覆流年 復讐の王妃と絶えざる愛 第17話 あらすじ/ネタバレ
蔡望津(さい・ぼうしん)の告白と自害
蔡望津(さい・ぼうしん)は穆澤(ぼく・たく)に、陸欣然(りく・きんぜん)が絶望のあまり、王妃の寝室で自害しようとしたことを翠翠から聞き、王妃を慰めるために内院に入ったことを告白した。彼は王妃との不倫を頑なに否定し、陸安然(りく・あんぜん)の策略に利用されたことを悔やみ、匕首で自害した。穆澤(ぼく・たく)は、翠翠が陸安然(りく・あんぜん)によって密かに連れ去られたことを知り、陸安然(りく・あんぜん)の行動はすべて陸家の保全のためであると悟った。
陸昀(りく·いん)の怒りと陸安然(りく・あんぜん)の決意
陸昀(りく·いん)は陸安然(りく・あんぜん)に激怒し、母親の葬儀を利用して家族の事業を安定させようとする彼女の利己的な態度を責めた。さらに、彼が衝撃を受けたのは、陸安然(りく・あんぜん)が精神を病んだ陸欣然(りく・きんぜん)を幽閉していたことだった。妹の訴えを聞いた陸昀(りく·いん)は、陸安然(りく・あんぜん)への信頼を失った。
冬青(とうせい) は陸昀(りく·いん)を蕭映(しょう·えい)の屋敷まで追いかけ、彼が軍に入隊することを決意したことを知った。陸安然(りく・あんぜん)は母親の霊前で、陸昀(りく·いん)を無事に軍から連れ戻し、蘇城(そじょう)に戻すことを誓った。その後、彼女は軍に赴いて陸昀(りくいん)を説得しようとしたが、冷たくあしらわれた。
穆川(ぼく・せん)の協力と陸昀(りくいん)の新たな任務
新兵の配置問題に直面した陸安然(りく・あんぜん)は、穆川(ぼく・せん)に助けを求めた。穆川(ぼく・せん)は、農民の移転によって河川の改良が遅滞していることに悩んでおり、陸安然(りく・あんぜん)は蕭映(しょう·えい)配下の新兵の協力を提案し、この機会に陸昀(りくいん)を救出したいと考えた。
穆川(ぼく・せん)は聖旨を持って軍営を訪れ、蕭映(しょう·えい)は皇命に従わざるを得ず、新兵を貸し出した。陸昀(りくいん)は穆川(ぼく・せん)のやり方を非難したが、穆川(ぼく・せん)は、国を守ることは一人だけでできることではなく、陸安然の行動も国と民のためであると説明した。彼は、陸安然が溢城や鯉城で民衆を救った功績を挙げ、現在の状況は彼女の置かれた立場によるものだと説得した。陸家の唯一の男子として、陸昀(りくいん)は家族の責任を負うべきだと。穆川(ぼく・せん)は、陸昀に堤防周辺の私宅の移転を任せた。陸昀は快諾した。
慶(けい)王の策略と陸安然の感謝
慶(けい)王は翊王(よくおう)が五石散で官吏を操っていることを知り、穆澤(ぼく・たく)は蕭映(しょう·えい)から穆川(ぼく・せん)が兵を借りたことを知った。目的を達成するため、穆澤(ぼく・たく)は翊王(よくおう)の薬の隠し場所を移転の対象地域に含め、陸昀を早く呼び戻そうとした。
陸安然は陸昀が救出されたことを知り、穆川(ぼく・せん)に感謝すると同時に、彼の政治への介入を謝罪した。穆川(ぼく・せん)は、朝政の争いは好まないが、陸安然が大切にしている人は自分にとっても大切な人だと答えた。
陸欣然(りく・きんぜん)の暴走と穆川の願い
陸欣然(りく・きんぜん)は錯乱状態となり、母親の位牌を破壊した。陸軽舟(けいしゅう)は心を痛めた。穆川は陸安然と一緒に位牌を寺院に安置し、冬青(とうせい) は陸安然に穆川を頼り、一人で戦わないように忠告した。穆川は寺院に祈願の木を植え、愛する人の幸せと健康を願った。陸安然は、前世で見た祈願の木が実は穆川が自分のために植えたものだったことを知った。
穆澤(ぼく・たく)の脅迫と陸安然の決意
祈願の帰り道、穆澤(ぼく・たく)と偶然出会い、彼は陸家に対して皮肉を言い、陸昀の安全が危ういことをほのめかした。夜、陸昀が危険に遭う夢を見た陸安然は目を覚まし、陸昀が移転問題で翊王(よくおう)の手下と衝突し、蕭映(しょう·えい)に軍営に連れ戻されたことを知った。彼女は急いで慶(けい)王府を訪れたが、会うことができず、一夜を明かした。翌日、穆澤(ぼく・たく)は陸安然と偶然出会い、以前の関係に戻りたいと直言し、陸安然は側室になるしかないと言った。
穆川は陸昀のために情状酌量を求めたが、穆澤(ぼく・たく)は拒否し、翊王(よくおう)は陸昀が軍営を離れたら殺すとまで言った。穆川は穆澤(ぼく・たく)に陸昀の安全を守るように懇願したが、穆澤(ぼく・たく)には別の思惑があった。陸安然は穆澤(ぼく・たく)に、絶対に側室にはならないと断言した。
第17話の感想
第17話は、衝撃の展開が続く回でした。蔡望津(さい・ぼうしん)の自害、陸昀の陸安然への怒り、穆川の陸安然への協力など、見どころ満載でした。
特に印象的だったのは、蔡望津(さい・ぼうしん)の自害です。彼は陸安然を愛していましたが、陸家の策略に利用されたことを悔やみ、自害を選びました。彼の死は、陸安然の策略の恐ろしさを改めて感じさせました。
また、陸昀の陸安然への怒りも印象的でした。彼は陸安然が母親の葬儀を利用して家族の事業を安定させようとしていることを知り、失望しました。陸昀の怒りは、陸安然が家族を第一に考えていないことを示しています。
一方、穆川は陸安然に協力し、陸昀を救出しました。彼は陸安然を愛しており、彼女の幸せを願っています。穆川の行動は、彼が陸安然を本当に大切にしていることを示しています。
つづく