黒豊と白夕~天下を守る恋人たち~ 第9話 あらすじ/ネタバレ

黒豊息(丰兰息)は、窮地を救ってくれた鳳棲梧(ほうせいご)に感謝の意を表します。鳳棲梧(ほうせいご)は、鳳家は常に未来の王を助けてきたと言い、丰兰息の才能と知恵を高く評価し、彼が王座に就くことを確信しています。

今後の計画について、丰兰息は雍王に近況を報告するために面会することを決意します。

一方、雍王は丰兰息が亡くなったと思い、法事を準備していました。しかし、任如松(じんじょしょう)が丰兰息の生還を報告すると激怒し、豐莒 (ひょうきょ)に死体の真相を調査するよう命じます。雍王は丰兰息の邸宅を訪れ、表面上は気遣いますが、内心では様子を探っています。丰兰息の体調が優れないのを見て、太医を常駐させるように指示します。

丰兰息が民のために危険を冒したことに対し、雍王は褒美を与えることを約束します。しかし、丰兰息は黒幕を追及することに関心を持ち、暗に三弟の豐莒 (ひょうきょ)を疑っていることを示唆します。これにより雍王は不快感を示し、父子関係をないがしろにするなと叱責します。

丰兰息は、陥れようとしているわけではないと釈明し、真実が明らかになることを望みます。雍王は真相を知っていながらも、家の安寧を考慮してすぐに動くことはせず、永平(えいへい)君に封じ、府を開設することを許可することでなだめます。そして、君臣有道、国法為上、父子兄弟、親情最重という言葉を残します。

一方、豐莒 (ひょうきょ)は寧山寺に身を隠していましたが、母后の百里(ひゃくり)氏(ひゃくりし)から叱責されます。百里(ひゃくり)氏(ひゃくりし)は、丰兰息が封じられたことに不満を持ち、李甲賢を豐莒 (ひょうきょ)の側に配置し、自身は宮殿に戻って計画を進めることを決意します。豐莒 (ひょうきょ)は母后の野心を理解しており、父王からの評価も低いことを知っています。そのため、父王の丰兰息に対する敵意を煽るために、より奔放な行動をとることを決意します。

大東(たいとう)朝廷では、皇帝と太子景炎(けいえん)が密談しています。玄極令(げんきょくれい)の失踪は、六州の混乱を招くための策略でした。冀州が突然玄極令(げんきょくれい)の返還を発表すると、皇帝は六合宴を開催して祝うことを決定します。

豊萇 (ほうちょう)は、丰兰息がなかなか姿を現さないことに不満を持ち、永平(えいへい)君府を訪れて過去のことは気にしないように説得します。丰兰息は兄の心配に感謝し、贈り物をして兄弟の絆を深めます。

ある日、黒豊息(丰兰息)は白风夕を雍景城に誘い、花見に出かけます。偶然鳳棲梧(ほうせいご)に出会い、慌てて隠れます。人混みの中、二人は花畑を鑑賞し、黒豊息(こくほうしょく)は白风夕の肖像画を描きます。白风夕は足をくじいてしまい、黒豊息(こくほうしょく)は優しく背負って帰り、名残惜しそうに別れを告げます。

百里(ひゃくり)氏(ひゃくりし)が宮殿に戻ると、丰兰息は静かに様子を伺い、彼女のさらなる策略を暴こうとします。百里(ひゃくり)氏(ひゃくりし)は期待通り、宮殿に戻ってすぐに攻勢をかけ、地位を固めようとします。一方、丰兰息と白风夕の愛は、この一連の波乱の中で静かに育まれていきます。

第9話の感想

第9話は、物語が大きく動き出す重要な回でした。黒豊息(こくほうしょく)と白风夕の絆が深まる一方で、雍王と百里(ひゃくり)氏(ひゃくりし)の策略が明らかになり、今後の展開が気になります。

黒豊息(こくほうしょく)は、鳳栖梧の助けを得て窮地を脱し、雍王との対面を果たします。雍王は表面上は気遣うそぶりを見せますが、内心では丰兰息を疑っており、緊張感のあるシーンが続きます。

一方、百里氏は丰兰息への敵意を露わにし、宮殿に戻ってさらなる策略を企てます。豐莒 (ひょうきょ)も母后の野心を理解し、父王の丰兰息に対する敵意を煽るような行動をとります。

黒豊息(こくほうしょく)と白风夕の恋模様も描かれ、花見のシーンは特に印象的でした。しかし、二人の関係は周囲の策略に翻弄される可能性が高く、今後の展開が心配です。

つづく