覆流年 復讐の王妃と絶えざる愛 第10話 あらすじ/ネタバレ

穆澤(ぼく・たく)は高承賢(こう・しょうけん)を呼び寄せ、罪を免除する代わりに翊王(よくおう)のために働くよう求める。 高承賢(こう・しょうけん)は承諾し、翊王(よくおう)のために働くことを決意する。 しかし、穆澤(ぼく・たく)は高承賢(こう・しょうけん)が陸安然(りく・あんぜん)を陥れたことを理由に、懲罰として彼の腕を切断するよう命じる。 さらに、高承賢(こう・しょうけん)には陸家と慶(けい)王府の関係を理解し、誰に手を出すべきでないかを理解するように警告する。

儋州の騒動が収束した後も、高承賢(こう・しょうけん)が罪を免れたことに穆川(ぼく・せん)は納得できない。 彼は穆澤(ぼく・たく)がなぜ高承賢の罪を容認するのか理解できず、軍の腐敗の根深さを目の当たりにする。 穆澤(ぼく・たく)は高承賢を処罰することで腐敗を一掃する必要があると説明し、高承賢を生き延びさせた理由を明かす。

暴風雨により山道が崩落し、食糧を運ぶ隊が土砂崩れに巻き込まれる。 穆澤(ぼく・たく)は迅速な対応を指示し、高承賢に兵士を率いて二手に分かれて対応するよう命じる。 一つは山を固め、もう一つは救助活動を行う。 穆川(ぼく・せん)は高承賢の処罰は免れないとしながらも、憤りを感じてその場を去る。

陸安然(りく・あんぜん)は薬を持って穆川(ぼく・せん)を訪ね、薬を飲むように促す。 彼女は穆澤(ぼく・たく)が高承賢を釈放したことに賛同していないことを理解しているが、穆澤(ぼく・たく)が道を踏み外した場合には別々の道を歩むことになるだろうと警告する。 陸安然(りく・あんぜん)は是非を明確にするように訴え、穆川(ぼく・せん)に自分の心に従うように求める。

陸安然(りく・あんぜん)は獄中の柴広(さい・こう)を訪ね、彼の家族の安全と引き換えに高承賢が食糧を奪ったことの真実を明かすよう取引を持ち掛ける。 翌日、穆川(ぼく・せん)は九皇子の身分で民衆に高承賢の罪を告発し、高承賢を倒すまでは諦めないと誓う。 柴広(さい・こう)が釈放されると、彼は高承賢が食糧を奪うように命じたことを公に暴露する。 証拠を突きつけられた高承賢は否定できないが、穆澤(ぼく・たく)は証拠不十分として沈長青(しん・ちょうせい)に柴広(さい・こう)を処刑するよう命じる。 沈長青(しん・ちょうせい)は門戸を浄化するためだと主張し、高承賢を投獄する。 その後、被害を受けた住民が押し寄せ、高承賢の悪行を訴え、慶(けい)王に厳罰を求める。 穆澤(ぼく・たく)は圧力に屈し、高承賢を公開処刑する。

事後、穆川(ぼく・せん)は穆澤(ぼく・たく)に謝罪するが、穆澤(ぼく・たく)は責めることはなかった。 儋州の事件が解決した後、陸安然(りく・あんぜん)と穆川(ぼく・せん)は瀚京(かんけい)で再会することを約束する。 穆澤(ぼく・たく)は帰路で刺客に襲われ、翊王(よくおう)に関する証拠はすべて失われる。 昭烈は主を守るために命を落とし、穆澤(ぼく・たく)の翊王(よくおう)を倒すという決意はさらに強まる。

帰京後、穆澤(ぼく・たく)は儋州での出来事を報告し、秦野闊(しんやこう)の徹底的な調査を要求する。 しかし、皇帝は穆澤(ぼく・たく)に自力で調査するよう命じるだけで、深く追及することはなかった。 一方、穆川(ぼく・せん)は天下粮仓計画を提案し、皇帝から高く評価される。 彼は春闱を主催して人材を選抜するよう命じられる。 このことは翊王(よくおう)の怒りを買うことになるが、皇帝は穆川(ぼく・せん)を斉王に封じ、農事と水利を管掌することを公に宣言する。

下朝後、慶(けい)王は負傷した状態で皇帝に謁見し、襲撃事件の詳細を報告する。 皇帝は淡々と対応し、秦野闊(しんやこう)の件には干渉しないように警告する。 皇帝は慶(けい)王の真意を見抜き、名声を回復したいという気持ちの裏に別の思惑があることを指摘する。 穆澤(ぼく・たく)は皇帝の態度を理解し、自分の努力が無駄になるかもしれないと悟る。 蔡望津(さい・ぼうしん)は他人に操られることなく覇業を追求するよう勧める。 穆澤(ぼく・たく)は目覚め、慣習にとらわれず、自分の思うように生きることを決意する。

第10話の感想

第10話は、怒涛の展開と衝撃的なシーンが続く、非常にドラマチックな回だった。

高承賢の処罰をめぐる穆澤(ぼく・たく)と穆川(ぼく・せん)の対立、陸安然(りく・あんぜん)の穆川への忠告、柴広(さい・こう)の真実の暴露、高承賢の処刑など、見どころが満載だった。

特に印象に残ったのは、高承賢の処刑シーンだ。 彼は最後まで悪事を認めず、傲慢な態度を崩さなかった。 しかし、民衆の怒りは頂点に達しており、最終的には彼の罪が裁かれた。

このシーンは、権力者であっても罪を犯せば必ず罰を受けるというメッセージを強く伝えていた。

また、穆澤(ぼく・たく)が刺客に襲われたシーンも衝撃的だった。 翊王の暗躍が明らかになり、穆澤(ぼく・たく)の危機が迫っていることが示唆された。

つづく