕(はくほうせき)の助けに深く感謝します。
白風夕(はくほうせき)は麺を作り、黒豊息(こくほうしょく)は母后のことを思い出し、複雑な感情に包まれます。一方、鳳栖梧は二殿下の失踪事件に疑問を抱き、大殿下の無実を信じて証拠を集めようと決意します。豊苌は父王から疑われ、7日以内に弟を見つけ出すか、真犯人を突き止めるよう命じられます。
豊莒(ほうきょ)は真相がバレるのではないかと不安を募らせます。雍王は心の中で考えを巡らせていますが、決断を下すことができず、王室の宿命を嘆きます。任如松(じんじょしょう)は豊莒(ほうきょ)の失態を叱責し、自責の念に駆られます。
白風夕(はくほうせき)の世話を受けながら黒豊息(こくほうしょく)は徐々に回復し、二人は一緒に過ごす時間を楽しみます。市場を散策し、買い物をして、二人の気持ちは徐々に近づいていきます。
玉無縁(ぎょくむえん)の帰還と黒豊息の決意
玉無縁(ぎょくむえん)が冀州に戻り、皇朝(こうちょう)は白風夕について微妙な態度で尋ねます。皇朝(こうちょう)は玄極令(げんきょくれい)の真偽を疑い、玉無縁(ぎょくむえん)は黒豊息の嫌疑を晴らす分析を行います。
豊蘭息(ほうらんしょく)の生死は不明なまま、豊莒(ほうきょ)は偽の死亡情報を偽造しようとしますが、鳳栖梧は雍王に公正な行動を取るよう強く勧めます。
黒豊息は家族の状況を知り、白風夕に自分の気持ちを打ち明けます。白琅華(はくろうか)が病気になり、黒豊息は雍京に治療を求めることを提案し、白風夕はそれに賛成します。
鳳栖梧は黒豊息に豊莒の陰謀を報告し、黒豊息は弟の腹黒さを理解します。
雍京では、白琅華(はくろうか)は一命を取り留め、白風夕は師妹(しまい)のために全財産を費やします。鳳栖梧は黒豊息と会い、今後の対応について話し合い、迫り来る嵐に備えます。
第8話の感想
第8話は、黒豊息と白風夕の距離が縮まり、二人の関係が大きく進展した回でした。黒豊息は白風夕の献身的な世話を受け、徐々に心を開いていきます。特に、寒さで震える黒豊息を白風夕が抱きしめるシーンは、二人の間に特別な感情が芽生えていることを感じさせました。
また、豊莒の陰謀が明らかになり、物語が大きく動き始めました。豊莒は自分の保身のために、偽の死亡情報を偽造しようとします。しかし、鳳栖梧は雍王に公正な行動を取るよう強く勧めます。黒豊息と白風夕は、豊莒の陰謀を阻止するために協力していくことになりそうです。
第8話のラストシーンでは、白琅華(はくろうか)が病気になり、黒豊息は雍京に治療を求めることを提案します。白風夕はそれに賛成し、師妹(しまい)のために全財産を費やします。二人の強い絆が感じられるシーンでした。
つづく